-
2014年05月16日(金)
[感染症] 発熱・咳がありアラブ諸国渡航やラクダと接触ある患者、MERS疑う
- 厚生労働省は5月16日に、「中東呼吸器症候群(MERS)に関する対応」についての通知を発出した。 中東呼吸器症候群(MERS、middle east respiratory syndrome)は、中東へ渡航歴のある症例から発見された新種のコロナウイルスによる感染症。 重症の肺炎、下痢、腎障害等が主症状で、60歳以上では致死率が高い。現時点で特別な治療薬やワクチンは存在せず、集中治療室管理などの対症療法しかない。 ただし、ヒトからヒトへの感・・・
-
2014年05月16日(金)
[鳥インフル] カリフォルニア等からの鳥類輸入、必要な届出を
-
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則別表第一の規定に基づき厚生労働大臣が指定する地域の一部改正について(5/16付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 保健・健康 新型インフル
-
2014年05月14日(水)
[意見募集] 水痘・高齢者の肺炎球菌感染症を、26年10月から定期接種化
- 厚生労働省は5月14日に、「予防接種法施行令の一部を改正する政令(案)」に関する意見募集を開始した。意見の提出期限は6月12日(p1参照)。 「発生・まん延を予防する必要性が高い感染症(たとえば感染力が強く、毒性が強いものなど)」については、公費で定期の予防接種が行われている。 また、「私は予防接種を受けたくない」という人が増えると感染症がまん延し、他者の健康・生命を脅かす可能性もある。 このため、・・・
-
2014年05月13日(火)
[医薬品] 希少疾病用医薬品に『カナキヌマブ』など6品目を指定、1品目取消
- 厚生労働省は5月13日に、「希少疾病用医薬品の指定取消し及び希少疾病用医薬品の指定」に関する通知を発出した。 HIV感染症やベーチェット病など患者数が少ない疾病に対する医薬品は医療上の必要性が高くとも、患者数が少なく投資回収も難しいことから研究開発も遅れる傾向にある。そこで、安全かつ良質な医薬品を早期に現場に提供するため、我が国では希少疾病用医薬品指定制度が設けられている。 これは薬事法(第77条の2)・・・
-
2014年04月25日(金)
[国庫補助] 精神科病院や精神科デイ・ケア施設等整備に9億円規模の国庫補助
- 厚生労働省は4月25日に、平成26年度保健衛生施設等施設整備費実施計画(第1回目)を公表した。 保健衛生施設等施設整備費は、農村健診センター、特定感染症指定医療機関施設等の施設および設備を整備し、地域住民の健康増進や疾病の予防および治療を行い、公衆衛生の向上に寄与することを目的とした補助金である。 平成26年度第1回は計41件、総額9億2512万7000円。内訳は、原爆被爆者保健福祉施設6件(6475万円)、小児がん拠・・・
-
2014年04月25日(金)
[鳥インフル] 鳥インフル(H7N9)の指定感染症の期間を1年間延長
-
- 鳥インフルエンザ(H七N九)を指定感染症として定める等の政令の一部を改正する政令及び鳥インフルエンザ(H七N九)を指定感染症として定める等の政令の施行に伴う感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の準用に関する省令の一部を改正する省令の施行について(施行通知)(4/25付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 新型インフル
-
2014年04月23日(水)
[肝炎対策] 肝炎ウイルス検査の結果、医療提供者は適切な説明を
- 厚生労働省は4月23日に、「手術前等に行われる肝炎ウイルス検査の結果の説明」に関する通知を発出した。 国内最大級の感染症とされるウイルス性肝炎の感染拡大防止に向けて、肝炎対策基本指針(平成23年5月)が定められている。 この指針では、国・自治体に対して(1)手術前等に行われる肝炎ウイルス検査結果を受検者に適切に説明するよう、医療機関に要請する(2)手術前等の肝炎ウイルス検査結果の説明状況等について調査研・・・
-
2014年04月16日(水)
[介護] 鳥インフルが疑われる利用者等、早急な医療機関受診を
-
- 社会福祉施設及び介護保険施設等における高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が疑われる事例の発生について(4/16)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 総務課 カテゴリ: 介護保険 社会福祉 保健・健康
-
2014年04月09日(水)
[医療提供体制] 民間事業者の行う検体検査事業、利用者には必ず受診勧奨を
