-
2010年12月17日(金)
[保健医療情報] 医療情報の標準規格、平成23年3月から関係通知発出へ
-
厚生労働省が12月17日に開催した、保健医療情報標準化会議で配付された資料。この会議は、治験のIT化や保健医療情報を扱うシステム(電子カルテ等)の標準化に関する事項等を検討するために設置されているもの。この日は、優先的に整備すべき標準規格などについて議論を行った。
資料では、今後のスケジュールが示されている。それによると、平成22年度中に、この日を含めて2回の会合を開き、平成22年3月から標準規格に係る通・・・
-
2010年12月17日(金)
[医業経営] 医業収支は改善傾向も、さらなる診療報酬増額が必要 全日病
-
全日本病院協会が12月17日に公表した、平成22年度病院経営調査の結果報告書。会員600病院が調査対象となった。今回の調査内容は病院の一般状況および収支状況で、調査期間は平成22年5月1日から31日。回答病院数は335病院、回答率は55.8%であった(p1参照)。
平成22年度の総収支率(総数)は106.5%(平成21年104.2%)で対前年比2.3ポイント上昇、医業収支率は106.7%(同104.3%)で2.4ポイントの上昇となった。医業収・・・
-
2010年12月16日(木)
[23年度税制改正] 社会保険診療報酬等に係る事業税の特例措置を存続
-
- 平成23年度税制改正大綱 厚生労働省関係(12/16)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 税制改正
平成23年度税制改正大綱は、(1)厳しい経済環境下における雇用・生活安定の確保(2)安心して子どもを産み育てることのできる環境の整備(3)質の高い医療サービスの安定的な提供(4)良質な介護サービスの確保・障害者支援の推進(5)信頼できる年金制度に向けて(6)各種施策の推進―から構成されている。
(3)の質の高い医療サービスの安・・・
-
2010年12月16日(木)
[DPC] 施設特性反映や、平均値に一定幅乗せる調整係数見直し方針了承
-
厚生労働省が12月16日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、調整係数の見直しについて議論し、見直しの方向を了承した。なお、「1日あたり包括支払方式」を明確にする名称として『DPC/PDPC』とすることも了承している。
DPCの調整係数については、段階的に廃止し、別の係数に置き換えていくことが決まっている。別の係数の1つとして、平成22年度改定で機能評価係数IIが導入された。・・・
-
2010年12月10日(金)
[がん対策] 相談体制や緩和ケア、がん登録などを今後集中審議 厚労省
-
厚生労働省が12月10日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、今後、集中的に審議する課題や、がん診療連携拠点病院について議論を行った。
協議会では、平成24年度のがん対策推進基本計画改定に向けて、テーマを定めて集中的な審議を行っていくこととしている。委員からは、これまでに(1)相談支援(2)緩和ケア(3)医療連携と在宅医療(4)サバイバーシップ(5)がん登録(6)がん治療薬等に関するド・・・
-
2010年12月09日(木)
[看護] 今後5年間や中長期的な看護職員需給見通し、報告書(案)提示
-
厚生労働省が12月9日に開催した、第七次看護職員需給見通しに関する検討会で配付された資料。この日は、同検討会の報告書(案)について議論した。
報告書(案)では、新たな看護職員需給見通しについて記載している(p4~p8参照)(p15~p16参照)。それによると、看護職員の需要見通しは、平成23年の約140万4000人から、平成27年には約150万1000人(約6.9%増)に増加するとしている。病院については約90万人から約96万6・・・
-
2010年12月09日(木)
[経営] 医療貸付、福祉貸付ともに金利0.2ポイント引上げ 福祉医療機構
-
- 独立行政法人福祉医療機構(医療貸付)貸付利率表(12/9)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所とも新築資金・増改築資金(甲種)は年1.5%、増改築資金(乙種)は年2.0%へ、それぞれ0.2ポイントずつ引き上げられた。また、介護老人保健施設、助産所等についても、それぞれ年1.6%、年2.0%で、0.2ポイントずつ引き上げられている。さらに、長期運転資金は、年1.2%で、いずれの施設・・・
-
2010年12月08日(水)
[介護費] 平成22年8月の介護費総額は6693億円 国保中央会
-
国民健康保険中央会はこのほど、平成22年8月サービス分の介護費等の動向を公表した。
8月分の介護費は、介護サービスと介護予防サービスを合わせて6693億円。前年同月に比べて5.0%の伸びとなっている。このうち、居宅サービスは3258億円(対前年同月費7.7%増)、地域密着型介護サービスは592億円(同9.5%増)、施設サービスは2843億円(同1.2%増)となっており、地域密着型介護サービスの増加が目立つ。サービス種類別に見・・・
-
2010年12月08日(水)
[医療施設] 一般病床は710床減、療養病床は466床減 医療施設動態調査
-
