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資料2-3 重篤副作用疾患別対応マニュアル 低血糖(案) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00006.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第15回 9/20)《厚生労働省》
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低血糖
英語名:Hypoglycemia

A.患者の皆様へ

ここでご紹介している副作用は、インスリン注射をしているか、経口糖尿病治療薬を服用
している場合を除けば稀なものであり、必ず起こるというものではありません。ただ、副作
用は気づかずに放置していると健康に影響を及ぼすことがあるので、早めに「気づいて」対
処することが大切です。そこで、より安全な治療を行う上でも、本マニュアルを参考に、患
者さんご自身、またはご家族に副作用の黄色信号として「副作用の初期症状」があることを
知っていただき、当てはまる症状がある場合は、医師あるいは薬剤師に連絡してください。

血液中のブドウ糖濃度が低くなった状態である「低血糖」は、医薬
品によって引き起こされる場合もあります。インスリン注射をして
いるか、経口糖尿病治療薬を服用している場合に多くみられます。す
でに医師・薬剤師などから説明のあった低血糖への対応をとってく
ださい。
一方、その他のお薬を服用していても、次のような症状がみられた
場合には、放置せずに医師・薬剤師に連絡してください。
「冷や汗がでる、気持ちが悪くなる、急に強い空腹感をおぼえる、
寒気がする、動悸がする、手足がふるえる、目がちらつく、ふらつく、
力のぬけた感じがする、頭が痛い、ぼんやりする、目の前が真っ暗に
なって倒れそうになる」などの症状が急に出現したり持続したりす
るが、食事をとると改善する場合。
また、ご家族の方も、患者さんに前に書いたような症状がみられた
り、
「ボーッとしている、うとうとしている、いつもと人柄の違った
ような異常な行動をとる、わけのわからないことを言う、ろれつが回
らない、意識がなくなる、けいれんを起こす」などに気づいた場合に
は、薬の副作用の可能性があるので、すぐに医師または薬剤師に相談
してください。
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