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参考資料3 がん診療連携拠点病院等の指定について(第 22 回がん診療連携 拠点病院等の指定に関する検討会資料1) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33825.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第23回 6/26)《厚生労働省》
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福井県のがん診療連携拠点病院整備について

参考:都道府県
作成資料

(1)がん診療連携拠点病院の整備に関する本県の基本的考え方
・全国でもトップクラスの健康長寿県
・昭和55年以降、死因の第1位ががんであり、死因の約3割を占めている。
・がん医療提供体制の一層の充実を図り、県内どこでも質の高いがん医療を受けることができるよう、2つの都道府県拠点病院が県全体を牽引す
る、ダブルトップ体制を整備し、その他の二次医療圏には地域がん拠点病院をそれぞれ1か所ずつ整備する。
・今回、嶺南医療圏においては、既指定病院より診療実績の高い病院を新規に指定することにより一層のがん診療の発展が見込まれる。

(2)福井・坂井医療圏

県がん診療連携拠点病院2か所指定(福井県立病院、福井大学医学部附属病院)

●担当地域と医療機能の分担による、限られた医療資源の効果的な発展
・福井県立病院は主に福井市、福井大学医学部附属病院は主に坂井市、あわら市、永平寺町のがん医療を担当している。
・福井県立病院はがん医療センターや陽子線施設による高度ながん医療の提供やがん登録の推進および各地域がん診療連携拠点病院
間の連携および地域のがん診療を行う医療機関との連携体制の構築等において中核的役割を果たしている。
・福井大学医学部附属病院は特定機能病院として高度先端医療の提供および大学病院として専門医の育成や嶺南医療圏を含めた県内全域の
他病院への医師派遣など県内全域におけるがん医療の人材育成・提供機能を有している。
・両病院とも、がんゲノム医療連携病院および小児がん連携病院の指定を受け、県内のがんゲノムおよび小児がん医療を集約し、提供している。

(3)奥越医療圏、丹南医療圏

地域がん診療連携拠点病院

各1か所指定 (奥越:福井県済生会病院,丹南:福井赤十字病院)

●空白の医療圏からのがん患者流入の実態を考慮した指定による受療機会の均てん化
・両医療圏には、地域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院の指定要件を満たす病院がなく、将来的にも整備される見込みがない。
・各医療圏から地理的に近く、各医療圏のがん患者を多く受け入れている病院を地域がん診療連携拠点病院として指定している。
福井県済生会病院 奥越医療圏に居住するがん患者の診療実績の割合 40%
福井赤十字病院
丹南医療圏に居住するがん患者の診療実績の割合 36%
・福井県済生会病院は、最新の放射線治療機器であるトモセラピーを導入し高度な医療を行うとともに、ハローワークと連携したがん患
者の就労支援やがん哲学外来、多職種と相談できるメディカルカフェの開設等を行うなど、がん患者の支援に力を入れている。
・福井赤十字病院は、最新の放射線治療機器であるVero4DRTの導入し、高度な医療を行うとともに、県の地域連携クリティカルパスの整
備、令和元年度から小児がん連携病院としての指定を受け、地域の医療機関との病診連携体制の構築において中心的な役割を担ってい
る。

(4)嶺南医療圏

地域がん診療連携拠点病院

1か所指定

●医療機関との連携による医療体制の充実
・東西に長い地形に加え、交通の便が悪く、他医療圏への患者の流出が少ないため、当医療圏内での拠点整備の必要性が高い。
・市立敦賀病院は、医療圏に居住するがん患者の診療割合が45%と高く、医療圏におけるがん診療において大きな役割を果たしている。
・福井県立病院と連携した陽子線治療外来の設置。
・福井大学医学部附属病院からの多くの人的資源および人材交流による連携強化によって医療従事者の充実が見込まれる。

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