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資料2-1 令和5年度業務実績評価説明資料 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
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評価項目2-1

業務運営等の効率化 難

1 効率的な業務運営体制
○新たな勤務時間管理方法の導入・運用の開始(P141)
・客観的な記録に基づく新たな勤務時間管理方法を実施するため、モデル病
院における検証及び課題等を踏まえ、全病院(能登半島地震の影響を受け
て導入が遅れている1病院除く)でICカード・ICカードリーダーを利
用した勤務時間システムを導入し
た。
・各病院の勤務時間システムを次期
HOSPnet・人事給与システムへ自
動連携させることにより、本部に
おいて各病院の勤務時間関連デー
タが集積可能となり、病院への個
別調査を削減させるなど業務の効
率化を図る。

2 効率的な経営の推進と安定的な経営基盤の構築
○経常収支(P148)
・令和5年度の経常収支は47億円の黒字、経常収支率は100.4%と
なった。しかし、病院経営の主軸である医業収支は、325億円の赤
字となっている。
・今後も当機構の役割を果たし続けるためには、従来の機能を維持す
るための投資に加えて、新たに医療機能の強靭化(感染症対策対
応、災害対策対応、医療DX対応等)に取り組む必要がある。
・しかし、資金調達に関する法的制約があること、また、現下の厳し
い医業収支の状況などを踏まえると、医療機能の強靭化を含め、こ
れらの投資を行うための資金余力が十分にあるとは言えない状況で
ある。

A

自己評価

経常収支、医業収支の推移(億円)
経常収支

908

医業収支
576

84
H30

587

47

23
70

R1

20

R2
▲ 435

R3
▲ 354

R4
▲ 432

R5
▲ 325

○経常収支率100%以上を目指した収支改善の推進 (P149)
・NHO病院の中で特に経営状況の良好な熊本医療センターの院長
を本部顧問(経営支援担当)として任命し、同顧問、本部及びグ
ループが協力して、特に経営改善が必要な9病院を訪問し、経営
改善の支援を行った。
・同顧問、本部及びグループ間で各病院の経営改善の取組にかかる
ディスカッションを実施し、令和5年度は16病院について議論を
行った。
○投資の促進と効率化(P150)
・厳しい経営状況等に鑑み、引き続き法人の資金状況を踏まえなが
ら、医療機能の維持や地域医療構想に基づく機能変更・法令対応
等に係る投資を基本として、真に必要な整備内容か精査をしつ
つ、これらにかかる投資を着実に行った。
・また、地域医療構想への対応に必要な整備や短期間で投資回収が
可能な整備等、更なる資金獲得が期待できる投資効果の高い整備
への投資を行った。
・令和5年度投資決定額 570億円(前年度比+82億円)
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