-
2015年05月15日(金)
[臓器移植] 腎移植現行基準の優先順位を変更するか議論 厚労省作業班
- 厚生労働省は5月15日、「腎臓移植の基準等に関する作業班」を開催した。1995年に制定された腎移植希望者(レシピエント)の選択基準については、小児患者や長期待機患者の優先度を上げるなどの改正が度々行われてきた。作業班は、2009年11月に初会合が開かれ、この日が7回目。この日は、前回に引き続き、レシピエント選択基準の見直しを議題とした。 前回、主に政策的判断を要する事項として、(1)待機日数の重み付けの変更(H・・・
-
2015年05月13日(水)
[感染症対策] 沈降10価肺炎球菌ワクチンの定期接種検討へ 予防接種部会
-
- 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第13回 5/13 )《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 結核感染症課 予防接種室 カテゴリ: 医療提供体制 医薬品・医療機器 医学・薬学
-
2015年05月13日(水)
[診療報酬] 一般病棟入院基本料等の調査項目を了承 中医協・基本問題小委
- 厚生労働省は5月13日、中央社会保険医療協議会の「診療報酬基本問題小委員会」を開催し、前回改定について診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会がまとめた「2015年度調査項目」を議論し了承した。 2015年度に実施する調査項目は、入院医療の機能分化・連携の推進に関する、(1)一般病棟入院基本料等の見直し(その2)、(2)特定集中治療室管理料の見直し―の2つ。入院医療等の調査・評価分科会の議論内容を武・・・
-
2015年04月24日(金)
[医薬品] 8品目の製造販売承認事項を一部変更 医薬品第二部会
- 厚生労働省は4月24日、薬事・食品衛生審議会の「医薬品第二部会」を開催し、医薬品の製造販売承認事項の一部変更、再審査期間の指定などを議論した。 一部変更の議題となったのは、次の医薬品8品目。 田辺三菱製薬の「タリオン錠5mg」、「同10mg」、「同OD錠5mg」、「同OD錠10mg」は、アレルギー性鼻炎、じん麻疹などにともなう掻痒を効能・効果とし、新たに小児用量を追加する一部変更が了承された。再審査期間は4年・・・
-
2015年04月16日(木)
[規制改革] 新医薬品の14日間処方制限の見直しを議論 内閣府WG
- 内閣府は4月16日、規制改革会議の下部組織「健康・医療ワーキンググループ(WG)」を開催し、(1)新医薬品の14日間処方日数制限の見直し(p2~p44参照)、(2)医薬分業推進の下での規制の見直し(p45~p46参照)―について議論した。 (1)では、厚生労働省が現状について説明。投薬治療が長期におよぶものが増加したことにともない、2002年度診療報酬改定の際に、原則として投与日数の制限を行わないこととした。ただし、・・・
-
2015年04月15日(水)
[小児難病] 改正児童福祉法施行、新たな自立支援体制など解説 日医総研
-
- 新たな小児慢性特定疾病対策の概説-平成27年1月改正児童福祉法の施行を受けて―(4/15)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療提供体制 医療制度改革
-
2015年04月08日(水)
[診療報酬] 外来の「重複受診」が小児や高齢者で多い状況 中医協・総会1
- 厚生労働省は4月8日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催し、2016年度診療報酬改定に向けて「外来医療」などを議論した。外来医療では、(1)全体の受診動向、(2)外来の機能分化、(3)受診行動、(4)主治医機能―がテーマとなった。 (1)では、厚労省は、外来患者の通院先は1996年から病院が減り、一般診療所が増加していることを説明(p169参照)。年齢別では外来患者数は、75歳以上の高齢者で2002年の118.1万人・・・
-
2015年04月08日(水)
[診療報酬] 「残薬確認」の削減効果は年間29億円と推計 中医協・総会2
- 4月8日の「中央社会保険医療協議会 総会」では、さらに、「重複投薬」に関しても大きなテーマとなった。複数の医療機関に同一の医薬品を処方される「重複投薬」は、0~9歳の小児に比較的に多く、他の年齢層ではほぼ同じ傾向(p204~p205参照)。 薬局で確認される重複投薬(2013年全国薬局疑義照会調査:7月22日から1週間の集計)は、処方せん18万3,532枚中、薬学的疑義照会件数は4,141件で、このうち、重複投薬に関する事項・・・
-
2015年03月31日(火)
[医療安全] 家庭用品による健康被害は1,721件と4年連続増 厚労省
