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2014年03月20日(木)
[医療保険] 26年4月以降に70歳になる人、70~74歳の医療費は2割負担に
- 厚生労働省は3月20日に、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」の一部改正等に関する通知を発出した。 社会保障・税一体改革の中では、「世代内および世代間の公正・公平な負担の実現」も謳われている。 この一環として、これまで予算措置によって1割負担とされていた70歳代前半(70~74歳)の医療費一部負担を、健保法等本則の2割とすることを政府は固めている。もっとも、1割負担であった人に・・・
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2014年03月20日(木)
[介護保険] 介護従事者の給与「引上げた」61.8%、定期昇給実施は約5割
- 厚生労働省は3月20日に、社会保障審議会・介護給付費分科会の「介護事業経営調査委員会」を開催した。 この日は、「平成25年度 介護従事者処遇状況等調査」の結果が報告された。 介護従事者には「労働に見合った対価が得られていない(給与水準が低い)」「キャリア・アップが難しい」などの労働環境に関する不安がある。そこで、平成21年度には『介護職員処遇改善交付金』が、24年度にはこれを引継ぐ形で【介護職員処遇改善加・・・
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2014年03月20日(木)
[医療提供体制] 病床機能分化に向けた新基金、4月より都道府県ヒアリング
- 厚生労働省は3月20日に、「新たな財政支援制度にかかる都道府県担当者会議」を開催した。 社会保障・税一体改革では、病院・病床の機能分化を進め、また病院・病床間の連携を強化することが柱の1つに据えられている。 このため、今般国会に提出されている医療法・介護法等改正案(医療介護総合確保推進法案)では、この機能分化・連携強化を進めるために病棟機能の報告制度などを創設することとし、あわせて機能分化等に必要な・・・
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2014年03月18日(火)
[療養費] 消費増税に合わせて、柔道整復療養費の初検料を1450円に引上げ
- 厚生労働省は3月18日に、社会保障審議会・医療保険部会の「柔道整復療養費検討専門委員会」を開催した。 この日は、厚労省当局から、「柔道整復療養費」改定案が示され、これを了承している。 平成26年4月からの消費税率8%引上げによって、柔道整復施術所の経費増が見込まれる。施術所の経営悪化を避ける意味で、療養費の引上げが検討されたものだ。 改定率は、昨年(平成25年)12月20日の診療報酬改定率(本体プラス0.73%・・・
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2014年03月18日(火)
[療養費] 消費増税に合わせ、はり・きゅう療養費等を0.68%引上げ
- 厚生労働省は3月18日に、社会保障審議会・医療保険部会の「あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」を開催した。 この日は、厚労省当局から、「あん摩マッサージ指圧療養費」および「はりきゅう療養費」の改定案が示され、これを了承している。 平成26年4月から消費税率が8%に引上げられる。このため、あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう施術所の経費増が見込まれることから、療養費の引上げが検討された・・・
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2014年03月14日(金)
[介護保険] 地域支援事業の市区町村移管による「格差」は上限見直しで対応
- 政府は3月14日に、「介護保険法改正に関する質問」に対する答弁書を公表した。 政府は「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案(以下、法案)」による介護保険法の改正において、介護予防訪問介護・介護予防通所介護(以下、介護予防訪問介護等)を、原則として全国一律の基準で実施する予防給付対象から外す。市区町村が地域の実情に応じて実施することができる総合事業に移・・・
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2014年03月13日(木)
[社会保障] 26年度改定で地域包括ケアを担う医療を評価 田村厚労相
- 田村厚生労働大臣は3月13日の参議院厚生労働委員会において、所信表明を行った。 田村大臣は、重点施策として(1)持続可能な社会保障制度の確立(2)医療・健康・介護(3)安心できる年金制度の構築(4)子ども・子育て支援(5)女性・高齢者の活躍促進(6)障害者施策―などを掲げる。 このうち(2)の医療・健康・介護については、(i)医療・介護(ii)診療報酬改定(iii)医療保険制度(iv)難病対策(v)革新的医薬品・医・・・
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2014年03月12日(水)
[医療提供体制] 特定医療法人美杉会などを社会医療法人に認定
- 厚生労働省は3月12日に、社会保障審議会「医療分科会」の審議結果を発表した。 この分科会の所掌事務は、「医療法の規定により、その権限に属させられた事項を処理すること」(社会保障審議会令)とされており、具体的には「2以上の都道府県にまたがる医療法人について、設立認可とその取消、解散認可、業務停止命令、社会医療法人の認定とその取消」について審議し、厚労省に意見を述べることである。 この日は、以下の事項に・・・