厚生労働省は12月8日に、平成22年9月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月から11施設減少し8670施設。病床数は1536床減って159万3354床となっている。このうち、一般病床は710床減の90万3621床だった。療養病床は466床減少し、33万2986床になっている。
一般診療所の施設数は110施設増加し9万9831施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が25施設減少、無床診療所は135施設増加と・・・
-
2010年12月08日(水)
[産科医療] 産科医療補償開始からの累計で、107件中101件が補償対象に
-
- 産科医療補償制度運営委員会(第7回 12/8)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医療提供体制
まず、平成22年12月3日現在の産科医療補償制度への加入状況を見てみると、病院は100%、診療所は99.5%、助産所は98.9%となっている(p4参照)。補償審査は、平成22年11月29日までに合計で15回開催されている。制度開始以降の審査結・・・
-
2010年12月08日(水)
[臓器移植] 臓器提供が可能な施設一覧を公表 臓器移植ネットワーク
-
- ガイドライン上の5類型に該当する施設一覧(12/8)《日本臓器移植ネットワーク》
- 発信元:日本臓器移植ネットワーク カテゴリ: 医療提供体制
脳死者から臓器摘出を行えるのは、「臓器の移植に関する法律の運用に関する指針(ガイドライン)」により、高度の医療を行う、(1)大学附属病院(2)日本救急医学会の指導医指定施設(3)日本脳神経外科学会の専門医訓練施設(4)救命救急センター(5)日本小児総合医療施設協議会の会員施設―のいずれ・・・
-
2010年12月08日(水)
[医療安全] 病院医師の多忙さが長期処方を誘発している恐れあり 日医
-
日本医師会は12月8日の定例記者会見で、「長期処方についてのアンケート調査報告」を公表した。
この調査は、北海道、茨城県、群馬県、千葉県、広島県、福岡県で試験的な研究として行われた。主な調査項目は、慢性疾患等の患者に対する処方日数、比較的長期の処方の対象疾患・処方理由・問題事例など。病院2820人、診療所1395人のうち、外来診療で処方を行っている医師3904人から有効回答を得ている。
日医は、調査結果とし・・・
-
2010年12月08日(水)
[診療報酬] 22年度改定受けても後発品使用割合は23%弱で頭打ち 中医協
-
- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第29回 12/8)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
部会では、速報をもとに分析を行い、中医協総会に本報告を行う予定。
調査は、大きく(1)薬局調査(2)病院・診療所・医師調査(3)患者調査―の3つに分けられる。回収率等・回収数を見てみると、回収率については前回の平成21年度調・・・
-
2010年12月07日(火)
[病院] 外来患者数が先月に引き続き大幅に減少
-
厚生労働省は12月7日に、平成22年8月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は対前月比で1877人増の、131万8346人となっている。一般病床の1日平均患者数は150人増の69万5337人、外来患者数は3万3480人減の140万7137人となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は対前月比1.2ポイント増の82.1%で、うち一般病床は2.0ポイント増の76.2%、介護療養病床は94.8%で・・・
-
2010年12月06日(月)
[医師養成] 平成23年度の医学部入学定員、77人増の8923人
-
文部科学省は12月6日に、平成23年度の医学部入学定員の増員計画について公表した。入学定員増は、「新成長戦略」や、厚生労働省の「病院等における必要医師数実態調査」の結果を踏まえ、緊急臨時的に認めるもの。
文科省は(1)地域の医師確保(2)研究医養成(3)歯学部入学定員の削減を行う大学の特例―の3つの観点からの定員増であるとしている。また、増員期間は平成23年度から31年度までの9年間であり、以降はその時点での・・・
-
2010年12月02日(木)
[医療提供体制] 病床数算定の補正範囲、地域の実情に応じた縮小を条例委任
-
厚生労働省が12月2日に開催した、社会保障審議会の医療部会で配付された資料。この日は、医療施設の体系や地域主権戦略大綱への対応などについて議論を行った。
地域主権戦略大綱は、平成22年6月に閣議決定された「現在、中央省庁が有している権限を地方に移譲していく」ための大方針。医療については、(1)医師・歯科医師以外の医療従事者の配置基準(2)食堂や消毒施設等の施設基準(3)病院等の病床数算定にあたっての補正・・・
-
2010年12月01日(水)
[規制改革] 第19次の特区提案事項について関係府省に検討要請 内閣官房
-
内閣官房は12月1日に、構造改革特区の第19次提案事項について、関係府省に検討要請を行った。
