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資料7_提出資料6(石田構成員) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37513.html
出典情報 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第3回 1/24)《厚生労働省》
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いなぎ在宅医療・介護相談室に寄せられた相談(令和4年8~12月分)から見える課題等
概要

○ 個々の相談内容について、①なぜ、そのような相談が生じたのか、②相談室以外に相談できるところはどこか、③相談せずに済むようにす
るにはどうしたらよいか、を定期的に事務局と議論している。在宅医療や医療資源、コロナ対応に関する基本的な問合せは、省略した。
相談内容の考察、課題や対応

相談内容(抜粋)

(パーキンソン病へ対応する訪問診療)
パーキンソン病の専門性を有する訪問診療医に関する問合せが多い。
ただし、パーキンソン病がある高齢者を診ない訪問診療医はおらず、専
門性があっても訪問での診療行為に大きな違いはないとも考えられる。
【課題はどれか】
a. パーキンソン病の専門性が高い訪問診療医が必要(専門性の高い治療
が必要だが、通院が難しい患者が増えている)
b. 訪問診療医は一定の専門性を有していることを関係者が知らない
c. 日内変動や疾患の進行に応じた小まめな薬の調整等がさらに必要

(ケアマネ)パーキンソンに強い市外の訪問診療は遠くて訪問でき
ない。
(ケアマネ)同居するパーキンソン病の親と一時的に距離を取りた
い。
(家族)同居するパーキンソンの親の夜間訴えが強く、ショートス
テイも利用できなくなりつらい。

(皮膚科へ対応する往診)
皮膚科の在宅医療に関する問合せがあるが、往診できる市内の皮膚科は
足りていない(ない)のではないか。

(ケアマネ)往診できる皮膚科は?(市外2カ所を紹介)

(精神疾患へ対応する訪問診療、医療機関)
精神疾患がある高齢者へ対応できる訪問診療が求められている。
高齢者に限らず、身近な市内に精神科や心療内科クリニックも必要では
ないか。市外を頼るなら、市外クリニックに多職種連携研修に参加いた
だく等、連携を深める必要があるのではないか。

(ケアマネ)身体的に精神科への通院が難しくなってきた高齢者の
訪問診療
(家族)精神的に不安定な親が老健でも昼夜逆転が治らず精神科訪
問診療に相談したい
(ケアマネ)市内の精神科、心療内科を知りたい。
(本人)自律神経失調症だが、母を介護しているため通院できない。

(認知症がある患者への対応)
医療機関が受診に課題ある認知症患者を相談室に相談しやすい関係作り

(家族)配偶者が認知症を否認し、地域包括支援センターも拒否す
るが、持病の治療も途絶え、通院先以外に相談先がない。

(外来患者への対応)
医療機関が抱える高齢の患者を相談室に相談しやすい関係作り

(医療機関)受診でなく、何度も悩み相談に来る高齢患者への対応

(かかりつけ医、主治医の紹介)
かかりつけ医に関する市民への普及啓発

(本人)転入した後に、かかりつけ医がいないので、作りたい。
(ケアマネ)かかりつけ医と考えていた医師が主治医意見書を拒否

(調剤薬局との連携)
介護保険サービス等の基本的な利活用について薬局に情報提供

(薬局)(ガイド手渡し時)高齢で薬を取りに来るのが大きく負担に
なっている患者がいるが、介護サービス等は使えるか。

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