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2013年02月21日(木)
[診療報酬] 内視鏡で胃炎の確定診断された患者もピロリ菌検査の対象に
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厚生労働省は2月21日に、「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」の一部改正に関する通知を発出した。
胃がん等の原因とされるヘリコバクター・ピロリ(いわゆるピロリ菌)に感染しているか否かの検査、および治療については、保険適用となる(1)患者(2)検査方法(3)治療方法―が限定されている。
今般、(1)の対象患者の一部拡大などが認められたため、この通知で周知しているものだ。
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2013年02月19日(火)
[審査支払] 電子レセプト請求、件数全体の91.8% 支払基金
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- 平成25年1月受付分の電子レセプトの割合 件数で91.8%、機関数で74.4%(2/19)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
件数91.8%の内訳は、医科95.4%、歯科53.4%、調剤99.9%であった(p1~p2参照)。また、機関数74.4%の内訳は、医科84.9%、歯科44.4%、調剤94.7%となっている(p1参照)(p3参照)。
支払基金は、引続き電子レセプト請求のための基盤整備や審査支援機能の拡充等に取組むと・・・
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2013年02月19日(火)
[診療報酬] 要介護者の医療保険給付、法令で定められた場合のみ算定可
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厚生労働省は2月19日に、「医療保険と介護保険の給付調整の周知等」に関する通知を発出した。
要介護認定された高齢者が、介護保険のサービスと医療保険のサービスを受ける場合には、「診療報酬を算定できる場合」が具体的に定められている。これは、医療と介護には少なからず重複する内容があるため、診療報酬と介護報酬の両方を算定できるとしたのでは「重複」となってしまうからだ。
この点について会計検査院は「重複が・・・
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2013年02月15日(金)
[医療保険] 26年度改定では、医療費全体のマイナス改定を目指す 健保連
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健康保険組合連合会は2月15日に、平成25年度の事業計画を発表した。
経済環境が確実な好転状況にない中で、高齢化の進展等による医療費増加が続いている。こうした状況を受け、主に大企業の従業員が加入する健康保険組合の財政状況も逼迫が長期化している。たとえば、平成20~24年度の5年間の累積赤字は健保組合全体で2兆1000億円を超えており、保険料率を引上げる組合は増加の一途をたどっている(p1参照)。
こうした・・・
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2013年02月14日(木)
[規制改革] 保険外併用療養の拡大等、重点規制改革課題の具体例にあがる
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内閣府は2月14日に、規制改革会議を開催した。
この日は、安倍首相が日本経済再生本部において指示した3つの規制改革重点分野(健康・医療、エネルギー・環境、雇用)について、それぞれワーキンググループを設置して検討を進めること(p1参照)や、それぞれの分野の課題など(p2~p18参照)を整理した。
健康・医療分野について見てみよう。
この点、内閣府当局は、規制改革の視点として「健康の増進・医療の充実」・・・
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2013年01月28日(月)
[審査支払] 突合点検6.3万件、縦覧点検2.9万件、11月分審査状況
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- 平成24年11月審査分の突合・縦覧点検における審査状況(1/28)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金は、レセプトの電子化が進んだことに伴い、24年3月分より従前の単月点検に加え、突合点検、縦覧点検を開始している。これにより適正かつ厳正な審査が行われることが見込まれている。
24年11月の審査状況を見ると、突合点検は査定件数6.3万件(医科6.2万件、歯科0.0万件)、査定点数2079万点(医科2075万点、・・・
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2013年01月28日(月)
[審査支払] 平成24年11月査定分のコンピュータチェック効果、全体の56.0%
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- 平成24年11月審査分の医科電子レセプトコンピュータチェック効果について(1/28)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金では審査の充実のため、レセプト電子化の進展に伴い、電子レセプトに対するコンピュータチェックの範囲を順次拡大している。
24年11月審査分の医科電子レセプトにおける「請求1万点当たりの原審査査定点数」は24.4点で、前年同月比で0.1ポイント減となっている。このうちコンピュータチェッ・・・
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2013年01月24日(木)
[医療保険] 北海道の暴風雪被災者に係るレセ、通常レセと別個請求を
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厚生労働省は1月24日に、「暴風雪被害に係る診療報酬等の請求の取扱い」に関する事務連絡を行った。
24年11月末に暴風雪に見舞われた北海道地方において、被保険者証等を携行しなかった避難者等に対し、特例的に被保険者の提示がなくとも、医療機関で保険診療を提供する特例措置(氏名や住所等の申告で、3割負担とする)がとられた。
これを受け、今回の事務連絡では、医療機関が支払基金や国保連に診療報酬を請求する際の留・・・
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2013年01月23日(水)
[医療扶助] 医療扶助への一部負担導入は見送りか
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厚生労働省は1月23日に、社会保障審議会の「生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」を開催した。
