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【参考資料6】検討を要する福祉用具について (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》 |
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Ⅱ.総合的評価
※保険適用の合理性の観点を踏まえた要件1から要件7までの総合的な評価。
委員の意見
(保険適用の合理性の考え方:一般国民との公平性や経済性、有効性、保険給付への影響等の観点から、以下の視点を基に総合的に勘案する。)
①日常生活における機能として欠かせない。②日常生活に不可欠な機能に無関係な機能を伴わない。③他のサービスや製品等の代替が原則困難である。
④一般的に低価格なものではないもの。⑤複合機能がある場合は、本来の機能と一体不可分(補完的役割)であり、日常生活における機能として欠かせない。
○浴槽入浴の代替手段として、入浴機会の確保や増加、浴槽へのまたぎや立ち座り動作の際のリスク低減・介助負担軽減につながることが見込まれることから、簡易浴槽
の定義に位置付けて「入浴用いすの形状を含む」とするのが妥当ではないか。
○効果検証の対象者数は少ないものの、利用対象者は明確に示され、本人及び介護者ともに一定の効果が認められる事例を示すことができた。
○現在「通所系サービス(在宅含む)入浴のあり方」が検討されており、「在宅でもお風呂に入る」事を目指している流れの中で、本機器が保険給付対象とするに足るも
のであることを明確に示す必要がある。
○便利な機能であるが故に普及している入浴用いすからシャワーアーム付きの入浴用いすへの移行が顕著となる可能性が高く、この点について浴槽入浴が可能な方が安易
にシャワー浴を選択してしまう付加機能とならないよう、対象者を明確にする必要がある。
○現状のアンケート調査では、件数、内容について不十分であり、有効性・安全性については定量的な検証を行う必要がある。
○在宅での使用前、使用後の比較、あるいは使用者と非使用者の比較による定量的なデータが必要。介護負担の軽減および利用者の活動量の増加を、統計学的に示す必要
がある。
〇こうした「浴槽入浴を代替する」目的で使用される「簡易浴槽」の区分に「入浴用いすの形状を含む」として整理する提案がなされている以上、当該機器に求められる
「有効性・安全性」において、有効性については、「浴槽入浴を代替する効果」について示される必要がある。このため、現時点での「入浴動作の負担軽減効果」及び
「介護負担の軽減効果」データでは十分ではないものと考えられる。
○シャワーチェアにシャワーが取り付けられている構造なので、高齢者が強く握ったり、寄りかかったりすることのないよう、使用上の注意喚起が必要。
1
有効性・安全性
2
一般用品
3
医療機器
4
在宅で使用
5
補装具
6
利用促進
7
工事を伴う
△
○
○
○
○
○
○
○前回の評価(利用対象者像に対して、軽減された具体的な介助行為の内容やその程度の提示の必要性)について、追加で提出されたデータは一定程度整理されてお
り、居宅における入浴支援に資するものであると評価された。しかし、今回行われたアンケート調査はユーザーの主観的内容を聞き取ったものであり、「客観的測
定法」として、指標を用いた質問紙等を活用した量的データを分析し、結果を示す必要がある。
○また、簡易浴槽としての有効性・安全性(入浴の代替効果等)を示すためには、今回整理した対象別に、効果に関する定量的な数値の変化等を客観的に示す検証が
必要である。
評価検討会結果
□
可
(
□新規種目・種類
□拡充・変更
)
■
評価検討の継続(再)
□
否
46
※保険適用の合理性の観点を踏まえた要件1から要件7までの総合的な評価。
委員の意見
(保険適用の合理性の考え方:一般国民との公平性や経済性、有効性、保険給付への影響等の観点から、以下の視点を基に総合的に勘案する。)
①日常生活における機能として欠かせない。②日常生活に不可欠な機能に無関係な機能を伴わない。③他のサービスや製品等の代替が原則困難である。
④一般的に低価格なものではないもの。⑤複合機能がある場合は、本来の機能と一体不可分(補完的役割)であり、日常生活における機能として欠かせない。
○浴槽入浴の代替手段として、入浴機会の確保や増加、浴槽へのまたぎや立ち座り動作の際のリスク低減・介助負担軽減につながることが見込まれることから、簡易浴槽
の定義に位置付けて「入浴用いすの形状を含む」とするのが妥当ではないか。
○効果検証の対象者数は少ないものの、利用対象者は明確に示され、本人及び介護者ともに一定の効果が認められる事例を示すことができた。
○現在「通所系サービス(在宅含む)入浴のあり方」が検討されており、「在宅でもお風呂に入る」事を目指している流れの中で、本機器が保険給付対象とするに足るも
のであることを明確に示す必要がある。
○便利な機能であるが故に普及している入浴用いすからシャワーアーム付きの入浴用いすへの移行が顕著となる可能性が高く、この点について浴槽入浴が可能な方が安易
にシャワー浴を選択してしまう付加機能とならないよう、対象者を明確にする必要がある。
○現状のアンケート調査では、件数、内容について不十分であり、有効性・安全性については定量的な検証を行う必要がある。
○在宅での使用前、使用後の比較、あるいは使用者と非使用者の比較による定量的なデータが必要。介護負担の軽減および利用者の活動量の増加を、統計学的に示す必要
がある。
〇こうした「浴槽入浴を代替する」目的で使用される「簡易浴槽」の区分に「入浴用いすの形状を含む」として整理する提案がなされている以上、当該機器に求められる
「有効性・安全性」において、有効性については、「浴槽入浴を代替する効果」について示される必要がある。このため、現時点での「入浴動作の負担軽減効果」及び
「介護負担の軽減効果」データでは十分ではないものと考えられる。
○シャワーチェアにシャワーが取り付けられている構造なので、高齢者が強く握ったり、寄りかかったりすることのないよう、使用上の注意喚起が必要。
1
有効性・安全性
2
一般用品
3
医療機器
4
在宅で使用
5
補装具
6
利用促進
7
工事を伴う
△
○
○
○
○
○
○
○前回の評価(利用対象者像に対して、軽減された具体的な介助行為の内容やその程度の提示の必要性)について、追加で提出されたデータは一定程度整理されてお
り、居宅における入浴支援に資するものであると評価された。しかし、今回行われたアンケート調査はユーザーの主観的内容を聞き取ったものであり、「客観的測
定法」として、指標を用いた質問紙等を活用した量的データを分析し、結果を示す必要がある。
○また、簡易浴槽としての有効性・安全性(入浴の代替効果等)を示すためには、今回整理した対象別に、効果に関する定量的な数値の変化等を客観的に示す検証が
必要である。
評価検討会結果
□
可
(
□新規種目・種類
□拡充・変更
)
■
評価検討の継続(再)
□
否
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