よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-1 令和5年度業務実績評価説明資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41369.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第12回 7/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

診療事業(医療の提供) 重

評価項目1-1-1

3 質の高い医療の提供
・NHOでは、安全で精度が高く効率的な医療を提供するため、クリティカル
パス(※)の活用を推進。
・令和5年度も引き続き、各病院で予想されたプロセスとは異なる過程を分析
し、クリティカルパスの改良を行うなどの取組を実施。
・また、各病院でクリティカルパス研究会等を開催して、その普及にも取り
組んでいる。

NHOでは、看護実践力の高い者の育成に注力し、質の高い医療の提供及びタスクシ
フトを目的に特定行為のできる看護師の配置を進めている。令和5年度においては、
病院長会議や看護部長会議で特定行為研修修了者の活動事例・効果を紹介するなど各
病院における配置を促し、110病院で423人(+130人、達成度144%)を配置した。
【特定行為を実施できる看護師の配置数の推移】
600(人)
特定行為のできる看護師配置数
うちJNP配置数
400

疾患に対する患者の状態と診療行為の目標及び評価・記録を含む標準診療計画。

【実施患者数】
令和4年度 309,661人

→ 令和5年度 316,862人
(対前年度比:102.3%)

○ 臨床評価指標を用いた医療の質の向上の推進 (P30)
令和5年度においては、令和4年度に作成した「臨床評価指標Ver.5」により計
測した、新指標29指標(血液培養実施時の2セット実施率、誤嚥性肺炎の30日以
内の予定外再入院、入院後せん妄ハイリスク患者への専門対策実施率など)を含
む、合計110指標での計測結果をすべて公開した。
また、令和5年度もクオリティマネジメントセミナーを開催
し、PDCAサイクルによる継続的な医療の質の改善を促進した。
(指標例)
手術ありの患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
84.0% → 10~12月

86.1%

配置病院数

43
200

【実施割合(実施患者数/新規入院患者数×100)】
目標値 48.6% → 令和5年度 51.6%(達成度:106.2%)

令和5年 4~6月

A

〇 チーム医療の推進(P24)

○クリティカルパスの活用推進(P29)



自己評価

0

52

111

133

91

102

64

163
104

93
74

110

120
(病院数)

423

293

202
112

80

40

116

120
0

平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度

●診療看護師(JNP)の活動(P25)
NHOが全国に先駆けて育成を開始した、高度な判断と実践能力を持ちチーム医療を
提供できる「診療看護師(JNP)」を診療部・各診療科に配置。
<東京医療センター>
・心臓血管外科に配置、診療看護師が術後管理等を行い、医師は手術や外来診療に専念。
診療看護師は、入院患者の状態に応じて包括的指示に基づく診療行為をタイムリーに実施。
<長崎医療センター>(教育センターに副看護師長である診療看護師を配置)
・脳神経外科における包括的指示に基づく診療行為の実践に加え、特定行為研修指定研修機関
の指導者としても活動。研修受講中及び修了後の受講者への継続的な支援を実施。

●特定行為研修修了者の活動(P25)
24時間を通して安定的な質の高い看護の提供と業務の効率化を図ることに資する
特定行為研修修了者を病棟・手術室・外来に配置。
<新潟病院>
・特定行為研修(在宅・慢性期領域)修了看護師を病棟に配置し、医師が実施していた長期療
養中の患者に対する気管カニューレ交換や胃ろうカテーテル・胃ろうボタンの交換をタスク
シフト。

・患者の生活に合わせた特定行為の実施により、QOL向上に貢献。
<高崎総合医療センター>
・特定行為研修(術中麻酔管理領域)修了看護師を手術室に配置し、術中麻酔管理の補助を行
うことで、手術の待ち時間短縮や麻酔科医の緊急手術への迅速な対応に貢献。

6