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2016年01月12日(火)
[調剤] 患者自身による「お薬手帳」活用に関する答弁書 政府
- 政府は1月12日、鷲尾英一郎衆議院議員(民主党)が提出した、「お薬手帳を活用した薬剤費の適正化に関する質問主意書」(p3~p6参照)に対する答弁書(p1~p2参照)を公表した。 鷲尾議員は医療費適正化のためには、処方された薬剤の患者による飲み残しなど、残薬の調整が不十分なまま新たな処方が繰り返されるといった問題を解消すべきと指摘。そのため、患者自身による「お薬手帳」を活用した一元管理が必要であると・・・
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2015年12月28日(月)
[予定] 来年2016年の主な医療・介護関連政策のスケジュール
- 来年2016年の主な医療・介護関連政策の日程は、まず、1月4日開会の通常国会で、診療報酬本体のプラス改定が決まった改定率などを盛り込んだ2016年度当初予算案や、政府税制改正大綱が議論されます。 2016年度診療報酬改定関連では、2月頃の中央社会保険医療協議会総会の答申に向けて、「議論の整理」が示されるほか、例年では1月末に、いわゆる「短冊」(新点数部分を除いた点数表の新旧対照表)が発表されます。答申を受けて大・・・
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2015年12月25日(金)
[通知] 健保組合予算、保険料率引き上げ踏まえ適正な設定を 厚労省
- 厚生労働省は12月25日付で、「健康保険組合の平成28年度予算の編成」に関する通知を発出した。 通知では、保険料率について、(1)一般保険料率の上限が、1000分の120から1000分の130に引き上げとなる(2016年4月施行)、(2)医療費の動向や、短時間労働者の適用拡大(2016年10月施行)、診療報酬改定の影響を踏まえて推計する、(3)標準報酬の見直し(2016年4月施行)─などの事項や、組合の実情などを踏まえて、適正な予算編・・・
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2015年12月25日(金)
[医療改革] かかりつけ医以外受診定額負担等2016年に結論 経済財政推進委
- 政府は12月25日、経済財政諮問会議の専門調査会「経済・財政一体改革推進委員会」を開催し、「経済・財政再生アクション・プログラム」などを議題とした。プログラムは12月24日に経済財政諮問会議で決定されたもので報告が行われた。 プログラムは「経済・財政再生計画」に基づいて、主要分野の改革の方向性を具体化し、改革工程とKPIを策定した上で、計画の目標・目安に向けて改革を着実に進めるためのもの。社会保障分野に関・・・
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2015年12月18日(金)
[補正予算] 総額6,874億円の2015年度「補正予算案」 厚労省
- 厚生労働省は12月18日、閣議決定を受けて、2015年度「補正予算案」の概要(p1~p3参照)(p4~p11参照)を発表した。総額は6,874億円(p1参照)。主な内訳は、(1)1億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策:6,557億円(p4~p8参照)、(2)災害復旧・防災減災事業:293億円(p9参照)、(3)国民生活の安全・安心の確保:164億円(p9~p10参照)。 (1)では、(i)介護離職ゼロに直結する緊急対策:・・・
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2015年12月17日(木)
[予防接種] PCV13の高齢者定期接種に関する検討方針案 ワクチン評価小委
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- 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第2回 12/17)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 健康課 予防接種室 カテゴリ: 医療提供体制 医学・薬学 医薬品・医療機器
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2015年12月16日(水)
[医療費] 7月実績の医療費、前年同期比2.8%増 厚労省
- 厚生労働省は12月16日、2015年度の7月までの「最近の医療費の動向(概算医療費)」を発表し、医療費総額の伸び率は前年同期比で2.8%増だった。年齢別では、75歳未満は同2.0%増、75歳以上は同4.0%増(p1参照)(p4参照)。診療種類別は、医科入院同1.7%増、医科入院外同1.9%増、歯科同1.5%増、調剤同6.9%増だった(p1参照)(p6参照)。同時期の1人あたり医療費の伸び率は総額同2.9%増、うち75歳未満は同・・・
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2015年12月16日(水)
[医療費] 7月の調剤医療費は6,383億円、後発品割合は数量で58.2% 厚労省
- 厚生労働省は12月16日、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向(2015年7月)を発表した。2015年7月の調剤医療費は6,383億円(前年度同期比7.1%増)で、うち技術料が1,524億円(同3.4%増)、薬剤料が4,848億円(同8.3%増)、うち後発医薬品が691億円(同17.6%増)(p1参照)。後発品割合は数量ベース(新指標)で58.2%(同3.1ポイント増)だった(p1参照)。・・・
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2015年12月16日(水)
[規制改革] 薬剤師不在時の薬局でのOTC薬販売などについて討議 内閣府WG
