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2010年12月24日(金)
[医療機器] 23年4月1日より「製造販売後調査等実施計画書」の取扱い変更
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厚生労働省は平成22年12月24日に、新医療機器の再審査に係る製造販売後調査等基本計画書等に関する通知を発出した。
今般、新医療機器の再審査に係る製造販売後調査等基本計画書ならびに使用成績調査実施計画書、特定使用成績調査実施計画書および製造販売後臨床試験実施計画書(以下、これら3種の実施計画書を「製造販売後調査等実施計画書」とする)の作成に関する具体的取扱いを変更するという。それに伴い、「新医療用具の・・・
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2010年12月24日(金)
[介護保険] 地域包括ケアシステム実現のため、介護保険法の一部改正案公表
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厚生労働省は12月24日に、介護保険法等の一部を改正する法律案(仮称)のポイントを公表した。これは、現時点で厚労省が想定している改正すべきポイントであり、今後変更がありうる。
改正案では、「医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを切れ目なく、有機的かつ一体的に提供する『地域包括ケアシステム』の実現」を目的としている。具体的には、(1)医療と介護の連携強化等(2)高齢者の住まいの整備や施設サービス・・・
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2010年12月24日(金)
[23年度予算] 23年度厚労省関係財政投融資資金計画額、4719億円
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厚生労働省は12月24日に、平成23年度厚生労働省関係財政投融資資金計画案の概要を公表した。
平成23年度の計画額は、独立行政法人福祉医療機構など4機関に対し、総額4719億円で、前年に比べ226億円の増加(p1参照)。
内訳を見てみると、独立行政法人福祉医療機構には、民間の社会福祉事業施設および医療施設等に対する融資資金として、2895億円を計上し、前年度比408億円の増加。株式会社日本政策金融公庫には、生活衛・・・
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2010年12月24日(金)
[介護保険] 介護保険料、5000円を超えない程度で検討したい 細川厚労相
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細川厚生労働大臣が12月24日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、介護保険法等の一部を改正する法律案の検討に向けた意向を述べている。
まず、介護が必要になっても高齢者が住み慣れた地域で生活が続けられるよう、地域包括ケアシステムの実現に向けたサービスの拡充、具体的には、24時間対応の定期巡回・随時対応型のサービスや複合型サービスの創設を盛り込むことを明らかにしている。また、財政安定化基金などの取・・・
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2010年12月24日(金)
[23年度予算] 地域医療確保推進事業は19億円で、概算要求の3分の1に縮減
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厚生労働省は12月24日に、平成23年度予算案の主要事項を公表した。一般会計について見てみると、平成23年度予算額は28兆9638億円で、平成22年度当初予算(27兆5561億円)に比べて1兆4077億円、5.1%の増額となっている。うち、社会保障関係費は28兆5153億円(22年度当初予算比で1兆4360億円、5.3%増)となっている(p7~p8参照)。
医療関係について見てみると、懸案となっていた地域医療確保推進事業は19億円が確保された・・・
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2010年12月24日(金)
[介護保険] 一部ユニット型施設を廃止する厚生労働省令改正について諮問
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厚生労働省が12月24日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日は、ユニット型及びユニット型以外の施設の併設に係る基準省令等の改正について、細川厚労相より諮問を受けた。
一部ユニット型の介護保険施設については、平成15年4月以後は新設が認められていなかったが、一部地域では新規指定が行われていた。これがマスコミ等に取上げられ、同分科会で議論を行った結果、(1)一部ユニット型と・・・
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2010年12月22日(水)
[指導監査] 平成21年度の保険医療機関等の指定取消、対前年度比22件減
- 厚生労働省は平成22年12月22日に、平成21年度における保険医療機関等の指導および監査の実施状況の概況を公表した。平成21年度に、個別指導を受けた医療機関等は3666件(対前年度比256件増)、監査が行われたのは85件(同比16件増)であった。また、保険医療機関の指定取消は11件(対前年度比22件減)、保険医等の登録取消は15人(同比26人減)となった。特徴としては、保険医療機関等の指定取消処分の原因(不正内容)は、不正・・・
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2010年12月22日(水)
[規制改革] 調剤基本料24点での統一などを提案 ライフイノベーションWG
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内閣府が平成22年12月22日に開催した、ライフイノベーションWGで配付された資料。この日も、前回に引き続き、制度改革の方向性や、具体的な検討項目について議論を深めた。
制度改革の方向性に関しては、医療、介護といった社会保障には雇用創出効果が高いこと、医療分野については個々の地域の課題改善が進まないことなどが付記されている(p2~p6参照)。
また、この日は、検討項目候補が精査され(候補数自体は39)・・・
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2010年12月22日(水)
[精神医療] 認知症と精神科医療、中間とりまとめで具体的な方向性示す
