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資料2-3 重篤副作用疾患別対応マニュアル 低血糖(案) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00006.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第15回 9/20)《厚生労働省》
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ちが悪くなる、急に強い空腹感をおぼえる、寒気がする、動悸がする、
手足がふるえる、目がちらつく、ふらつく、力のぬけた感じがする、
頭が痛い」などの症状を自覚することが多いです。このような場合、
すぐに吸収の速い糖分(砂糖や砂糖を多く含むジュースなど)を摂取
すれば通常 5 分以内に症状は改善します。特に、主治医からブドウ
糖での対応を勧められている場合には、購入して常備しておきまし
ょう。ブドウ糖は粉末タイプの他にも、固形タイプ、ゼリータイプの
商品もあります。また、α-グルコシダーゼ阻害薬を服用している場
合には、低血糖発現時は必ずブドウ糖を摂取してください。一旦低血
糖症状が改善しても 30 分ほどで再度低血糖が起こる場合もあります
ので注意してください。
一方、低血糖を繰り返している場合や乳幼児・高齢者では、上記の
ような症状を自覚しないで、いきなり「ぼんやりする、ボーッとして
いる、うとうとしている、いつもと人柄の違ったような異常な行動を
とる、わけのわからないことを言う、ろれつが回らない、目の前が真
っ暗になって倒れそうになる、意識がなくなる、けいれんを起こす」
などの症状が出現することもあります。高齢者では認知症と間違わ
れる場合もあります。このような場合は周りにいる人が吸収の早い
糖分やブドウ糖を食べさせてください。あらかじめ家族の方に対し
てグルカゴンの点鼻薬や注射を使用するように指示されている場合
は、そのようにしてください。症状が良くならない場合や、意識障害
があって糖分を口から摂ることができない場合には、すぐに主治医
と連絡をとり受診して下さい。

低血糖では速やかな糖質補給が必要です

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