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サイバーセキュリティ2024(2023年度年次報告・2023年度年次計画) (81 ページ)

公開元URL https://www.nisc.go.jp/council/cs/index.html#cs41
出典情報 サイバーセキュリティ戦略本部(第41回 7/10)《内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター》
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られる。
 大洋州島しょ国を対象としたサイバーセキュリティ能力構築のトライアル演習の実施
大洋州島しょ国における対象国5か国(パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、
ナウル及びキリバス)のサイバーセキュリティに従事している政府職員及び通信事業者等
重要インフラ事業者職員を招へいし、米国のグアムにおいて試行的に演習を実施した。演
習教材には既に AJCCBC で途上国支援として採用されている実践的サイバー防御演習
(CYDER)等を使用しており、参加者からも新たなスキルの習得に有益との評価が得られ
た。
【CS 戦略本部有識者本部員の主な受け止め】
 各種の国際会議等を実施し、かつ、日本の取組を積極的に発信したことは評価できる。イ
ンド太平洋地域の連携は今後も重要なので継続的取組を期待する。
 インド太平洋地域の諸国とのセキュリティ分野における連携は極めて重要である。昨年度
末の島しょ国向け初のサイバーセキュリティ能力構築演習をはじめ、各種フォーラムや演
習を通じて、各国との絆を深めていることは、評価できる。今後は、人の交流機会を増や
すとともに、コロナ禍で進歩した遠隔会議技術や AI 技術(翻訳技術)等を活用し、更に強
化していくことが必要である。
 国際連携の重要性と実績について、海外関連各国へのアピールとともに、国内向けのアピ
ールと情報提供を強化することを期待する。
 インド太平洋地域における能力構築支援事業を引き続き推進していくことが望まれる。
 特に、政策会議やフォーラム等の会合、サイバーセキュリティ演習等の各種演習を通じて、
日 ASEAN の連携が強化できて ASEAN 諸国から好評であった点を評価する。


日米豪印上級サイバーグループ会合及びランサムウェア対策多国間会合の枠組みを通じた
国際連携
【背景及び取組概要】
 高度なサイバー脅威が存在し、ますますデジタル化する世界において、サイバーセキュリ
ティを強化するために共同のアプローチを取ることが急務である。クアッドの枠組みにお
いては、自由で開かれたインド太平洋というビジョンを実現するために、重要インフラの
強靭性の強化に向けた取組が必要である。
 ランサムウェア対策に当たっては、ランサムウェアに対する集団的な強靱性の構築及び防
御のための民間部門との連携、攻撃の妨害及び責任者の追及、攻撃者のエコシステムを支
える不正な資金調達への対抗など、ランサムウェア脅威のあらゆる要素について、国際的
な協力が必要である。
【昨年度までの実績】
 日米豪印上級サイバーグループを通じた国際連携
重要インフラのサイバーセキュリティ及びソフトウェアセキュリティに関する各共同
原則の策定、普及に資する議論、インド太平洋地域における能力構築プログラムの実施、
別添1 - 11 -