- 厚生労働省は4月9日に、「検体測定室に関するガイドライン」に関する通知を発出した。 これは、民間事業者が行う「利用者が自己採取した血液や組織(検体)の検査」事業についてのガイドラインである。 政府の成長戦略(日本再興戦略)ではヘルスケア関連産業の推進をうたっており、「利用者が自己採取した血液等について、民間事業者が血糖値や中性脂肪などの生化学的検査を行う」事業のさらなる増加が期待される。 厚労省は・・・
-
2014年04月09日(水)
[診療報酬] 中医協基本小委メンバー、支払側5名・診療側5名など17名を決定
- 厚生労働省は4月9日に、中医協総会を開催した。 この日は基本小委など下部組織の人事、新たに保険収載される医薬品などを了承している。 平成22、24、26年度改定において、実質的な改定論議はすべて中医協総会で行われてきた。 かつては診療報酬本体の根幹にかかわる重要テーマは『基本問題小委員会』で議論されていたが、「より多くの関係者の意見を議論に反映させるべき」との指摘を受け、基本問題小委のメンバーを増員。そ・・・
-
2014年04月04日(金)
[改定速報] 26年度改定の疑義解釈第2弾、地域包括診療料を詳説
- 厚生労働省は4月4日に、「疑義解釈資料の送付(その2)」について事務連絡を行った。 今回は、新たなQ&Aを掲載しているほか、3月31日に公表した「疑義解釈(その1)」のQ&Aを一部訂正している。 まず、新たなQ&Aについて見てみよう。【地域包括診療料・地域包括診療加算】 【地域包括診療料】は初診時には算定できないが、同一月に再度の受診があった場合には算定できることを明確化。この際、初診時の費用は出来・・・
-
2014年03月31日(月)
[医薬品] 体外診断用薬の審査期間短縮目指し、官民協働で取組む
- 厚生労働省は3月31日に、「体外診断用医薬品審査迅速化のための協働計画」を発表した。 体外診断用医薬品の審査期間は、これまで目標値が設定されていなかった。今回の計画は、行政側と申請者双方が協働して体外診断用医薬品の審査期間を短縮することが目的。(p1参照)。 計画は、(1)承認審査プロセスにおける質の向上に向けた取組み(2)標準的審査期間の設定(3)審査員の増員(4)進捗管理―の4本柱からなる・・・
-
2014年03月28日(金)
[感染症対策] ノロウイルス食中毒、12~4月の冬季に発生集中
- 厚生労働省は3月28日に、「ノロウイルスに関するQ&A」の最新版を公表した。 今回の更新内容においてQ&Aの追加はなく、食中毒の発生件数、感染性胃腸炎の報告件数、ノロウイルス食中毒の月別患者数、ノロウイルス食中毒の原因食品別発生件数などについて、最新の数値が追加された格好だ。 平成25年の月別ノロウイルス食中毒患者数を見ると、もっとも多いのは12月の2399人(事件数では60件)、次いで2月の2218人(同53件)、3・・・
-
2014年03月04日(火)
[感染症対策] W杯コロンビア戦の観戦者などに黄熱の予防接種呼びかけ
- 厚生労働省は3月4日に、「ワールドカップ観戦でブラジルに渡航予定者に黄熱の予防接種を推奨しています」とのプレスリリースを公表した。 2014(平成26)年6月に開催されるサッカーワールドカップ開催地ブラジルでは、渡航者が黄熱に感染する可能性がある。黄熱とは、熱帯アフリカと中南米地域の風土病で、蚊によって媒介され感染する。発熱・寒気・頭痛・吐き気などの症状を伴い、場合によっては死に至る。 日本の試合(グル・・・
-
2014年02月26日(水)
[予防接種] 4月からの新入園・入学に備え、必要なワクチンの接種を 日医
- 日本医師会は2月26日の定例記者会見で、「平成25年度子ども予防接種週間」について発表した。これは、日医と厚生労働省、日本小児科医会が主催するもので、3月1日から7日までが対象期間となる。 4月から多数の児童が幼稚園へ入園、小学校に入学するが、必要な予防接種を受けておくことで、多くの感染症にかかることを防止ができる。そのため、入園・入学前のこの期間を「子ども予防接種週間」と定め、予防接種率の向上を目指し・・・
-
2014年02月25日(火)
[がん対策] 子宮頸がんから身を守るための情報をわかりやすく 都医学研
-
- 平成26年度 都医学研都民講座(第1回) 子宮頸がんから身を守るために(2/25)《東京都》
- 発信元:東京都 福祉保健局、東京都医学総合研究所 カテゴリ: 保健・健康 医学・薬学
-
2014年01月31日(金)
[意見募集] 風しんの再流行踏まえ、総合的な予防施策必要な疾病に追加
-
- 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令(案)」及び「予防接種法施行規則の一部を改正する省令(案)」に関する意見募集について(1/31)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 結核感染症課 カテゴリ: 保健・健康
-
2014年01月31日(金)
