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資料○令和6年度診療報酬改定に係る検討状況について (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00241.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第580回 1/19)《厚生労働省》
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そのためには、
「経済財政運営と改革の基本方針 2023」や「新しい資本主義
のグランドデザイン及び実行計画 2023 改訂版」等を踏まえつつ、更なる適正
化、医療資源の効率的・重点的な配分、医療分野におけるイノベーションの評
価等を通じた経済成長への貢献を図ることが必要である。

2.改定の基本的視点と具体的方向性


平成 30 年度の診療報酬、介護報酬及び障害福祉サービス等報酬の同時改
定では、団塊の世代が全て 75 歳以上の高齢者となる 2025 年に向けた道筋
を示すものとして、医療機能の分化・強化、連携や、医療と介護の役割分担と
切れ目のない連携を着実に進める改定が行われ、令和2年度診療報酬改定で
は、重点課題として医師等の働き方改革等の推進に取り組んだ。



令和4年度診療報酬改定では、これらの取組を更に推進するとともに、新型
コロナウイルス感染症への対応や、感染拡大により明らかになった様々な医
療提供体制の課題に対応した。



令和6年度診療報酬改定では、物価高騰・賃金上昇、経営の状況、人材確保
の必要性、患者負担・保険料負担の影響を踏まえ、これまでの改定の流れを継
承しながら、ポスト 2025 年のあるべき医療・介護の提供体制を見据えつつ、
DX(デジタルトランスフォーメーション)等の社会経済の新たな流れも取り
込んだ上で、効果的・効率的で質の高い医療サービスの実現に向けた取組を進
める必要がある。



また、診療報酬改定 DX の推進に向け、医療機関・薬局等やベンダの集中的
な業務負荷を平準化するため、令和 6 年度診療報酬改定から施行時期を6月
1日とする。

(1)現下の雇用情勢も踏まえた人材確保・働き方改革等の推進【重点課題】
(基本的視点)


2023 年の春闘などを通じて賃上げが行われているものの、医療分野では賃
上げが他の産業に追いついていない状況にある。そうした中で、医療分野にお
ける人材確保の状況は、目下のところ、高齢化等による医療需要増加の一方、
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