よむ、つかう、まなぶ。
【参考資料6】検討を要する福祉用具について (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
検討の視点
【有効性】
○実証データを示している。
・対象 ・方法
・指標 ・結果
・結果に基づいた提案と
なっている。
※機能訓練の効果について
は、心身機能に関する効果
のみではなく、活動や参加
に資するものを示している
こと。
提案の概要
構成員の意見
■学会発表
【対象者】
・在宅あるいは入所高齢者 10名
・A群:平均年齢80.1歳(男性5名・女性5名)
B群:平均55.7歳(女性3名)…健常成人
・嚥下機能訓練が舌圧変化に及ぼす影響
○入所高齢者ではなく、在宅高齢者で、アウトカムとしては、
舌圧では嚥下機能を評価できない。
【調査方法】
・朝夕1日2回、1回1~2分、飲量30ml
・舌圧測定:A群 1週間間隔で測定
B群 1~2週間間隔で測定
○嚥下訓練によって舌圧が増大したことはわかるが、福祉用
具としては、生活場面での食事摂取ほかADLあるいはそれ
を通じたQOLの改善につながった結果が必要ではないか。
○学会発表は嚥下訓練の評価であり、機器の評価とはいえな
い。
【測定・分析】
・舌圧(JMS舌絶圧測定器)
・計測期間 第1クール(開始~4回目)、第2クール(5~8
回目)、第3クール(9~12回目)
・各クール間、被検者群間 2元配置分散分析およびt検定
(有意水準5%以下を統計的有意差あり)
【結果】
①計測期間を通じて、A群の舌圧(平均16.8~22.5kPa)は、
B群(平均29.2~34.9kPa)に比べて有意に低かった
②A群は、第1、第2、第3クールへと嚥下訓練回数の増加
とともに、舌圧は各クール間で有意に増大した
【考察】
高齢者に対する嚥下機能訓練による嚥下訓練は、口腔機能の
低下を防止し、嚥下機能の向上・改善に有効であることが示
された
【利用の安全性】
○ 利用が危険と考えられる ○適合が困難な者
心身の状況が示されている。 ・ALSやパーキンソン病、重度の麻痺のある人、看取りの段
階に入った人等は使用が困難
○使用上のリスクが示さ
れ、対応している。
○訓練用具としての効果であり、自立促進又は介助者の負担
軽減を目的とした検証結果とはいえない。
○適応が困難なものに「重度の麻痺」とあるが、重度の程度
や看取りの段階の定義を明確にして示す必要がある。
○リスクアセスメント
・1回に舌を上顎にニップルを押しつけて飲む量が、小さな
スプーン1杯(約2cc弱)である
※強度:引きちぎりテスト
10
【有効性】
○実証データを示している。
・対象 ・方法
・指標 ・結果
・結果に基づいた提案と
なっている。
※機能訓練の効果について
は、心身機能に関する効果
のみではなく、活動や参加
に資するものを示している
こと。
提案の概要
構成員の意見
■学会発表
【対象者】
・在宅あるいは入所高齢者 10名
・A群:平均年齢80.1歳(男性5名・女性5名)
B群:平均55.7歳(女性3名)…健常成人
・嚥下機能訓練が舌圧変化に及ぼす影響
○入所高齢者ではなく、在宅高齢者で、アウトカムとしては、
舌圧では嚥下機能を評価できない。
【調査方法】
・朝夕1日2回、1回1~2分、飲量30ml
・舌圧測定:A群 1週間間隔で測定
B群 1~2週間間隔で測定
○嚥下訓練によって舌圧が増大したことはわかるが、福祉用
具としては、生活場面での食事摂取ほかADLあるいはそれ
を通じたQOLの改善につながった結果が必要ではないか。
○学会発表は嚥下訓練の評価であり、機器の評価とはいえな
い。
【測定・分析】
・舌圧(JMS舌絶圧測定器)
・計測期間 第1クール(開始~4回目)、第2クール(5~8
回目)、第3クール(9~12回目)
・各クール間、被検者群間 2元配置分散分析およびt検定
(有意水準5%以下を統計的有意差あり)
【結果】
①計測期間を通じて、A群の舌圧(平均16.8~22.5kPa)は、
B群(平均29.2~34.9kPa)に比べて有意に低かった
②A群は、第1、第2、第3クールへと嚥下訓練回数の増加
とともに、舌圧は各クール間で有意に増大した
【考察】
高齢者に対する嚥下機能訓練による嚥下訓練は、口腔機能の
低下を防止し、嚥下機能の向上・改善に有効であることが示
された
【利用の安全性】
○ 利用が危険と考えられる ○適合が困難な者
心身の状況が示されている。 ・ALSやパーキンソン病、重度の麻痺のある人、看取りの段
階に入った人等は使用が困難
○使用上のリスクが示さ
れ、対応している。
○訓練用具としての効果であり、自立促進又は介助者の負担
軽減を目的とした検証結果とはいえない。
○適応が困難なものに「重度の麻痺」とあるが、重度の程度
や看取りの段階の定義を明確にして示す必要がある。
○リスクアセスメント
・1回に舌を上顎にニップルを押しつけて飲む量が、小さな
スプーン1杯(約2cc弱)である
※強度:引きちぎりテスト
10