生活保護費の高騰や、不適切な医療扶助受給(重複受診など)に対応するため、医療扶助にも一定の自己負担(一部負担)を導入すべきか否かが議論となっている。厚労省は、報告書案の中で一部負担導入について「賛否両論がある」とする、いわゆる両論併記を行っていた。
しかし、この書きぶりには反発も強かったため、・・・
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2013年01月22日(火)
[診療報酬] サンプリングデータセット、現時点では倫理審査等は必要
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厚生労働省は1月22日に、「レセプト情報等の提供に関する事前説明会(平成25年1月17日開催)でいただいたご質問に対する回答」を公表した。
この説明会は、レセプトデータや特定健診データについて、研究目的での提供を希望する研究者のためのもので、参加しなければデータ提供を受けることができない。
質問では、(1)レセプトデータの正規化、データテーブル作成時、およびデータ分析時に作成するSQLのクエリ文や分析ロジ・・・
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2013年01月21日(月)
[審査支払] 電子レセプト請求、件数全体の91.8%に 支払基金
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- 平成24年12月受付分の電子レセプトの割合 件数で91.8%、機関数で74.1%(1/21)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
件数91.8%の内訳は、医科95.3%、歯科52.9%、調剤99.9%であった(p1参照)。また、機関数74.1%の内訳は、医科84.8%、歯科44.0%、調剤94.6%となっている(p1参照)。
支払基金としては、引続き電子レセプト請求のための基盤整備や審査支援機能の拡充等に取組むとしている&・・・
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2013年01月21日(月)
[特定健診] 特定健診等実施者、アルコールに関する専門知識も必要
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- 健診・保健指導の在り方に関する検討会(第7回 1/21)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
(1)に関しては、厚労省当局から「プログラム改訂案」が提示された(p3~p138参照)。
改訂部分を見てみると、(i)健診等実施者はアルコールについての専門知識を持つ必要がある(p16参照)(p94~p96参照)・・・
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2013年01月17日(木)
[診療報酬] 現在、レセデータは約50億件、特定健診等データは約6600万件
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厚生労働省は1月17日に、「レセプト情報等の提供に関する事前説明会」を開催した。レセプトデータや特定健診データについて、研究目的での提供を希望する研究者は、この説明会に参加しなければデータ提供を受けることができない。
説明会では、(1)レセプト情報・特定健診等情報の提供に関する基礎事項(2)レセプト情報等データ構造(p69~p97参照)(3)NDB(National Database)利用の実際―について厚労省当局等から説明・・・
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2013年01月16日(水)
[診療報酬] 25年度からレセプト情報提供を本格運用、手数料や罰則の整備を
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厚生労働省は1月16日に、「レセプト情報・特定健診等情報データの第三者提供の在り方に関する報告書」を公表した。
報告書は、(1)現在の運用に至るまでの経緯(p2~p11参照)(2)平成25年度以降の運用について(提言)(p12~p19参照)―の2本柱で構成されている。
研究目的のレセプト情報提供等は、23・24年度に試行が行われ、25年度から本格運用が始まる。そこで、(2)の25年度以降の運用に向けた提言に注目すると・・・
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2013年01月16日(水)
[医療扶助] 医療扶助の長期受給者等には、他医療機関の検診受診義務を
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厚生労働省は1月16日に、社会保障審議会の「生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」を開催し、報告書を取りまとめた。
長引く不況等を背景に、生活保護受給者が増加し、我が国の財政を圧迫するとともに、国力の減退を招いている。このため、特別部会では、生活困窮者対策と生活保護制度見直しに向けて総合的な取組みを議論してきた。
報告書では、(1)経済社会の新しい条件に見合った生活支援の仕組みの導入(2)・・・
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2013年01月11日(金)
[病床機能] 病床機能報告制度、根本部分で委員の見解異なり、議論前進せず
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厚生労働省は1月11日に、「病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会」を開催した。
この日は、「医療機能ごとの報告事項」と「病床機能情報の提供」について議論する予定であったが、より根本的なテーマが議論の中心となった。
厚労省当局からは、「医療機能ごとの報告事項」に関して、(1)医療現場の混乱が少なく、追加的な負担が生じないような仕組みとするために、どのような報告内容や報告方法が適・・・
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2012年12月25日(火)
[審査支払] 支払基金の審査手数料を81.70円に減額、付加手数料は据置き
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- 平成25年度におけるレセプトの平均手数料を1.80円引き下げ、81.70円/件に(12/25)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金が行うレセプト審査業務などの事務費は、保険者から支払われる手数料によって賄われている(保険者が、支払基金に審査支払を委託しているため)。支払基金と保険者の間では、手数料について毎年度交渉し決定している。25年度は、「人件費および物件費の両面にわたる総コストの・・・