資料では、提案事項を(1)エリア別(p3~p18参照)(2)所管府省庁別(p19~p59参照)―に整理している。医療・介護関連の提案では、「病院等の病床数算定基準の緩和」や「特例病床算定手続きの見直し」「小規模多機能型居宅介護事業所の利用制限緩和」「回復期リハビリテーション病棟の施設基準の緩和」などがある。
回復期・・・
-
2010年12月01日(水)
[診療報酬] 英・仏・独・米の診療報酬へのコスト反映状況を調査 日医
-
日本医師会は12月1日に、日医総研ワーキングペーパーとして「諸外国(英・仏・独・米)の診療報酬 診療原価やドクター・フィーは明確化されているか?」を公表した。
資料では、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカを取り上げ、各国の診療報酬(医療サービスの単価)の決まり方について、特に、「ドクター・フィーとホスピタル・フィーを区別しているか」「診療報酬には診療原価コストが明確に反映されているか」に焦点を合・・・
-
2010年11月30日(火)
[診療報酬] 病院の手術やDPC、診療所の在宅で点数伸び率高い 支払基金
-
- 電子レセプトから分析した診療報酬改定の影響(Ver.2)(11/30)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成22年7~8月診療分の1ヵ月平均点数は496億2700万点で、前年同期に比べて4.05%(19億3200万点)増加している(入院6.58%増、外来1.62%増)・・・
-
2010年11月30日(火)
[税制改正] 診療報酬に係る事業税非課税措置、23年度は継続 税調
-
内閣府が11月30日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、各省庁から出されていた、平成23年度税制改正要望項目について、1次査定案が報告された(p40~p170参照)。
厚生労働省から要望があがっていた、(1)医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置の創設(2)社会保険診療等に係る消費税のあり方の検討(3)療養病床の転換に係る特別償却制度(4)平成12年医療法改正による改正後の構造設備基準・・・
-
2010年11月30日(火)
[規制改革] 病床数算定基準の緩和特区を、埼玉県など35都道府県が提案
-
- 構造改革特区の第19次提案受付状況について(11/26)《内閣府》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
資料では、構造改革特区の第19次提案受付状況について整理されている(p2~p15参照) 。医療・介護関連の提案を見てみると、・・・
-
2010年11月29日(月)
[医療提供体制] 輸血拒否、ケースに応じた対応案を提示 東京都
-
東京都がこのほど開催した、東京都立病院倫理委員会で配付された資料。本委員会は、都立病院における倫理指針や患者の権利などについて議論。とくに、宗教上の理由で輸血を拒否した場合の対応について検討を重ねている(p4参照)。
この日は、報告案が当局より示された(p11~p30参照)。そこでは、倫理的、法的観点に立ち「極力輸血を避けて、治療を行うことを前提とする」ことを打ち出している。ただし、輸血以外に生・・・
-
2010年11月29日(月)
[補正予算] 災害拠点等以外の病院耐震化、国交省が診断・改修費を補助
-
国土交通省は11月29日に、「平成22年度補正予算 住宅・建築物の耐震化緊急支援事業」を公表した。
この事業は、緊急に耐震化が必要な建築物等について、耐震化の促進および経済対策として関連投資の活性化を図るため、 建築物の所有者が実施する耐震診断等に対して、国が事業に要する費用の一部を助成するもの。
補助金額は、耐震診断を行う建築物の所有者等に対し、1棟あたり200万円(上限)、耐震改修を行う建築物の所有者・・・
-
2010年11月26日(金)
[臨床研修] マッチング率の不振は、個々の大学病院の事情 政府答弁
-
政府はこのほど、平成22年度の医師臨床研修における「マッチング」結果に関する質問に対する答弁書を公表した。
平成16年度から導入された医師臨床研修制度は、大学の医師派遣機能の強化、研修医の適正配置を図る観点から、平成21年度に見直しが行われた。その結果、平成22年度の研修医の採用実績では、大学病院のシェアが47.2%に改善された。しかし、先日発表された平成22年度の「マッチング」結果(平成23年度に採用となる・・・
-
2010年11月26日(金)
[医療費] 平成22年7月の医療費、対前年度比3.0%増
-
厚生労働省は11月26日に、最近の医療費の動向(概算医療費)の平成22年7月号を発表した。
平成22年7月の医療費は、前年同月に比べて3.0%増加。これを制度別に見てみると、被用者保険全体では3.0%増(本人2.5%増、家族3.6%増)、国保では1.0%増、公費負担分は7.4%増となっている(p3参照)。
種類別に見ると、診療費は3.1%増(医科入院5.6%増、医科入院外1.1%増、歯科0.2%減)、調剤2.9%増、入院時食事0.4%増・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。