参考 報告書(最終版)(4)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(報告書) (110 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》 |
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(1) 調査目的
本モデル事業に参加いただいた各事業所に対しヒアリング調査を行い、実際にフィードバック票を活
用できた場面や、訪問系サービスや居宅介護支援において追加したい評価項目やその活用方法等の把握
を行うことを目的とした。
(2) 調査対象事業所
10 事業所(訪問介護 2 事業所、訪問看護 2 事業所、定期巡回 2 事業所、居宅介護支援 3 事業所)
調査開始時点でアンケート調査の結果を提出が確認できた事業所から無作為に抽出し、承諾が得られ
た事業所を対象とした。
(3) 調査期間
令和 5 年 1 月~令和 5 年 2 月
(4) 調査結果概要
※
下線については、当該調査の目的を踏まえ、LIFE 活用の主な効果や課題等を中心に引いている。
① LIFE 活用前のアセスメントの状況
➢
ADL、IADL、精神状態を評価している。
(訪問介護)
➢
新規利用者は必ず ADL(FIM)
、IADL、FAI について評価している。
(訪問看護)
➢
科学的介護推進体制加算の必須項目と概ね一致しているが、栄養や口腔状態の項目は普段は評価し
ていない。
(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)
➢
普段確認しているのはリハビリに関する項目(ADL)や口腔関連(点数で表示される数値項目、指
標名は不明)の項目である。(居宅介護支援)
➢
使用している介護ソフトの ADL 等の評価表に沿って評価を実施している。必要に応じて個別対応が
必要な場合、プラスアルファの情報を収集している(例:認知症が進行しているかたの後見人、
キーボックス管理方法等)
。(訪問看護)
➢
日常生活状況、介助の程度、血液検査等の検査データ、ケアプランと介入内容の整合性を評価して
いる。
(訪問看護)
② LIFE へのデータ入力における課題
➢
訪問介護で目標として関わっていない項目は評価しづらかった。本事業では併設の通所介護で LIFE
の算定を受けている利用者を対象にしていたため、情報提供を受けることができた(機能訓練の状
況等)が、それ以外の利用者(特にリハビリを利用していない方)についてはわからない項目が多
いと感じた。(訪問介護)
➢
特に要介護度の高い利用者の身長・体重の評価は、訪問中の時間では難しい。身長・体重以外の項
目は問題なく評価できた。
(訪問看護)
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