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総-5-4○最適使用推進ガイドラインについて (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00173.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第536回 1/18)《厚生労働省》 |
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重症度分類*1
対処法
トシリズマブ*2
副腎皮質ステロイド
鎮静作用のない抗痙攣薬(例:レベチラセタム)の投与*3 を考慮
改善しない場合、メチルプレドニゾロン 1000 mg 1 日 3 回静脈内投与、又は別の治
療*4 を検討する。
*1:有害事象共通用語規準(Common Terminology Criteria for Adverse Events: CTCAE)に基づく。
*2:トシリズマブの投与にあたっては、トシリズマブの添付文書、適正使用ガイド、製造販売業者が提
供する最新の CRS 管理アルゴリズム及び市販後の副作用情報報告等を熟読すること。
*3:ZUMA-1 試験及び ZUMA-7 試験では痙攣予防として主にレベチラセタムが使用された。
*4:免疫グロブリン静注療法、抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン等(これらに限定せず)の治療の
開始を考慮すること。
感染症があらわれることがあるので、本品の投与にあたっては、徴候又は症状の
観察を十分に行うこと。また、ヘルペス脳炎(HHV-6脳炎含む)及び進行性多巣
性白質脳症(PML)が報告されていることから、神経症状があらわれた場合は鑑
別のための適切な検査(脳脊髄液検査やMRIによる画像診断等)を行うこと。な
お、本品の投与前に活動性の感染症が認められた場合は、感染症の治療を優先し、
患者の状態が安定した後、本品を投与すること。
低ガンマグロブリン血症があらわれることがある。患者の状態を十分に観察し、
異常が認められた場合は、適切な処置(免疫グロブリン補充療法を定期的に行う
等)を行うとともに、感染症の徴候等に対する観察を十分に行うこと。
本品投与後数週間以上にわたり、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血等
の血球減少が報告されているので、本品の投与にあたっては、定期的に血液検査
を行い、患者の状態を十分に観察すること。
B型肝炎又はC型肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者において、肝炎ウイ
ルスが再活性化される可能性がある。HIV感染者においてはウイルスが増加する
可能性がある。白血球アフェレーシスを実施する前に肝炎ウイルス感染、HIV感
染の有無を確認すること。肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者に本品を
投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うな
ど、肝炎ウイルスの再活性化や増加による悪化の徴候又は症状に注意すること。
腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、本品の投与にあたっては、血清中
電解質濃度の測定及び腎機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。
意識変容、意識低下、協調運動障害等があらわれることがあるので、本品投与後
の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する
こと。
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対処法
トシリズマブ*2
副腎皮質ステロイド
鎮静作用のない抗痙攣薬(例:レベチラセタム)の投与*3 を考慮
改善しない場合、メチルプレドニゾロン 1000 mg 1 日 3 回静脈内投与、又は別の治
療*4 を検討する。
*1:有害事象共通用語規準(Common Terminology Criteria for Adverse Events: CTCAE)に基づく。
*2:トシリズマブの投与にあたっては、トシリズマブの添付文書、適正使用ガイド、製造販売業者が提
供する最新の CRS 管理アルゴリズム及び市販後の副作用情報報告等を熟読すること。
*3:ZUMA-1 試験及び ZUMA-7 試験では痙攣予防として主にレベチラセタムが使用された。
*4:免疫グロブリン静注療法、抗ヒト胸腺細胞ウサギ免疫グロブリン等(これらに限定せず)の治療の
開始を考慮すること。
感染症があらわれることがあるので、本品の投与にあたっては、徴候又は症状の
観察を十分に行うこと。また、ヘルペス脳炎(HHV-6脳炎含む)及び進行性多巣
性白質脳症(PML)が報告されていることから、神経症状があらわれた場合は鑑
別のための適切な検査(脳脊髄液検査やMRIによる画像診断等)を行うこと。な
お、本品の投与前に活動性の感染症が認められた場合は、感染症の治療を優先し、
患者の状態が安定した後、本品を投与すること。
低ガンマグロブリン血症があらわれることがある。患者の状態を十分に観察し、
異常が認められた場合は、適切な処置(免疫グロブリン補充療法を定期的に行う
等)を行うとともに、感染症の徴候等に対する観察を十分に行うこと。
本品投与後数週間以上にわたり、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血等
の血球減少が報告されているので、本品の投与にあたっては、定期的に血液検査
を行い、患者の状態を十分に観察すること。
B型肝炎又はC型肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者において、肝炎ウイ
ルスが再活性化される可能性がある。HIV感染者においてはウイルスが増加する
可能性がある。白血球アフェレーシスを実施する前に肝炎ウイルス感染、HIV感
染の有無を確認すること。肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者に本品を
投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うな
ど、肝炎ウイルスの再活性化や増加による悪化の徴候又は症状に注意すること。
腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、本品の投与にあたっては、血清中
電解質濃度の測定及び腎機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。
意識変容、意識低下、協調運動障害等があらわれることがあるので、本品投与後
の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する
こと。
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