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2012年12月20日(木)
[審査支払] 電子レセプト請求、件数全体の91.6%に 支払基金
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- 平成24年11月受付分の電子レセプトの割合 件数で91.6%、機関数で73.9%(12/20)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
件数91.6%の内訳は、医科95.3%、歯科52.2%、調剤99.9%であった(p1参照)(p2参照)。また、機関数73.9%の内訳は、医科84.7%、歯科43.4%、調剤94.6%となっている(p1参照)(p3参照)。
支払基金としては、引続き電子レセプト請求のための基盤整備や審査支援機・・・
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2012年12月18日(火)
[審査支払] 平成24年10月査定分のコンピュータチェック効果、全体の55.7%
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- 平成24年10月審査分の医科電子レセプトコンピュータチェック効果について(12/18)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金では審査の充実のため、レセプト電子化の進展に伴い、電子レセプトに対するコンピュータチェックの範囲を順次拡大している。
24年10月審査分の医科電子レセプトにおける「請求1万点当たりの原審査査定点数」は24.5点で、前年同月比で1.1ポイント増となっている。このうちコンピュータチェッ・・・
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2012年12月18日(火)
[審査支払] 突合点検5.3万件、縦覧点検2.7万件、10月分審査状況
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- 平成24年10月審査分の突合・縦覧点検における審査状況(12/18)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金は、レセプトの電子化が進んだことに伴い、24年3月分より従前の単月点検に加え、突合点検、縦覧点検を開始している。これにより適正かつ厳正な審査が行われることが見込まれている。
24年10月の審査状況を見ると、突合点検は査定件数5.3万件(医科5.3万件、歯科0.0万件)、査定点数1858万点(医科1853万点、・・・
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2012年12月18日(火)
[審査支払] 電子レセ拡大により、コンピュータチェックや突合点検等が推進
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- 「支払基金サービス向上計画」の第2次フォローアップ(平成24年度)(12/18)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金は、審査・支払業務について医療保険者から委託を受けている。平成23年1月に、クライアントである「医療保険者」へのサービス向上に向けた計画を策定。そこでは、(1)コンピュータチェックの充実(2)突合点検・縦覧点検の実施(3)レセプト点検を実施する保険者の事務処理負担の軽減―な・・・
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2012年12月18日(火)
[審査支払] 24年度改定、有床診に手厚く、無床診に厳しい内容 支払基金
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- 電子レセプトからみた医療費の動向について<平成24年7月~8月診療分 医科>(12/18)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
まず、入院・入院外の合計を見ると、1件あたり点数は1973.8点で、前年同期に比べて1.78%増加している。内訳を見ると、病院では4765.4点で3.62%増(前年同期比)、診療所では911.2点で1.04%減(同)となり、24年度改定は、前回22年度改定と同様に「病院に手厚く、診療所に厳しい」内容であることが伺・・・
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2012年12月17日(月)
[診療報酬] 第3回のレセプトデータ提供実施、25年1月17日に事前説明会
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厚生労働省は12月17日に、第3回の「レセプト情報等の提供に関する日程等」を発表した。
レセプト(診療報酬明細書)は、医療機関が保険者(一次的には審査支払機関)に医療費の請求を行う際の明細書であるが、高齢者医療確保法において「医療費適正化のために用いる」ことが認められている(法第16条第2項)。
ここで、レセプトは医療政策研究の重要資料でもあるため、厚生労働大臣が特別に認めた場合には、研究者等がレセプ・・・
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2012年12月12日(水)
[診療報酬] レセプト情報の研究者への提供について、報告書を概ね了承
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厚生労働省は12月12日に「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催し、報告書案を概ね了承した。
レセプトに記載された診療情報は、医療費適正化のために用いることが法律上認められている(高齢者医療確保法第16条)が、医療政策研究の重要資料でもある。ただし、レセプトには患者の個人情報も含まれるために、「医療費適正化以外の目的でレセプトデータを研究者等に提供する場合には、有識者会議(本会議)の意見を・・・
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2012年12月06日(木)
[介護保険] 介護でも、被保険者証に「戸籍上は男」などの記載認める
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厚生労働省は12月6日に、介護保険最新情報vol.303を発表した。今回は、「被保険者証の性別表記」に関する事務連絡を掲載している。
医療保険制度においては、被保険者証の表面に「戸籍上(生物学上)の性別」が記載されている。この点、性同一性障害の患者から「自己意識に合わせた性別表記としてほしい」との要望が出されているが、厚労省では(1)性別に由来する特有の疾患や診療行為がある(2)(1)の診療等についてレセプ・・・
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