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2014年03月10日(月)
[社会保障] 財政健全化、医療・介護費の拡大に合わせ18%の消費税率求める
- 財務省は3月10日に、財政制度等審議会「財政制度分科会」を開催した。 この日は、有識者・委員からのヒアリングなどを行った。 有識者として意見を述べたのは、大和総研調査提言企画室の鈴木室長。政府財政の課題と長期展望を報告した(p16~p30参照)。 鈴木室長は現行制度を前提に、将来の政府の財政を長期にわたって見通すと政府の財政が黒字化せず、赤字拡大が続いていくと予測。「社会保障費の拡大が最大の問題だ。当・・・
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2014年03月07日(金)
[医療機器] 在宅医療・介護現場のニーズに応える医療機器の実用化を促進
- 厚生労働省は3月7日に、「在宅医療推進のための医療機器等の実用化促進に関する検討会」の初会合を開催した。 社会保障・税一体改革の中では、病院・病床の機能分化とならんで「在宅医療・介護の推進」も重点分野に掲げられている。しかし、在宅医療現場からは「施設に特化した医療機器は、必ずしも在宅医療の現場ニーズにマッチしていない。在宅医療に合った医療機器の開発をしてほしい」との意見も数多く出されている。 こう・・・
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2014年03月05日(水)
[改定速報] 往診をした患者、当該月は訪問診療料などの大幅減算をしない
- 厚生労働省は3月5日に、平成26年度診療報酬改定の説明会を開催した。 同日は、新点数表と施設基準、新薬価基準、新材料価格基準などが告示されたほか、関係通知の発出もなされている。 改定内容の大枠や、通知のポイントなどは既にお伝えしているので、今回は厚労省当局が説明会の席でとくに強調した留意点を中心にご紹介することとしたい。 まず、厚労省保険局の宇都宮医療課長は、社会保障・税一体改革の実現に向けた今回改・・・
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2014年02月27日(木)
[終末期医療] 尊厳死法案、障害者団体は「自己決定を迫られる」と反対姿勢
- 自由民主党は2月27日に、尊厳死に関する検討プロジェクトチームを開催した。 この日は、尊厳死に関する法制化についての有識者ヒアリングを行っている。 患者本人が「延命治療をしないでほしい」との希望を持っていても、延命治療の停止等は刑法等に触れる可能性があり、医療現場では望まれない延命治療等が継続されている。 このため、尊厳死法案(終末期の医療における患者の意思の尊重に関する法律案)では、(1)患者が「・・・
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2014年02月20日(木)
[診療報酬] 26年度改定は在宅復帰強化、退院調整の看護の役割増大 日看協
- 日本看護協会は2月20日に、平成26年度診療報酬改定に対し「医療の機能分化と在宅医療の推進に理解する」旨の見解を表明した。 今回改定では社会保障・税一体改革の推進を目指しており、次のような点が目立つ。(1)7対1を中心とした急性期入院医療の機能強化(2)急性期からの受け皿整備(地域包括ケア病棟等の整備)(3)在宅医療の推進(看取り等の機能強化をしている医療機関・訪問看護ステーションの評価充実)(4)外来医・・・
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2014年02月18日(火)
[難病対策] 難病法案等の早期成立で、総合的な患者支援対策を JPA
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- 難病法案・児童福祉法改正法案の早期成立で総合的な難病対策・小慢対策を充実させよう!(2/18)《日本難病・疾病団体協議会》
- 発信元:一般社団法人日本難病・疾病団体協議会 カテゴリ: 医療制度改革 医療提供体制
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2014年02月18日(火)
[高齢者] ASEAN諸国の活動的な高齢化に向け、我が国が貢献できる事項を整理
- 厚生労働省は2月18日に、「国際的なActive Aging(活動的な高齢化)における日本の貢献に関する検討会」を開催し、報告書を大筋でまとめた。 我が国だけではなく世界的に高齢化が進んでおり、とくにアジア地域で日本と同様あるいは日本を上回るスピードで高齢化が進むと見込まれている。そうした中で、日本の経験・知見を活用した国際協力を推進するために本検討会が設置されている。 Active AgingについてWHO(世界保健機関)・・・
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2014年02月17日(月)
[医療保険] 国保の財政基盤強化したうえで、財政運営等を都道府県に移管
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- 平成25年度 全国高齢者医療主管課(部)長及び国民健康保険主管課(部)長並びに後期高齢者医療広域連合事務局長会議(2/17)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 カテゴリ: 医療保険 医療制度改革
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2014年02月14日(金)
[医療改革] 安倍内閣に社会保障改革を進めるための「推進本部」を設置
