参考 報告書(最終版)(4)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(報告書) (113 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html |
出典情報 | 社会保障審議会介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》 |
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利用者のエンパワーメントを評価する観点で、Vitality Index のみだと利用者に伝える方法が難し
い。
(訪問看護)
➢
特に DBD13 については限られた項目のみフィードバックされるため、可能であれば全項目含めてほ
しい。
(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)
➢
可能な範囲リアルタイム(評価から共有までのタイムラグの縮小)ができるとありがたい。安定して
いる場合アセスメントの頻度である 1 か月以内での情報共有があるとよい。安定していない人はよ
り迅速な共有がよい。
(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)
➢
改善策が明確に提示されていれば活用できるが、そうでない場合データの理解も難しい。データだけ
でなく改善策が文字で記載されていると担当者もすべきことが明確に分かるようになる。(定期巡
回・随時対応型訪問介護看護)
➢
ご希望があれば利用者にもお見せしたいが、数値に親しんでいない場合は理解が難しいと考えられ
る表現が多いと感じた。
(居宅介護支援)
➢
受領したフィードバック票からケアプランの変更に至る情報を読み取るのは難しく、要検討項目の
ようなものがフィードバック票に明示されていると介護専門職が確認や漏れがあるかどうかも確認
できたと思う。
(居宅介護支援)
➢
介護支援専門員が利用者フィードバック票を見てすぐに理解するのはハードルが高い。また、フィー
ドバック票がどのようなデータで構成されているのかが理解しにくい。フィードバック票の読みと
り方の説明・勉強会が必要と考えている。
(居宅介護支援)
➢
アセスメント項目は加算に沿った内容になっているため専門性が高い。普段のアセスメントに沿っ
た、もう少し分かりやすい項目になると現場で活用しやすい。
(居宅介護支援)
➢
利用者自身についてだけでなく、家族状況や地域での関わりについても利用者フィードバック票に
含まれているとよい。
(居宅介護支援)
➢
認知症や意欲に関する評価項目が主である Barthel Index はリハビリ職にはなじみがある一方、看
護職にはなじみがなく、評価結果の見方についてもイメージができない場合がある。評価者によって
判断がぶれる項目については基準が示されるとよい。(訪問看護)
➢
介護保険の利用者の場合、フィードバック票の頻度は半年に 1 回でもよい。3 か月に 1 回でもデータ
処理が大変になると思う。一方で医療保険を利用する進行性疾患や末期がんを有する利用者の場合
は、状態が短期で大きく変化するため、半年に 1 回の頻度だとフィードバック票を利用しにくい可
能性がある。介護を利用する利用者の場合、長期的な状態を確認する点で半年に 1 回でも問題ない。
(訪問看護)
⑤ LIFE が介護・看護・ケアマネジメントに与える影響、効果
➢
モデル事業の対象利用者(独居)について LIFE 項目を評価する中で、訪問時間内では評価できない
項目(体重、食事の様子)や、項目としては評価できても把握できていない情報(薬の飲み忘れの理
由・経緯)があり、利用者の全体像をつかみきれていないことに気付いた。そのため、LIFE をきっ
かけに多職種(主に訪問薬局の薬剤師)とより詳細な情報まで共有・議論するようになり、結果とし
て服薬・栄養管理が必要であるという結論となった。その後、ケアプランの見直しを実施し、利用者
の状態を詳細に確認すること、及び服薬や食事を忘れずにとっていただくことを目的に、訪問介護の
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