- 厚生労働省は3月31日、2013年度の「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」を発表した。この調査は、衣料品・装飾品や家庭用化学製品などによる健康被害(皮膚障害、小児の誤飲事故、吸入事故)に関する情報を収集・分析している(p10参照)。 「健康被害全体」の報告件数は1,721件と、2012年度(1,576件)にくらべて145件増加した。2010年度以降、4年連続の増加となる。このうち、家庭用品が原因と考えられる「皮膚障・・・
-
2015年03月31日(火)
[がん対策] 希少がん、人口10万人当たり6例未満と定義案 厚労省検討会
- 厚生労働省は3月31日、「希少がん医療・支援のあり方に関する検討会」を開催し、「希少がんの定義」、「情報提供・相談支援のあり方」などを議題とした(p1参照)。検討会は、希少がん患者が安心して適切な医療が受けられるよう、適切な標準的治療提供体制、情報の集約などのあり方について検討するのが目的で、今回が2回目の会合。 「希少がんの定義」については、厚労省がたたき台を提示。概念的定義は「数が少ないが故に・・・
-
2015年03月30日(月)
[がん対策] 3年以内に全拠点病院でチーム医療体制を整備 がん対策協議会
- 厚生労働省は3月30日、「がん対策推進協議会」を開催し、「がん対策推進基本計画の中間評価報告書案」(p37~p68参照)について討議した。現行の基本計画(p129~p167参照)は、2012年6月に閣議決定され、対象年度は2012年度から2016年度までの5年間。2007年に施行された「がん対策基本法」にもとづき、同年に閣議決定された前基本計画をさらに充実させ、「国民の視点に立ったがん対策の実施」などを基本方針に掲げる。その・・・
-
2015年03月24日(火)
[経営] 改定分を除く医療費の伸びが近年で最小 日医総研
-
- 日医総研ワーキングペーパー 2014年度診療報酬改定後の医療費の動向 ―2014年度上半期医療費の対前年同期比―(3/24)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 診療報酬 医療提供体制
-
2015年03月19日(木)
[医療提供体制] 福祉先進都市へ長期ビジョン事業 都立病院経営委
- 東京都病院経営本部は3月19日、「都立病院経営委員会」を開催した。委員会は都立病院の医療の質の向上と効率的な経営を実現するため設置。今回、(1)「東京都長期ビジョン」における掲載事業(p4~p5参照)、(2)墨東病院の視察(p6参照)、(3)2014年度病院経営本部行動計画(実績)(p7~p8参照)―を議題とした。 (1)では、「世界一の都市・東京」の実現を掲げ、基本目標に2020年の「史上最高のオリンピック・パ・・・
-
2015年03月19日(木)
[難病対策] 第2次実施分の指定難病に196疾病 検討委員会
- 厚生労働省は3月19日、厚生科学審議会・疾病対策部会の「指定難病検討委員会」を開催し、「指定難病(第2次実施分)に係る検討結果案」が提示された。 2015年7月の第2次実施・対象疾病拡大に向けた検討は、指定難病の要件に関する情報収集がされた疾病が対象。具体的には、「難治性疾患克服研究事業の研究疾病」、「小児慢性特定疾病の対象疾病」において、関係研究班・関係学会に情報提供を求めた615疾病が対象・・・
-
2015年03月19日(木)
[先進医療] 2技術に先進医療B「適」と判断 先進医療会議
- 厚生労働省は3月19日、「先進医療会議」を開催し、先進医療Bにかかる新規技術の科学的評価や、取り下げなどを議題とした。 先進医療Bとして2つの医療技術を審査して、小児期発症難治性ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群に対する「難治性ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ療法」と、「腹膜播腫を伴う胃癌に対するカペシタビン/シスプラチン+ドセタキセル腹腔内投与併用療法」を、それぞれ「適」と判断した・・・
-
2015年03月18日(水)
[診療報酬] 後発医薬品調剤体制加算の算定が減少 中医協・検証部会2
- 3月18日の中央社会保険医療協議会「診療報酬改定結果検証部会」では、このほか、(2)救急医療の実施状況、(3)後発医薬品の使用促進策の影響および実施状況―も示された。 (2)は、「救急医療管理加算等の見直しによる影響」や「精神疾患患者の救急受入を含む救急医療の実施状況」を調査。 「夜間(準夜・深夜・早朝)の救急対応」については、「救命救急センターを有する医療機関」では、内科・小児科・外科・産科の各診療・・・
-
2015年03月13日(金)
[在宅医療] 小児等在宅医療、自治体が拠点事業の成果を報告 厚労省報告会
- 厚生労働省は3月13日、2014年度「小児等在宅医療連携拠点事業成果報告会」を開催し、各都道府県が事業報告を行った。事業はNICUで長期療養等をした小児などに必要とする在宅医療などを提供し、福祉・教育とも連携して、地域で在宅生活を安心して送れる体制を構築することが目的。 三重県は「対象小児」を調査したところ、重症心身障害児222人、小児慢性特定疾患登録56人、学校教育現場での対象者98人、市町保健師の訪問対象者79・・・
-
2015年02月13日(金)
