術に見合った適切な評価を引き続き検討すること。特にデジタル機器を用いた歯科補綴
物の製作等を含めた技術の応用や ICT を活用した新たな技術、唾液検査等の効果的な検
査の導入は喫緊の課題として検討すること。
19．歯科用貴金属の代替材料の開発・保険収載
市場価格の影響を受けやすい歯科用貴金属に代わる材料の開発、保険収載及び適用
拡大を推進すること。
20．障害児（者）や妊産婦、認知症等患者への歯科医療の充実
障害児（者）の生活に寄り添う歯科医療の提供には、居宅、施設、外来等のシーム
レスな対応が求められ、病院併設歯科や障害児（者）医療施設等と歯科診療所の連
携・管理、更に歯科訪問診療の充実も求められる。
近年増加傾向にある重度障害の乳幼児の口腔（衛生・機能）管理については、対象
年齢を拡大し、シームレスな管理を推進するとともに、歯科から学校等への情報提供
の仕組みを検討すること。
特に認知症等患者は、医科との連携による口腔衛生管理が重要であり、更なる評価
を検討すること。
21．口腔機能の維持・向上と口腔機能管理の育成
摂食・咀嚼・嚥下機能が低下した患者への口腔機能の維持・向上に資する管理は重要
であり、その取り組みを推進するため、口腔機能発達不全症及び口腔機能低下症の検査
の拡大や活用実態に応じた頻度等を見直すこと。また、口腔機能管理の取り組みが更に
進むよう、推進に向けた診療報酬上の評価を検討すること。
また、歯科衛生士による口腔管理の指導の評価を検討すること。
➢不合理な留意事項通知等の見直し
22．留意事項通知、施設基準等の整理
臨床現場の実情にそぐわない、過度な事務負担を求める不合理かつ詳細すぎる通知
等の是正、並びに施設基準の適切な整理を行うこと。
23．長期継続管理の阻害要因の排除と時間要件等の見直し
長期にわたる維持管理を推進するにあたって、阻害要因となりかねない規定を見直
すこと。特に１初診１回の算定制限については見直しが必要である。
24．その他必要な事項

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