- 内閣府は12月16日、規制改革会議の下部組織「健康・医療ワーキング・グループ(WG)」を開き、(1)「診療報酬の審査の効率化と統一性の確保」(p2~p17参照)(p18~p27参照)、(2)「薬局における薬剤師不在時の一般用医薬品の取り扱いの見直し」(p28~p31参照)について討議した。 (1)では、社会保険診療報酬支払基金(支払基金)が、都道府県単位の審査・支部体制の必要性(p3~p7参照)/レセプトの電子化・・・
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2015年12月16日(水)
[税制] 健康サポート薬局に用いる不動産取得に税控除 税制改正概要1
- 厚生労働省は12月16日、2016年度「税制改正の概要」について公表した。 健康・医療関係では、主に(1)セルフメディケーション(自主服薬)推進のためのスイッチOTC薬控除、(2)セルフメディケーション推進に資する薬局に係る税制措置の創設、(3)医療に係る消費税のあり方の検討、(4)特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等に係る非課税措置の拡充および延長―などが打ち出されている(p3~p4参照)。 (1)では、医療用医薬・・・
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2015年12月16日(水)
[医療費] 2014年度の平均在院日数の推計値は前年度比2.3%減 厚労省
- 厚生労働省は12月16日、2014年度の「病院機能別・制度別 医療費等の状況」(p1~p14参照)を発表した。この統計は、病院の医療費について詳細に分析したもので、診療報酬改定などの際に基礎資料とする狙いがある。 病院機能別の1日あたり医科医療費は次の通り(p10参照)。 「一般病床を有する病院」全体では、医科入院が4万2,523円、医科入院外が1万3,945円。そのうち、特定機能病院は、入院6万8,791円、入院外2万1,321・・・
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2015年12月11日(金)
[診療報酬] 基本方針の見直しと大幅なプラス改定を要求 保団連
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- 病床削減・給付縮小につながり、皆保険の根幹を変容させる基本方針は見直し、大幅なプラス改定を(12/11)《全国保険医団体連合会》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 28年度改定 診療報酬 医療提供体制
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2015年12月09日(水)
[医療保険] 平均保険料率の維持と引き下げで3案を提示 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は12月9日、「運営委員会」を開催。2016年度保険料率に関する論点を議題にし、(1)保険料率、(2)激変緩和措置、(3)変更時期―の3項目を議論したが、結論はまとまらなかった。 (1)に関して、これまで、「単年度収支均衡が原則で、引き下げられるときは引き下げ、引き上げる必要があるときは引き上げる」、「長いスパンで安定的に運営できる水準にする」の2つの意見が出されており、評議会の意見では、平均・・・
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2015年12月09日(水)
[診療情報] DB情報の第三者提供マニュアル見直し レセプト情報会議
- 厚生労働省は12月9日、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開き、「申出者向けマニュアルの見直し」(p52~p88参照)などについて討議した。 マニュアルの題名は、「レセプト情報・特定健診等情報データベースの第三者提供」(p54~p88参照)。このデータベース(DB)は、2008年に施行された高齢者の医療の確保に関する法律にもとづいて、医療費適正化計画の作成や評価などに用いられる(p57参照)。2013年8・・・
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2015年12月07日(月)
[医療改革] 1人あたり医療費、健康指標の相関や地域差見える化 諮問会議1
- 内閣府は12月7日、「経済財政諮問会議」を開催し、「経済・財政再生アクション・プログラム原案」を議論した。原案は諮問会議の下部組織・経済・財政一体改革推進委員会が12月4日に発表したもの。プログラムは年内取りまとめを目指している。 原案では、躍動感ある改革推進が重要として、1億総活躍社会の実現に資する、(1)見える化、(2)ワイズ・スペンディング(賢い支出)―の2項目を柱としている。なお、「ワイズ・スペン・・・
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2015年12月07日(月)
[医療改革] 医療KPI、医療費適正化計画2016年度半数策定目指す 諮問会議2
- 12月7日の「経済財政諮問会議」では、「経済・財政再生アクション・プログラム原案」を議論し、このほか、社会保障分野などのKPIなどが示されている。 原案では、主要な歳出項目80項目のすべてについて、改革の具体的な内容、規模、時期等について明確化し、KPI(180程度)を進捗管理、構造変化、マクロ効果の階層で体系化するとしている。 たとえば、社会保障分野のKPIでは、数値目標を次のように示している(p41参照)。・・・
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2015年12月07日(月)
[医療費] 医療費の目標を含む医療費適正化計画の大枠 政府専門調査会
- 政府は12月7日、社会保障制度改革推進本部の「医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会」を開催し、厚生労働省が、「医療費適正化基本方針の大枠」(p14~p24参照)を示した。 医療費適正化計画は、国民の高齢期における適切な医療の確保をはかる観点から、国・都道府県が定める。第1期は2008年度~2012年度、第2期は2013年度~2017年度だが、医療保険制度改革法により都道府県は最速で2016年度から、2023年・・・