[意見募集] 風しん予防に向け、迅速な医師の届出や予防接種勧奨などの指針
- 厚生労働省は1月31日に、「風しんに関する特定感染症予防指針(案)」に関する意見募集を開始した。意見募集期限は3月1日(p1参照)。 感染症の中でも、総合的な予防対策が必要な疾病については、感染症に罹患する原因の究明、発生予防、まん延防止、医療提供、研究開発、国際的な連携などの指針(特定感染症予防指針)を特別に定めている。 現在、インフルエンザ、結核、後天性免疫不全症候群(エイズ)、性感染症、麻し・・・
-
2014年01月29日(水)
[意見募集] 定期接種の機会確保するため、接種間隔の上限を撤廃
- 厚生労働省は1月29日に、「予防接種実施規則の一部を改正する省令(案)」に関する意見募集を開始した。意見の提出期限は2月27日(木)(p1参照)。 予防接種法では、感染症の集団予防を行うために、風しんや破傷風、結核などのA類疾病(かつての1類疾病)ワクチンについて定期接種を行うよう定めている。定期接種はワクチン接種を公権力によって積極的に勧奨するものであることから、副反応発生を可能な限り抑えるために接・・・
-
2014年01月23日(木)
[予防接種] サッカーW杯観戦でブラジル渡航予定者は、早めの黄熱予防接種を
- 厚生労働省は1月23日に、ブラジルにおいて開催されるサッカーワールドカップ(平成26年6月)に向けて渡航する人が黄熱に感染する可能性があるため、「黄熱の予防接種を受けられる施設・日時が増えた」ことを公表し、計画的な予防接種を呼びかけている。 新たに追加された接種場所・日時は、「東京医科大学病院(渡航者医療センター)において、毎週金曜日の午後」と、「国立国際医療研究センター病院(国際感染症センタートラベ・・・
-
2014年01月21日(火)
[がん対策] 拠点病院空白地域に「地域がん診療病院」、がん医療の均てん化
- 厚生労働省は1月21日の全国厚生労働関係部局長会議(厚生分科会)で、健康局所管の重要事項を都道府県等の担当者に説明した。 健康局の所管する事項は多岐にわたるが、その中でも(1)疾病対策(p9~p22参照)(2)移植医療対策(p23~p35参照)(3)肝炎対策(p36~p41参照)(4)感染症対策(p42~p69参照)(5)がん対策・健康増進施策(p70~p94参照)―に注目してみよう。 (1)の疾病対策では、難病対策改革が・・・
-
2014年01月15日(水)
[医学研究] 造血幹細胞の移植推進に向けて、厚生労働大臣が基本方針策定
- 厚生労働省は1月15日に、移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律(平成24年法律第90号)第9条第1項の規定に基づいて、『移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進を図るための基本的な方針』(厚生労働省告示第7号)を策定し、発出した。 造血幹細胞は血液のもととなる細胞で、その移植は白血病等において非常に有効な治療法である。造血幹細胞移植には、(1)骨髄移植(2)末梢血幹細胞移植(3)臍帯血移植―の・・・
-
2014年01月09日(木)
[規制改革] 医療法人の社員、出資額に応じた議決権付与を認めるべきか
- 内閣府は1月9日に、規制改革会議の下部組織である「健康・医療ワーキンググループ」を開催した。 この日は、(1)セルフケア領域に適する医療用検査薬等の見直し(2)医療機関の業務およびガバナンス―を議題とした。 (1)は、平成25年9月12日のWG会合においてまとめられた9つの検討項目の1つ。「国民のセルフケア(疾病の早期発見等を含む)向上のために、低リスクの検査薬について一般用薬として扱ってはどうか」という内容・・・
-
2013年12月27日(金)
[診療報酬] プレセプシン定量検査などを新たに保険収載
- 厚生労働省は12月27日に、「検査料の点数の取扱い」に関する通知を発出した。 これは、平成24年度診療報酬改定のいわゆる解釈通知である「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(平成24年3月5日付、保医発0305第1号)の一部を改正するもの。 今回は、D007【血液化学検査】に『プレセプシン定量』検査を、D012【感染症免疫学的検査】に『ヒトメタニューモウイルス抗原定性』検査を、D014【自己抗体検・・・
-
2013年12月26日(木)
[肝炎対策] 肝生検を行わず血液検査のみで肝線維化の進行度を迅速に判定
-
- 世界初となる糖鎖マーカーを用いた肝線維化検査技術の実用化に成功(12/26)《シスメックス株式会社、産業技術総合研究所》
- 発信元:シスメックス株式会社、産業技術総合研究所 カテゴリ: 医薬品・医療機器 医学・薬学
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。