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○在宅(その6)について 総ー1 (39 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00232.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第573回 12/15)《厚生労働省》 |
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退院日当日に複数回の訪問看護を実施した理由
○ 退院日に2回以上の訪問看護を実施した理由は、利用者・家族(主たる介護者)からの求めが71.7%で、
主治医からの求めが48.9%であった。
○ 主治医からは、「初回訪問から一定時間経過した後に行う必要のある医療処置があった」が75.6%で最も
多く、次いで「利用者の状態が悪化した」が42.2%、「利用者の状態が急変するリスクが高いことによる病状
観察」が40.0%であった。
■退院日の2回以上の訪問看護の要請者
0%
20%
40%
60%
利用者・家族(主たる介護者)
48.9%
その他
n=92
2.2%
■利用者・家族等の求めた内容
■主治医からの訪問要請の内容
20%
40%
利用者本人の状態が悪化したため
医療処置について心配なため
0%
100%
36.4%
物品や環境について心配なため
転倒・転落
80%
56.1%
内服薬や薬剤について心配なため
その他
60%
31.8%
30.3%
16.7%
40%
60%
利用者の状態が悪化した
42.2%
40.0%
n=66
80%
100%
75.6%
利用者の状態が急変するリスクが高いこと
による病状観察
初回訪問から一定時間経過した後に行う
必要があるケア、療養指導があった
在宅療養を継続するための衛生材料や医療機器等が揃って
いなかったため、家族等への療養指導を含めた環境調整
退院当日の心身の状態が入院中の情報と
異なっており状態の変化を確認
環境変化に伴うトラブルが生じていないか確認
6.1%
0.0%
20%
初回訪問から一定時間経過した後に
行う必要がある医療処置があった
66.7%
利用者・家族の状態・状況を
確認しないことには判断できないため
医療機器等にトラブルが発生したため
100%
71.7%
主治医
0%
80%
28.9%
26.7%
22.2%
11.1%
医療機器等にトラブルが発生した
8.9%
その他
6.7%
n=45
【事例1】80代男性 肺がん末期
【事例2】70代女性 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
肺炎で入院後、ターミナル期とインフォームド・コンセント受け翌日退院。自宅での看取りへ。 ALSによる呼吸状態悪化で緊急入院。本人の希望で、自宅での看取り方針となり、急遽退院。
<1回目>
<1回目>
酸素10L。モルヒネ持続皮下注射。努力呼吸だが、少しの会話で酸素飽和度低下。 自宅への受 呼吸状態の変化から家族に対して、近いうちに看取りになる可能性があることを伝え、今後起
け入れから同席、在宅酸素の管理、説明。面会できていない状況下での状態悪化で、戸惑う家 こりうることを説明。また、オムツ交換等の介護指導を実施。
族に状況説明と今後の状態変化について説明。入院中、清拭、更衣がない状態で退院したため <2回目>
複数名で更衣、部分清拭。自然排尿あるが、動けないため排泄について家族指導。
主治医より麻薬の持続皮下注射開始の指示あり、緊急訪問。皮下注射の穿刺。注入ポンプの使
<2回目>
用方法について家族へ指導を実施。また、水分補給は可の指示あり、家族希望で、胃ろうより
「呼吸がおかしくなってきた、心配」と家族から緊急訪問依頼。酸素飽和度低下。微熱あり、 水分の注入。状態を主治医に報告した。
クーリング。家族に状況及び今後の変化について説明(再説明)。在宅医へ状態報告。
出典:公益財団法人日本訪問看護財団「令和6年度報酬改定に関する緊急アンケート調査」
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○ 退院日に2回以上の訪問看護を実施した理由は、利用者・家族(主たる介護者)からの求めが71.7%で、
主治医からの求めが48.9%であった。
○ 主治医からは、「初回訪問から一定時間経過した後に行う必要のある医療処置があった」が75.6%で最も
多く、次いで「利用者の状態が悪化した」が42.2%、「利用者の状態が急変するリスクが高いことによる病状
観察」が40.0%であった。
■退院日の2回以上の訪問看護の要請者
0%
20%
40%
60%
利用者・家族(主たる介護者)
48.9%
その他
n=92
2.2%
■利用者・家族等の求めた内容
■主治医からの訪問要請の内容
20%
40%
利用者本人の状態が悪化したため
医療処置について心配なため
0%
100%
36.4%
物品や環境について心配なため
転倒・転落
80%
56.1%
内服薬や薬剤について心配なため
その他
60%
31.8%
30.3%
16.7%
40%
60%
利用者の状態が悪化した
42.2%
40.0%
n=66
80%
100%
75.6%
利用者の状態が急変するリスクが高いこと
による病状観察
初回訪問から一定時間経過した後に行う
必要があるケア、療養指導があった
在宅療養を継続するための衛生材料や医療機器等が揃って
いなかったため、家族等への療養指導を含めた環境調整
退院当日の心身の状態が入院中の情報と
異なっており状態の変化を確認
環境変化に伴うトラブルが生じていないか確認
6.1%
0.0%
20%
初回訪問から一定時間経過した後に
行う必要がある医療処置があった
66.7%
利用者・家族の状態・状況を
確認しないことには判断できないため
医療機器等にトラブルが発生したため
100%
71.7%
主治医
0%
80%
28.9%
26.7%
22.2%
11.1%
医療機器等にトラブルが発生した
8.9%
その他
6.7%
n=45
【事例1】80代男性 肺がん末期
【事例2】70代女性 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
肺炎で入院後、ターミナル期とインフォームド・コンセント受け翌日退院。自宅での看取りへ。 ALSによる呼吸状態悪化で緊急入院。本人の希望で、自宅での看取り方針となり、急遽退院。
<1回目>
<1回目>
酸素10L。モルヒネ持続皮下注射。努力呼吸だが、少しの会話で酸素飽和度低下。 自宅への受 呼吸状態の変化から家族に対して、近いうちに看取りになる可能性があることを伝え、今後起
け入れから同席、在宅酸素の管理、説明。面会できていない状況下での状態悪化で、戸惑う家 こりうることを説明。また、オムツ交換等の介護指導を実施。
族に状況説明と今後の状態変化について説明。入院中、清拭、更衣がない状態で退院したため <2回目>
複数名で更衣、部分清拭。自然排尿あるが、動けないため排泄について家族指導。
主治医より麻薬の持続皮下注射開始の指示あり、緊急訪問。皮下注射の穿刺。注入ポンプの使
<2回目>
用方法について家族へ指導を実施。また、水分補給は可の指示あり、家族希望で、胃ろうより
「呼吸がおかしくなってきた、心配」と家族から緊急訪問依頼。酸素飽和度低下。微熱あり、 水分の注入。状態を主治医に報告した。
クーリング。家族に状況及び今後の変化について説明(再説明)。在宅医へ状態報告。
出典:公益財団法人日本訪問看護財団「令和6年度報酬改定に関する緊急アンケート調査」
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