よむ、つかう、まなぶ。
資料1-3 指摘事項に対する回答 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40411.html |
出典情報 | 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第162回 6/19)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Ozbun MA, Bondu V, Patterson NA, et al.
EBioMedicine. 2021;63:103165.
143. Susceptibility of HPV 16 and 18 to high-level disinfectants indicated for semi-critical ultrasound
probes.
Ryndock E, Robison R, Meyers C.
J Med Virol. 2016;88:1076–1080.
Q. もしほぼゼロと考えられないのであれば、どのような対策が必要かを検討してください。
A. 上述のように一部論文で有効性は示されているものの現段階では完全なるパピローマウイルスを排
除が可能である根拠はありません。
産婦人科の日常診療で行われている経腟超音波プローブの消毒には、高水準消毒法(超音波プローブ
は過酸化水素を用いた専用の trophon®で高水準消毒(HLD)trophon®2 | ナノソニックス
(nanosonics.jp)、531071_30100BZI00002000_1_01_04.pdf (pmda.go.jp)とプローブカバーの使用が推奨され
ています[Special Statement: Reducing the risk of transmitting infection by transvaginal ultrasound
examination. Society for Maternal-Fetal Medicine (SMFM)2020 年]。
一方で、HPV の DNA は、救急部の経膣超音波検査プローブで検出されることがあり、9/120(7.5%)
が陽性であったとの報告があります。(PH Jorgensen. A microbiological evaluation of level of
disinfection for flexible cystoscopes protected by disposable endosheaths BMC Urology, 13 (2013),
p. 46, 経膣超音波.pdf)
これは、たとえプローベカバーを使っても小さな小孔から中に侵入したりすることもあり、現状では 100%
除去できるという方法はないのが現状です。予防対策の違いによる感染率の違いも明白でありません。
つまり可能な限り最高の感染予防をする事が重要となると考えております。
そこで以下の 5 つの対策を講じることを考えています。
➀上述の既報で効果があるとされ、かつ日常の内視鏡消毒に用いられる
過酢酸10分消毒+フタラール10 分消毒(標準の 2 倍以上の消毒)による強化した高レベル消毒を行う。
「調査済みウイルスは全て5分間消毒で死滅したので、消毒は5分でよい」という考えが、現在の「標準
的消毒(高レベル消毒)」の根拠です。
「調査済みウイルスは全て5分間消毒で死滅したので、それ以上の安全マージンを確保すれば未調査
ウイルス、未知のウイルスへの効果も十分に期待できる」というのがステリスシステム(従来をはるかに
しのぐ強力な内視鏡消毒システム)の根拠があります。
以下に参考資料を添付。
4
EBioMedicine. 2021;63:103165.
143. Susceptibility of HPV 16 and 18 to high-level disinfectants indicated for semi-critical ultrasound
probes.
Ryndock E, Robison R, Meyers C.
J Med Virol. 2016;88:1076–1080.
Q. もしほぼゼロと考えられないのであれば、どのような対策が必要かを検討してください。
A. 上述のように一部論文で有効性は示されているものの現段階では完全なるパピローマウイルスを排
除が可能である根拠はありません。
産婦人科の日常診療で行われている経腟超音波プローブの消毒には、高水準消毒法(超音波プローブ
は過酸化水素を用いた専用の trophon®で高水準消毒(HLD)trophon®2 | ナノソニックス
(nanosonics.jp)、531071_30100BZI00002000_1_01_04.pdf (pmda.go.jp)とプローブカバーの使用が推奨され
ています[Special Statement: Reducing the risk of transmitting infection by transvaginal ultrasound
examination. Society for Maternal-Fetal Medicine (SMFM)2020 年]。
一方で、HPV の DNA は、救急部の経膣超音波検査プローブで検出されることがあり、9/120(7.5%)
が陽性であったとの報告があります。(PH Jorgensen. A microbiological evaluation of level of
disinfection for flexible cystoscopes protected by disposable endosheaths BMC Urology, 13 (2013),
p. 46, 経膣超音波.pdf)
これは、たとえプローベカバーを使っても小さな小孔から中に侵入したりすることもあり、現状では 100%
除去できるという方法はないのが現状です。予防対策の違いによる感染率の違いも明白でありません。
つまり可能な限り最高の感染予防をする事が重要となると考えております。
そこで以下の 5 つの対策を講じることを考えています。
➀上述の既報で効果があるとされ、かつ日常の内視鏡消毒に用いられる
過酢酸10分消毒+フタラール10 分消毒(標準の 2 倍以上の消毒)による強化した高レベル消毒を行う。
「調査済みウイルスは全て5分間消毒で死滅したので、消毒は5分でよい」という考えが、現在の「標準
的消毒(高レベル消毒)」の根拠です。
「調査済みウイルスは全て5分間消毒で死滅したので、それ以上の安全マージンを確保すれば未調査
ウイルス、未知のウイルスへの効果も十分に期待できる」というのがステリスシステム(従来をはるかに
しのぐ強力な内視鏡消毒システム)の根拠があります。
以下に参考資料を添付。
4