安庁）
（事件等を通じた情報収集の推進）
・ 検挙事件から、密輸組織の実態に迫る情報の入手に努める。（警察
庁、厚生労働省、海上保安庁）
・ 密輸入対策関係省庁会議等の場を通じ、薬物が積み出されるおそれ
の高い国・地域と関連する船舶、貨物、人等密輸情勢に関する情報等
の一層の共有を図る。（財務省、警察庁、厚生労働省、海上保安庁、法
務省）
（組織・装備の強化）
・ 情報収集活動を一層強化するため、情報収集・分析体制の整備に努
める。（警察庁、財務省、厚生労働省、海上保安庁）
・ 薬物密輸入を想定した合同取締訓練を実施し、取締機関間の連携や
能力向上に努める。（警察庁、財務省、厚生労働省、海上保安庁）
（原料物質の輸出入対策・管理体制の強化）
・ 原料物質の国際的な輸出入動向と使用実態を把握するため、国際麻
薬統制委員会（ＩＮＣＢ）との連携を図る。（厚生労働省、経済産業
省）
・ 原料物質の適正流通のために、事前通知制度を活用して原料物質の
輸出入の監視を強化する。（厚生労働省）
・ 原料物質の適切な貿易管理のため、厳正な審査や広報啓発活動を実
施する。（経済産業省）
・ 関係機関と連携して合同立入検査等を実施し、原料物質の輸出入取
締りを強化する。（海上保安庁）
・ 原料物質の適正な流通を確保するため、麻薬・覚醒剤原料取扱業者
に対して、立入検査を実施する。（厚生労働省）
（２）薬物密輸ルートの解明と水際における取締体制の構築
薬物の国内流入を阻止するため、密輸関連情報や検査機器等の有効な活
用や必要な人員の確保により、取締体制の強化を図ることが必要である。
このため、以下の取組を行う。
（海上・港湾等における監視・取締体制の強化）
・ 新たな装備資機材の活用を含め海上や港湾等における監視・取締体
制の強化、不審な貨物や船舶に関する情報等の収集に努める。(海上保
安庁、警察庁、財務省、厚生労働省)
・ 関係機関の相互補完のための情報交換の充実、合同による船舶への
立入り検査、張込みや調査等を推進する。（海上保安庁、警察庁、財
務省）
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