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2009年10月09日(金)
[22年度予算] 社会保障費にも膿があり、予算の減額を 財相
- 藤井財務大臣が10月9日に行った、閣議後記者会見の概要。藤井財相は、厚生労働省の平成22年度(来年度)予算概算要求に関し、「厚労省といえども、過去50年の一つの政権が続いたことによる膿というか、そういうものがあることは間違いない」とし、既存施策について平成21年度当初予算よりも減額した要求とすべきとの考えを明らかにした。さらに、大蔵官僚時代に厚労省予算の査定をした経験をもとに、社会保障についても、膿のあ・・・
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2009年10月09日(金)
[補正予算] 地域医療の再生には、補助金よりも診療報酬 厚労相
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長妻厚生労働大臣が10月9日に行った、閣議後記者会見の概要。平成21年度補正予算に盛り込まれた地域医療再生臨時特例交付金が750億円執行停止されることについて、地域医療の再生は重要な課題であるとした上で、「例えば、診療報酬の部分で地域医療に手厚く対応して行く、等々の措置が有効である」との考えから、執行停止に踏み切ったことを明らかにした(p6~p7参照)。
またレセプトオンライン請求の義務化について、「最・・・
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2009年10月07日(水)
[補正予算] 21年度補正予算のうち、2兆5169億円を執行停止 新政権
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内閣府は10月7日に、平成21年度第1次補正予算の執行状況等調について公表した。新政権では、麻生前首相が緊急経済対策として音頭をとって進めた平成21年度補正予算について、「執行停止」を命じていた。当該補正予算を「バラまき」と批判するとともに、22年度予算でマニフェストの実現に向けた財源を確保するためだ。
資料によると、政府全体で2兆5169億円の執行が停止され、うち厚労省分は4359億円である(p1~p2参照)。
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2009年10月01日(木)
[未承認薬] ドラッグラグ解消に向け開発支援基準案示す 厚労省
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厚生労働省が10月1日に開催した、未承認薬使用問題検討会議で配付された資料。この日は、未承認薬の開発支援について議論された。
海外では承認されているが、我が国では承認されていない「未承認薬」を解消するため、平成21年度補正予算で開発支援を行うことが決まった。この日は、どの未承認薬について開発支援を行うかの選定基準案が示された。支援の候補とされているのは、未だに開発が進んでいないストレプトゾシン(膵島・・・
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2009年09月29日(火)
[平成22年度予算] 全ての予算を組み替え、新たな財源を生み出す方針
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財務省は9月29日に、新たな平成22年度予算編成の方針を明らかにした。
平成22年度予算編成では、(1)現行の概算要求基準を廃止(2)マニフェストを踏まえた要求を10月15日までに提出(3)新規施策を実現するために、全ての予算を組み替え、あらたな財源を生み出す―などの方針に則ることとなる(p1参照)。
また、各大臣は、既存予算についてゼロベースで厳しく優先順位を見直し、できる限り要求段階から積極的な減額を・・・
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2009年09月18日(金)
[新内閣] 行政刷新会議と国家戦略室の設置を決定
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政府は9月18日に、行政刷新会議と国家戦略室の設置を決定した。
行政刷新会議は、国の予算、制度その他国の行政全般の在り方を刷新し、国、地方公共団体及び民間の役割の在り方の見直しを行うために内閣府に設置される(p1参照)。医療制度改革の方向をどのように定めるのか注目されるところだ。
また、資料2には、国家戦略室の設置に関する規則が示されている(p2参照)。国家戦略室は税財政の骨格、経済運営の基本・・・
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2009年09月17日(木)
[協会けんぽ] 4月からの保険料率は9.0%とした試算結果 協会けんぽ
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全国健康保険協会が9月17日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、平成20年度決算や収支見込みについて議論された。
政府管掌健康保険及び協会けんぽ管掌健康保険を通算した平成20年度単年度収支決算は、医療分で2290億円の赤字、介護分で248億円の赤字、全体では2538億円の赤字だった、と報告している。単年度赤字決算は、平成19年度に引き続き2年連続となった(p3参照)(p4~p7参照)。・・・
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2009年09月11日(金)
[医療改革] 全国医学部長病院長会議、新政府に対し9つの要望を示す
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- 新政府に対する全国医学部長病院長会議からの要望(9/11)《全国医学部長病院長会議》
- 発信元:全国医学部長病院長会議 カテゴリ: 医療制度改革
全国医学部長病院長会議は、医学教育と医学研究と医療政策は「平時の安全保障」であり、国民の福祉に直結する極めて重要な政策とした上で、(1)医学教育の質の担保のための予算措置(2)臨床研修制度の抜本的見直し(3)人口当たりの医師数を国際水準まで引上げ(4)医療費を国際水準まで引上げ・・・
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2009年09月09日(水)
[予算] 平成20年度の純剰余金はゼロ 内閣
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内閣は9月9日に、平成20年度予算使用の状況を公表した。