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2015年12月02日(水)
[改定速報] 支払側はマイナス改定、診療側はプラス改定要請 中医協・総会1
- 厚生労働省は12月2日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催。次期2016年度の「診療報酬改定に関する基本的な見解(各号意見)」を議題とし、支払・診療各側が意見を述べた。次回以降の総会で、公益委員が意見書案をまとめ議論し、中医協総会として意見提出する。 まず、1号側(支払側)の幸野庄司委員(健康保険組合連合会理事)は「医療経済実態調査結果では、医療機関等の経営は全体としては中期的におおむね堅調に推移し・・・
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2015年12月01日(火)
[予算] 委員会報告の骨子案修正版を提示 経済・財政推進委
- 政府は12月1日、経済財政諮問会議の専門調査会「経済・財政一体改革推進委員会」を開催した。今回は、「委員会報告」原案などを議題とし、「経済・財政再生アクション・プログラム」骨子案修正版を示した(p2~p3参照)。 「経済・財政再生アクション・プログラム」骨子案修正版では、躍動感ある改革を進めるため、「見える化」の強力な推進と、「ワイズ・スペンディング」(賢い支出)による経済再生と財政再建の両立などを・・・
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2015年11月27日(金)
[国保] 2015年3月の国保医療給付費は8,501億円 厚労省
- 厚生労働省は11月27日、事業状況を把握する基礎資料となる、国民健康保険事業月報(2015年3月)を発表した(p1参照)。 加入世帯数は2,123万1,231世帯(前年同月比1.4%減)、被保険者数は3,593万6,712人(同2.7%減)。また、全国の医療費国保分は総計1兆339億82百万円で、このうち入院は3,838億6百万円、入院外が5,539億55百万円。医療給付費は8,501億2百万円で、給付率は82.2%だった(p1参照)。・・・
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2015年11月26日(木)
[予算] 改革工程表策定に向けWG検討状況を報告 経済・財政推進委
- 政府は11月26日、経済財政諮問会議の専門調査会「経済・財政一体改革推進委員会」を開催し、「各ワーキンググループ(WG)の検討状況」、「委員会報告骨子案」などを議題とした(p1参照)。 12月に経済財政諮問会議が策定予定の改革工程表の取りまとめに向け、今回は各WGの検討状況が報告され、社会保障WGは、(1)医療・介護提供体制の適正化、インセンティブ、公的サービスの産業化、(2)負担能力に応じた公平な負担、給・・・
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2015年11月24日(火)
[改定速報] 病床機能報告に定量的基準、療養病床要件厳格化提案 諮問会議2
- 11月24日の「経済財政諮問会議」では、麻生太郎財務大臣が「財政制度等審議会の2016年度予算の編成等に関する建議」を説明した。建議は財務省の財政制度等審議会が同日、8月からの審議内容を取りまとめたもの。 建議では、財政健全化に向けた取り組みと2016年度予算編成に関して、(1)医療・介護提供体制の改革、(2)負担能力に応じた公平な負担、給付の適正化、(3)薬価、調剤等の診療報酬および医薬品等に係る改革―などを・・・
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2015年11月20日(金)
[改定速報] 「予算編成過程で診療報酬の改定率を決めていきたい」 厚労相
- 塩崎恭久厚生労働大臣は、11月20日の閣議後記者会見(厚生労働省が20日に概要(p5~p7参照)を発表している)において、議論が大詰めを迎えつつある2016年度の診療報酬改定について言及した。 塩崎厚労相は、医療費の伸びに関し、「(経済財政に関する基本方針の通称である)骨太の方針では、3年間で1兆5,000億円が目安とされていることを念頭」に置くことや、「物価や賃金の動向、医療機関の収益の状況、さまざまな医療(に・・・
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2015年11月20日(金)
[改定速報] 高額療養費制度の高齢者同水準化に厚労省回答 社会保障WG
- 政府は11月20日、経済・財政一体改革推進委員会の「社会保障ワーキング・グループ(WG)」を開催。社会保障分野の改革に関する「工程表策定作業に向けた関係省の意見」を議題とし、前回会合(11月6日)に引き続き、財務省からの意見に対して、厚生労働省の見解が示された。 「高額療養費制度」に関して、10月29日の会合で財務省は、負担能力に応じた適正な負担とするため、高齢者に対しても、「現役並み所得」の基準の妥当性の・・・
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2015年11月20日(金)
[改定速報] 費用対効果の判断基準に「閾値」の設定提案 費用対効果部会2
- 11月20日の中央社会保険医療協議会の「費用対効果評価専門部会」では、(1)選定基準の具体的な要件―のほか、(2)費用対効果評価に基づく再算定の具体的な方法、(3)新規収載時に求めるデータ提出に係る取り組み―を議論した。 (2)で、厚労省は分析結果を解釈する際、費用対効果が良い・悪いという判断基準(いわゆる「閾値」)として、目安となる額の一定幅を設け、個別製品ごとに判断することを提案。閾値を定めることに関・・・
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