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資料1-3 指摘事項に対する回答 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40411.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第162回 6/19)《厚生労働省》
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第162回先進医療技術審査部会
令和6年6月19日

資料1-3

先進医療審査の事前照会事項に対する回答1

先進医療技術名: 子宮頸部内視鏡検査
2024 年 5 月 23 日
所属・氏名:香川大学医学部附属病院 消化器・神経内科学 小原英幹

※照会に伴い変更が生じた場合は、関係書類も併せて修正して下さい。
1.試験対象の方法で生検した場合生検できる標本の大きさ(縦横の幅に加えて深さ)を示してくださ
い。
【回答】
先行試験でのデータ(Uchita K, Kobara H, Uedo N, et al. Diagnostics 2021;11: 360)として内視鏡生検
で得られる標本の大きさとして長径は、45 検体の平均 1.7(SD:0.81)mm となっております。短径の採取
は得られておりません。また、深さ(これは上皮下組織の採取が子宮頸部腫瘍 CIN 診断に重要)の径に
関して、測定はできておりませんが、十分検体採取率(CIN 診断に十分検体の定義:上皮全層と上皮下
組織がともに採取されたサンプル)を検討しております。
内視鏡下の内視鏡生検サンプル vs. コルポスコピー下のパンチ生検サンプル:84%(38/45 検体)vs.
87%(57/65 検体)で有意差がない結果でした。従って、‘CIN 組織診断において少量検体径採取となる内
視鏡生検サンプルは、既存のパンチ生検サンプルとほぼ同等に病理学的評価が可能であることが示唆
された。’の結論を導いております。
補足データとして消化器系関連の過去の研究として小原がまとめさせて頂いた内視鏡生検鉗子を用
いた GIST(消化管間質腫瘍)の組織サンプル検体(n=14)は平均で長径x短径=1.83x1.21 ㎜、面積量
1.49 ㎜ 2 の結果が得られております。つまり、これは、上述の CIN 診断のために内視鏡生検鉗子で得ら
れる採取検体径と乖離がなく、参考データになろうかと存じます。

以上

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