資料によると、平成20年度の歳入額(収納済)は89兆2082億円、歳出額(支出済)は84兆6974億円で、4兆5108億円の剰余金が生じる。しかし、この剰余金は平成21年度への繰越歳出予算財源に充てられるため、平成20年度の純剰余金は生じない、としている(p2参照)。
歳入のうち、消費税は10兆2540億円の予算に対して9兆9689億円の実績、たばこ税は8940億円の予算に対・・・
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2009年09月08日(火)
[財政] 2009年度も国の「埋蔵金」は50兆円以上 日医総研
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして、「国家財政の分析―総予算・独立行政法人・埋蔵金―」を公表した。分析結果のポイントは、(1)2009年度末も年金積立金を除いて50兆円以上の「埋蔵金」がある(2)新政権の方針通り消費税を引上げない4年間の間に、消費税の枠組み・使途を国民に説明し、判断を仰ぐべき―などである。
資料では、(1)国の総予算(p5~p14参照)(2)独立行政法人の財務状況・・・
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2009年09月04日(金)
[概算要求] 政府全体の22年度科学技術予算は4兆1465億円
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- 平成22年度 概算要求における科学技術関係経費(速報値)(9/04)《文科省》
- 発信元:文部科学省 科学技術・学術政策局 カテゴリ: 予算・人事等
省庁別に一般会計と特別会計の合計額を見てみると、最も多いのは文科省の2兆7155億円、次いで経産省の5987億円、防衛省の1793億円、厚労省の1768億円の順(p2参照)。対前年度伸び率では、防衛省の36.1%が最も高く、・・・
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2009年08月31日(月)
[概算要求] 離島やへき地における医師確保の取組等に12億9700万円を計上
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内閣府は8月31日に、平成22年度の予算概算要求の重点事項を公表した。
内閣府本府の平成22年度概算要求額は、前年度比860億3800万円増の5559億8500万円となっている。安全・安心な生活の確保のための取組として、離島やへき地における医師確保の取組や医療施設の整備に対する支援などを実施するとして、12億9700万円を計上している(p13参照)。また、障害者施策の推進に1億300万円、自殺総合対策の推進に1億3100万円を要・・・
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2009年08月31日(月)
[概算要求] 9月1日に発足した消費者庁の平成22年度予算要求を公表
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内閣府は8月31日に、平成22年度の消費者庁の予算及び機構・定員要求を公表した。
平成22年度は、消費者事故情報等の集約・調査分析・発信機能の強化など3つの重要課題に取り組むとして、消費者庁は、103億円(前年度比15%増)及び17名の増員等(新規・振替)を要求している(p2参照)。具体的には、事故情報の収集能力強化として、事故発生時の状況などの詳細情報の収集を行うため、医療機関とのネットワークづくりの推進・・・
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2009年08月31日(月)
[概算要求] 救急救命体制の充実に6億5千万円を要求 総務省
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総務省は8月31日に、平成22年度予算概算要求の概要を公表した。資料によると、一般会計予算は前年度に比べて9978億円増の18兆7337億円を要求するとしている(p2参照)。
医療関係について見てみると、(1)医療現場における電子タグ等の技術活用や健康情報活用基盤の構築など、ICTを活用した地域再生の推進に41億6000万円(前年度比15億9000万円増、一部再掲)(p7参照)(2)救急救命体制の充実に6億5000万円(同8000・・・
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2009年08月31日(月)
[概算要求] 救急救命体制の充実に6億5300万円 消防庁
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総務省の消防庁は8月31日に、平成22年度予算概算要求の概要を公表した。
消防庁の概算要求額は、前年度比14億3300万円増の146億円3300万円となっている。主要事業としては、(1)地域における総合的な防災力の強化に36億4400万円(前年度比8700万円増)(2)消防防災体制の充実に72億9200万円(同11億4400万円増)(3)救急救命体制の充実に6億5300万円(同8000万円増)(4)身近な生活における安心・安全の確保に8億5200万円・・・
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2009年08月31日(月)
[税制] 地域医療の再生に向けて医業承継の相続税等の特例創設 厚労省
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厚生労働省は8月31日に、平成22年度の税制改正要望事項を発表した。27日には既に、「平成22年度予算概算要求の主要事項」とともに、税制改正要望事項(案)が示されていたが、今回、若干の修正が行われている。
修正部分は、「地域医療の再生に向けて」の項における、情報基盤強化税制の適用期限延長について「対象設備等を見直した上で」を削除した点(p3参照)。
税制改正要望は、(1)地域医療の再生(p3~p4参照)・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 外国人ナース等の受入に4700万円要求 厚労省社会・援護局
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厚生労働省は8月27日に、社会・援護局の、平成22年度予算概算要求の課別概要を公表した。