- 安倍内閣は2月14日に、社会保障制度改革推進本部の初会合を開催した。 この会合は、「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」(いわゆる一体改革推進のプログラム法)に基づいて内閣に設置されたもの(p29~p33参照)で、社会保障・税一体改革を推進するために、本部長を安倍首相、副本部長を甘利一体改革担当相とし、田村厚労相や麻生財相など関係閣僚で構成されている(p2参照)。 初会合・・・
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2014年02月12日(水)
[医療改革] 地域包括ケア目指し、医療法・介護保険法等改正案を国会に上程
- 安倍内閣は2月12日の閣議で、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」を決定した。医療法・介護保険法等を改正するもので、同日に国会へ上程されている。 急速に進む高齢化の中では、現在の急性期中心の医療提供体制では十分に対応しきれないと指摘される。そのため、財源面も含めた「社会保障・税一体改革」の論議が進められ、その一環として医療法・介護保険法等の改正内・・・
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2014年02月07日(金)
[社会保障] 26年度国民負担率は過去最高41.6%、前年度比1.0ポイント増
- 財務省は2月7日に、平成26年度の国民負担率が41.6%で、前年度に比べて1.0ポイント増加し、過去最高となる見通しであることを発表した。 国民負担率とは、国民所得(NI)に対する「租税(国税および地方税)負担」と「社会保障負担」の割合である(【税負担+社会保障負担】/国民所得)。 26年度の国民負担率の内訳をみると、国税負担率が14.5%、地方税負担率が9.6%、社会保障負担率が17.5%という状況。国税負担は2年度の1・・・
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2014年01月31日(金)
[医薬品] 消費増税と時代に合わせた薬価調整幅の設定を提案 日医総研
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- 医薬品卸のM&A戦略の検証:2007年度~2012年度の決算分析から(1/31)《日本医師会総合政策研究機構》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器 診療報酬 調査・統計
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2014年01月31日(金)
[国保] 国保の財政基盤強化に向けた国と自治体の協議、26年7月に中間まとめ
- 厚生労働省は1月31日に、「国民健康保険制度の基盤強化に関する国と地方の協議(国保基盤強化協議会)」を開催した。 社会保障・税一体改革では「国保の都道府県への移管」を明確に打出している。しかし、無職の加入者が多い国保では、多額の一般会計からの繰入によって財政を支えられているのが実情であり、都道府県に移管されてもこの状況に大きな変化はない。そこで、国と自治体(都道府県と市町村)のトップが国保の財政基・・・
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2014年01月31日(金)
[小児難病] 児童福祉法を改正し、小児慢性特定疾患児への医療支援を規定
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- 小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会(第12回 1/31)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 医療提供体制 医療制度改革
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2014年01月30日(木)
[難病対策] 難病対策改革案を疾病対策部会が了承、近く法案提出へ
- 厚生労働省は1月30日に、厚生科学審議会の「疾病対策部会」を開催した。 この日は、難病対策や臓器移植を議題としている。 難病対策については、下部組織である難病対策委員会の審議をベースに、部会として昨年(平成25年)1月に「法制化すべき」との提言を行っている(p2参照)。その後、社会保障・税一体改革の中でも「法制化」の方針が固められ、昨秋から具体的な見直し論議が難病対策委員会で重ねられてきた。 難病対・・・
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2014年01月30日(木)
[医療提供体制] 医療法、介護保険法の改正案を自民党の部会が了承
- 厚生労働省は1月30日に、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」を自民党に提示した。党の部会ではこれを了承している。 この法律案は、社会保障・税一体改革の一環である「医療提供体制の見直し」「介護保険制度の見直し」を目指すもの。つまり医療法・介護保険法等の改正案である。 見直し内容は、社会保障審議会の医療部会と介護保険部会でそれぞれ議論され、昨年暮れ・・・
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2014年01月29日(水)
[医療保険] 自動車事故補償、健保使用条件・算定基準の明文化求める
- 日本医師会は1月29日の定例記者会見で、労災・自賠責委員会の答申について発表した。これは、横倉会長の「社会保障における労災保険指定医療機関の今後の役割」と「交通事故診療における周辺問題について」の諮問に答えるもの。 労災・自賠責委員会は、労災保険については、脳・心臓疾患、精神障害の労災請求が増加している状況に鑑み、内科・精神科系の労災医療機関の被災労働者の職場復帰に見合った診療報酬体系のあり方を検・・・
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