よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○在宅(その6)について 総ー1 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00232.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第573回 12/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

訪問診療・往診等についての課題
(訪問診療・往診等について)
<患者の状態に応じた訪問診療について>
• 訪問診療・往診等については、7月12日及び10月4日の中医協総会において議論が行われた。
• 在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料においては、比較的重症な患者から軽症な患者まで幅広い患者
に診療が行われていることから、患者の状態等に応じてきめ細かな評価を実施している。
• 経口麻薬の投与のある患者は他の患者と比較して診療時間が長い傾向にあった。
• 在宅医療の提供体制については、日常の療養支援のみに限らず、急変時の対応や看取りについても必要な医療機能とし
て求められており、往診の実施状況や看取りやターミナルケアの実施状況等も在宅医療の提供体制の評価として考えら
れる。
• 在宅医療を専門とする医療機関は、その他の在宅医療を提供する医療機関と比較して、在宅患者訪問診療料の算定回
数は多かったが往診料の算定回数やターミナルケア加算の算定回数は少ない傾向にあった。
• 在宅患者訪問診療料の一月当たりの平均算定回数が4回以上の医療機関の患者の主傷病名は高血圧症・アルツハイ
マー型認知症等が多かった。また、12回以上の医療機関の患者の主傷病名も同様の傾向であった。
• 医療機関に関係なく、訪問診療の算定回数が多い患者の主傷病名はアルツハイマー型認知症・高血圧症・認知症の順に
多かった。
<患者の状態に応じた訪問診療について>
• 医療情報連携ネットワークは関係医療機関等の間で効率的に患者の医療情報を共有することが可能になることから、
・患者に関する豊富な情報が得られ、患者の状態に合った質の高い医療の提供
・高度急性期医療、急性期医療、回復期医療、慢性期医療、在宅医療・介護の連携体制の構築
・投薬や検査の重複が避けられることによる患者負担の軽減
などの効果が期待されている。
• どのような生活の場においても、常に情報を確認できる状態で円滑な患者紹介等が行える連携体制を構築することは重
要である。
• 地連NWの導入効果として「医療機関間の人的ネットワークが進んだ」、「患者サービスが向上した」、「患者紹介の円滑化
が進んだ」と回答した地域が多い。
• 感染症蔓延下においては、緊急時の対応における情報共有等が役立ったとしている地域もある。

30