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厚生労働省は平成22年12月22日に、「新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム 第2R:認知症と精神科医療 中間とりまとめ」を公表した。
中間とりまとめは、具体的な方向性として、(1)認知症患者に対する精神科医療の役割の明確化(2)現在入院している認知症患者への対応及び今後症状の面からみて退院可能と判断される患者が地域の生活の場で暮らせるようにするための取組―を示している。(1)では大きく、(i)・・・
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2010年12月22日(水)
[医師数] 中小規模病院や、分娩取扱い診療所で医師不足の状況明らかに
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厚生労働省は12月22日に、必要医師数実態調査詳細結果を公表した。これは、9月29日に公表した、「病院等における必要医師数実態調査の概況」の詳細版。新たに、病床規模別・診療科別の必要医師数や、人口10万人あたり診療科別の必要医師数などを分析している。
病床規模別に必要医師数([現員数+求人数+非求人数]/現員数)を見てみると、100~199床で1.22と最も高く、次いで200~299床で1.21、20~99床で1.18と続く。500・・・
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2010年12月22日(水)
[医療計画] 4疾病5事業の範囲や、在宅医療担う人材育成などが論点に
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厚生労働省が12月22日に開催した、社会保障審議会の医療部会で配付された資料。この日は、医療計画と在宅医療といったテーマを中心に議論を行った。
都道府県の医療計画は、医療提供の量を管理するとともに、地域で必要とされる医療機能を確保し、切れ目のない医療提供を推進するために定められる。具体的には(1)4疾病5事業に係る目標等(2)医師、看護師等の確保(3)医療圏の設定(4)基準病床数の算定―などが定められる&l・・・
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2010年12月22日(水)
[介護保険] キャリアパスの整備を中心とした人材養成体系等を整理
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厚生労働省が12月22日に開催した、今後の介護人材養成の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、報告書の骨子案が厚労省より示された。
骨子案は、(1)介護人材を取り巻く状況(2)介護人材の養成体系について(3)関係者への丁寧な説明(4)養成施設卒業者に対する国家試験の義務づけ―などが盛り込まれている(p3~p5参照)。(1)の介護人材を取り巻く状況では、平成37(2025)年には約212~255万人の介護職員・・・
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2010年12月22日(水)
[肺疾患] COPDの予防・早期発見のあり方で報告書を公表 厚労省
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厚生労働省は12月22日に、報告書「今後の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見のあり方について」を公表した。これは、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会」の議論を踏まえ、取りまとめたもの(p1~p3参照)。
報告書では、(1)COPDに関する現状(2)COPD対策における現状と課題(3)今後必要とされる対策―が整理されている(p4~p9参照)。
COPDについては、主な原因が喫煙であり、禁煙に・・・
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2010年12月21日(火)
[国保] 短期被保険者証交付の制度改正で、国保料(税)の収納率悪化
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厚生労働省は12月21日に、被保険者資格証明書交付世帯における保険料(税)の納付状況サンプル調査結果を発表した。理由なく国保料(税)を1年以上滞納している世帯では、被保険者証にかわり被保険者資格証明書が交付される。この場合、原則として医療機関窓口では医療費全額を支払う必要があるが、「中学生以下の子供は3割または2割負担で受診できる短期被保険者証」を交付する制度改正が平成21年4月に行われた。
この制度改・・・
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2010年12月21日(火)
[看護] 将来の看護師不足対策として、定着・養成促進等を提言 厚労省
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厚生労働省は12月21日に、第七次看護職員需給見通しに関する検討会報告書を公表した。
報告書は、12月9日の会合で提示された同検討会の報告書(案)を修文したもので、大きく(1)新たな看護職員需給見通しの策定(2)長期的な看護職員需給見通しの推計(3)看護職員確保対策の推進―が整理されている。平成27年には需要150万1000人に対し、供給148万6000人と見通され、看護職員不足状況は変わらない。そこで、(3)の看護職員・・・
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2010年12月21日(火)
[特定健診] 診察室における一般外来患者は「個別健診」 Q&A
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厚生労働省が12月21日に公表した、特定健康診査・特定保健指導に関するQ&A集。Q&Aは随時更新されており、今回は、前回に引き続き、特定健康診査等の実施に係る予算補助に関する項目が更新されている。
Q&Aでは、負担(補助)金の交付基準(交付要綱)について、「『集団健診』の場合の『専用の設備を設けて』健診を行う場合とは、どのように実施する場合を指すのか。また、実施機関(病院等)において、健診は検査室、問診は・・・
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2010年12月21日(火)
[医療費] 後期高齢者では、受診率の高さが医療費高騰の要因 厚労省
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厚生労働省は12月21日に、後期高齢者医療費の特性について公表した。これは、平成20年度における若人(75歳未満)と後期高齢者(75歳以上)の医療費を比較・分析したもの。