[臓器移植] 心臓移植希望者の選択基準に関する議題3点 厚労省作業班
- 厚生労働省は2月13日、「心臓移植の基準等に関する作業班」を開催し、心臓移植希望者(レシピエント)選択基準の改正について討議した。今回は議題として、次の3点が提示された(p8参照)(p15参照)。 (1)60歳以上(65歳未満)のレシピエントの取り扱いについて、60歳未満のレシピエントの取り扱いと同等とするか(p9~p10参照)(p16参照)。 (2)現行のレシピエント選択基準において、臓器提供者(ドナー・・・
-
2015年01月23日(金)
[規制改革] 医師主導治験数4件以上などが承認要件 臨床研究中核病院検討会
- 厚生労働省は1月23日、「医療法に基づく臨床研究中核病院の承認要件に関する検討会」を開き、承認要件の「取りまとめ案」(p4~p14参照)が示された。各要件は、(1)実施体制(p5~p9参照)、(2)実績(p10~p12参照)、(3)施設(p12参照)、(4)人員(p13~p14参照)から構成される。なお、(1)と(2)を合わせ、能力要件とされている(p15参照)。 (1)では、不適正事案の防止などを目的として、病院・・・
-
2015年01月23日(金)
[難病対策] 第2次実施分に関し3月パブコメ募集 指定難病検討委
- 厚生労働省は1月23日、「指定難病検討委員会」を開催。指定難病を拡大する第2次実施分の「指定難病の検討の進め方」を確認し、「指定難病の要件」を議論した。 厚労省は指定難病の検討の進め方を、次のように提案した(p6参照)。●第2次実施分の検討では、指定難病としての要件に関する情報収集がなされた疾病を対象とする。●具体的に対象は、難治性疾患克服研究事業の研究疾病や小児慢性特定疾病であって、2015年1月時点で・・・
-
2015年01月14日(水)
[予算] 2015年度予算案、「社会保障の充実」に優先順位 厚労省
- 厚生労働省は1月14日、2015年度「厚生労働省所管予算案の概要」を公表した。厚労省全体で29兆9,146億円(前年度比8,693億円・3.0%増)を計上し、内訳は、医療11兆4,891億円(同2,901億円・2.6%増)、介護2兆7,592億円(同693億円・2.6%増)、福祉3兆9,815億円(同2,418億円・6.5%増)など(p3~p4参照)。 厚労省は消費税率10%への引き上げが2017年4月に延期されたことに伴い、「社会保障の充実」に充てられる消費税増収・・・
-
2015年01月09日(金)
[感染症対策] B型肝炎ワクチンの接種対応を提案 予防接種基本方針部会
- 厚生労働省は1月9日、厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会「予防接種基本方針部会」を開催し、(1)B型肝炎ワクチン、(2)日本脳炎ワクチンの特例措置対象者―などを議題とした。 (1)では、技術的検討結果について、小児の水平感染に関しては、「全出生者を対象に予防接種を実施することで、長期的にはB型肝炎による社会的疾病負荷のさらなる軽減に繋がるものと考えられる」ことが報告さた。また、交差反応に関しては、・・・
-
2014年10月14日(火)
[臓器移植] 改正臓器移植法施行後、18歳未満からの臓器提供は7名
- 厚生労働省は10月14日に、「臓器移植の実施状況等に関する報告書」を発表した。 この報告書は、臓器移植法制定時(平成9年)の参議院特別委における附帯決議に基づいて毎年、厚労省が作成するもの。今回は参院厚生労働委員会において、塩崎厚労相が報告した(p1参照)。 報告によると、移植希望登録者数は、平成26年9月30日現在で、(1)心臓338名(2)肺233名(3)心肺同時3名(4)肝臓388名(5)腎臓1万2373名(6)肝腎・・・
-
2014年10月10日(金)
[医療政策] 医療機能の分化、在宅医療・介護の連携に意欲 塩崎厚労相
- 塩崎厚生労働大臣は10月10日の衆議院厚生労働委員会において、所信を表明した。 塩崎厚労相は、厚生労働行政に取組む基本姿勢のなかで、社会保障について触れ、「自助・自立を第一に共助と公助を組合せ、弱い立場の人には、しっかりと援助の手を差伸べる」との考えを示した(p2参照)。 重点施策としては、(1)持続可能な社会保障制度の確立(2)医療・健康・介護等(3)感染症対策の推進(4)社会福祉法人制度改革等(5・・・
-
2014年10月10日(金)
[医薬品] 未承認薬など開発の「承認済み」・「承認申請済み」が進捗
- 厚生労働省は10月10日に、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を開催した。 この日も学会等からの要望に係る検討状況を確認したほか、企業から提出された開発工程表についての検討などを行った。 第2回要望の検討状況を見てみると、290件の要望項目のうち検討済みが183件(前回比増減なし)、検討中が19件(同増減なし)で、検討対象外が88件(同増減なし)と、いずれも前回会議と同じ状況だった・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。