よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-5-4○最適使用推進ガイドラインについて (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00173.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第536回 1/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

また、生体内での本品の生着及び増殖を促進することを目的として、本品投与の 5 日前か
ら 3 日間連続で前処置として以下の LD 化学療法を行うこととされた。なお、本品製造期間
中(試験への登録から LD 化学療法前まで)の患者の病状を安定させるための化学療法(ブ
リッジング化学療法)を行うことは許容されていなかった(ただし、副腎皮質ステロイドに
ついては、プレドニゾロン換算で 5 mg/day 以上の投与が本品の投与前 5 日間を除き許容さ
れていた)。
(1) 前処置の化学療法(LD 化学療法)
本品投与前の前処置としてリンパ球数が 100/μL 以上であることを確認して以下の化学療
法剤が用いられた。また、リンパ球数が 100/μL 未満の場合は、臨床試験のメディカルモニ
ターに実施可否を確認の上、LD 化学療法を実施することとされた。なお、LD 化学療法完
了から本品投与までの間隔は 2 日間とされ、本品の投与が延期された場合は延期が 2 週間
以内であれば化学療法の再実施は不要とされた。
シクロホスファミド(無水物として)(500 mg/m2 を 1 日 1 回、計 3 日点滴静注)、及
びフルダラビンリン酸エステル(30 mg/m2 を 1 日 1 回、計 3 日点滴静注)
(2) J201 試験の臨床成績
主要評価項目とされた International Working Group 2007 基準(J Clin Oncol 2007; 25: 57986)に基づく治験責任医師評価による奏効率(CR 又は PR が達成された患者の割合)の第
1 段階の解析3)の結果は表 7 のとおりであった。
表 7 奏効率の第 1 段階の解析の結果(治験責任医師判定、2019 年 7 月 15 日データカットオフ)
例数(%)
10 例
3(30.0)
CR
PR
6(60.0)
SD
1(10.0)
0
PD
奏効(CR+PR)
9
(90.0[55.5, 99.7])
(奏効率[95%CI*](%))
*:Clopper-Person法

また、追加解析の結果は表 8 のとおりであった。

3)

本品の投与順に最初の 10 例を対象として実施された。10 例中 6 例以上で奏効が認められた場合には本
品を有効と判断されることとされた。

9