後期高齢者の1人当たり診療費は85.2万円、若人の18.2万円と比べて4.7倍となっている。とくに入院では7.2倍(後期高齢者43.1万円、若人6.0万円)と、格差の大きなことが分かる(p1参照)。
また、医療費の三要素(受診率、1件当たり受診日数、1日当・・・
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2010年12月21日(火)
[診療報酬] 療養病棟と一般病棟特定除外の患者像把握を 慢性期分科会
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厚生労働省が12月21日に開催した、診療報酬調査専門組織の「慢性期入院医療の包括評価調査分科会」で配付された資料。この日は、今後の進め方として(1)平成22年度改定の影響評価(2)慢性期入院医療の在り方検討(3)認知症患者の状態像に応じた評価―に向けた3点を検証していくことが大枠で了承された。平成23年夏を目途に検討結果を中医協に報告する予定だ。
慢性期入院医療の評価は、平成24年度の診療報酬・介護報酬同時・・・
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2010年12月20日(月)
[再生医療] 再生医療にかかる制度議論、報告書の骨子案が明らかに
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厚生労働省が平成22年12月20日に開催した、再生医療における制度的枠組みに関する検討会で配付された資料。この日は、同検討会の報告書骨子案が提示され、とりまとめに向けた議論を行った。
骨子案では、大きく(1)有効性・安全性の評価、管理のあり方(2)質の高い製品を迅速に開発する方策―が整理されている。(2)では、再生・細胞医療製品の開発促進や審査の迅速化を促すため、開発初期からのPMDA(医薬品医療機器総合機・・・
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2010年12月20日(月)
[医療保険] 70歳代前半の一部負担金等の軽減特例措置、平成23年度も継続
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厚生労働省は12月20日に、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」の一部改正に関する通知を発出した。
医療保険各法の規定により、被保険者または被扶養者(現役並み所得者を除く)であって、70歳から74歳である者に係る一部負担金等については、平成20年4月1日以後、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」(平成20年保発第0221003号)により、軽減特例措置が行わ・・・
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2010年12月20日(月)
[高齢者医療] 新たな高齢者医療制度と、国保の都道府県化を正式とりまとめ
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厚生労働省は12月20日に、高齢者のための新たな医療制度等についての最終とりまとめを公表した。高齢者医療制度改革会議において、平成21年11月から議論を重ねてきたもの。
あらためて、新制度の枠組みについて見てみよう。
まず、75歳以上の高齢者についても、現役世代と同じ保険に加入することとなる。具体的には、サラリーマンや被扶養家族の場合には被用者保険に、自営業者や年金生活者は国保に、といった格好だ・・・
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2010年12月20日(月)
[介護保険] 平成21年の介護事業経営好転するも、給与費の比率は低下
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厚生労働省が12月20日に開催した、社会保障審議会・介護給付費分科会の調査実施委員会で配付された資料。この日は、平成22年介護従事者処遇状況等調査と平成22年介護事業経営概況調査の結果が報告された。
介護従事者処遇状況等調査は、処遇改善交付金と平成21年度介護報酬改定の影響を把握するために実施された。それによると、平成22年に処遇改善交付金を申請している介護事業所は全体の86.7%。介護療養型医療施設では申請・・・
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2010年12月20日(月)
[看護] 「看護師の積極的な活用が期待される業務・行為」今年度中に整理
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厚生労働省が12月20日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、今後の検討に係る論点が整理された。
看護師の業務範囲や特定看護師(仮称)の業務範囲については、第3回チーム医療推進会議(平成22年10月29日開催)で示された「当面の検討の進め方」に従い、看護業務実態調査結果を踏まえて(1)大学院修士課程等において一定の系統的な教育・研修を受けた看護師が実施・・・
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2010年12月20日(月)
[高齢者医療] 高齢者医療改革案確定、法案提出に向け国と地方で詰めの協議
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厚生労働省が12月20日に開催した、高齢者医療制度改革会議で配付された資料。この日は、最終とりまとめに向けた議論を行った。
改めて、改革案の概要を整理すると、(1)高齢者も若人と同じ医療保険制度に加入しつづける(2)財政が厳しい国保を、段階的に都道府県単位化する(3)財源構成は現行制度を踏襲するが、負担の公平性に配慮した見直しを行う―というもの。新たな高齢者医療制度の施行は平成25年3月、国保の完全都道府・・・
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2010年12月20日(月)
[規制改革] 外国人医師の臨床修練に関わる手続き簡素化へ
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- 「外国医師等が行う臨床修練に係る医師法第十七条等の特例等に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)について」への意見募集(12/20)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 医事課 カテゴリ: 医療制度改革
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