主な項目を見てみると、(1)生活保護費負担金に2兆1822億6900万円(前年度比1237億6200万円増)(p1参照)(2)外国人看護師・介護福祉士受入事業に4700万円(同2400万円増)(p6参照)(3)介護教員講習会事業に700万円(増減なし)(p5参照)(4)福祉医療機構運営交付金の一般勘定分に32億8600万円(同1億1000万円減)&・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 難病対策として特定疾患治療研究に265億円 厚労省疾病対策課
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厚生労働省は8月27日に、健康局の疾病対策課と生活習慣病対策室の、平成22年度予算概算要求の概要を公表した。
資料1には、疾病対策課の概算要求概要が示されている。それによると、疾病対策課単独の概算要求は前年度比8.6%増の558億4650万円で、主な項目としては、(1)難病患者の自己負担軽減に資する特定疾患治療研究事業に265億3460万円(2)難病患者のQOL向上を目指した福祉施策に2億680万円(3)臓器移植対策に9億5870・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 小児慢性疾患対策に114億円 厚労省母子保健課
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- 平成22年度 母子保健対策関係予算概算要求の概要(8/27)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 予算・人事等
資料によると、平成21年度予算が197億8400万円であったのに対し、平成22年度は44億2100万円増の242億500万円を要求している。
主要項目は(1)総合的な母子保健医療対策の充実に81億6800万円(2)小児慢性特定疾患対策の推進に114億6400万円(3)未熟児養育医療等に33億2300万円(4)研究事業の充実(成育疾患克服等次世代育成基盤・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 新型インフル等対策で283億円要求 健康局
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厚生労働省は8月27日に、健康局の、平成22年度健康増進・疾病対策関係予算の概要を公表した。
健康局の概算要求額は前年度比10.7%増の3333億6400万円で(p20参照)、主要項目は、(1)新型インフルエンザ等対策に283億円(前年度は225億円)(2)がん対策に453億円(同237億円)(3)難病対策に1637億円(同1458億円)(4)肝炎対策に209億円(同205億円)―などとなっている(p3~p19参照)。
新型インフルエンザ等対・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 未承認薬等の解消に向けて検討会を設置 医薬食品局
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厚生労働省は8月27日に、医薬食品局の、平成22年度医薬、食品安全関係予算の概要を公表した。
医薬食品局の概算要求額は前年度比0.1%増の152億7900万円で(p1参照)、その内訳は、(1)医薬品・医療機器の安全対策の推進に12億9800万円(2)新薬・機器の迅速な提供に8億600万円(3)安全な血液製剤の供給確保に6億9800万円(4)薬剤師の資質向上等に5億1400万円―などとなっている(p2~p7参照)。
新薬・機器の迅速な・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 障害者への医療給付に1532億円 社会・援護局
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厚生労働省は8月27日に、社会・援護局および障害保健福祉部の、平成22年度社会福祉関係予算の概要を公表した。
社会・援護局の概算要求額は前年度比7.7%増の2兆3335億円で(p1参照)、生活保護費の国庫負担が2兆2146億円と95%を占める。また、障害保健福祉部の概算要求額は1兆686億円である(p6参照)。
主要項目について見てみると、(1)外国人看護師・介護福祉士の受入事業に4700万円(2)障害福祉サービスの確・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 自治体等が連携して長寿社会システムを実験 経産省
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経済産業省は8月27日に、平成22年度予算概算要求の概要を公表した。エネルギー対策特会への繰入れを除いた一般会計は5119億円で、前年度より19.6%の増加となっている(p38参照)。
医療関連について見てみると、(1)日本型安心・健康長寿社会システム実証プロジェクトに50億円(前年度は10億円)(p17参照)(2)がん超早期診断・治療機器総合研究開発に17億円(新規事業)(3)再生医療等による身体機能代替技術の・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 救急・周産期医療体制確保に355億円 厚労省医政局
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厚生労働省医政局は8月27日に、平成22年度概算要求について前年度より14.9%増の2450億5600万円を計上したことを明らかにした。
主要施策としては、(1)医師等人材確保対策の推進に497億900万円(2)救急医療・周産期医療体制等の確保に355億円(3)地域で支える医療の推進に235億7000万円(4)医薬品・医療機器の開発促進に255億8600万円―をそれぞれ計上している(p2~p7参照)。
医師等人材確保対策の推進では、新規事・・・
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2009年08月27日(木)
[概算要求] 地域包括ケアの確立に2つの新規モデル事業 厚労省老健局
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厚生労働省老健局は8月27日に、平成22年度の老人保健福祉関係予算概算要求の概要を公表した。
平成22年度の老人保健福祉関係予算概算要求額は2兆2203億円で、平成21年度の2兆972億円から1231億円増加している。このうち老健局計上経費は、1兆7852億円となっている(p1参照)。
地域における介護基盤の整備に322億円、介護保険制度の円滑な運営に2兆1723億円、地域包括ケアの確立等に16億円、認知症施策の総合的な推進に4・・・
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