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厚生労働省国際保健ビジョン (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42939.html
出典情報 「厚生労働省国際保健ビジョン」の公表について(8/26)《厚生労働省》
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成果が広く国民に行き渡るようにすること及び日本の医療モデルをアジアに
広げることにより医療機器、医薬品等の質の向上や普及に向けた素地を作る
ことを目的とするものである。このような目的を関係省庁や医療インバウン
ド関係団体 6 等と連携して、実態の把握、課題の分析を行い、最先端医療技
術の維持・発展等に資する戦略的な目標を設定しながら受入れ体制に係る取
扱い等について整理するなど推進を図る。
➂開始時期、設置場所等
・ERIA への拠出金による奨学金を活用した、日本の大学医学部への外国人留
学生受入れモデル構築のための実証事業に向けた検討を 2024 年度から実施
する。
・医療機関における外国人患者受入れ体制整備推進事業については、民間企
業等を通じて、2024 年度も引き続き実施するとともに、次年度以降の拡充
を目指す。
・医療技術等国際展開推進事業については、NCGM 7 、民間企業等を通じて、
2024 年度も引き続き実施するとともに、アジア地域等の拡大も視野に次年
度以降の拡充を目指す。
・開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業については、民
間企業等を通じて、2024 年度も引き続き実施するとともに、次年度以降の
拡充を目指す。
・国際機関における調達枠組みを活用した医薬品・医療機器産業等の海外展
開促進等事業については、民間企業等を通じて 2024 年度も引き続き実施す
る。
(5)経済安全保障としての医薬品の安定供給確保戦略
➀趣旨
2019 年3月、原薬等の中国への依存度が高い抗菌薬であるセファゾリンが
中国での製造上のトラブル等に起因して長期にわたり供給が滞り、国内での
医療の円滑な提供に深刻な影響を及ぼす事案が発生した。
こうした背景も踏まえ、2022 年5月に成立した「経済施策を一体的に講ず

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多言語による診療案内や、異文化・宗教に配慮した対応など、外国人が安心・安全に日本の医療サービスを受けられ
る体制を整えている医療機関を認証する制度(JMIP)を実施する一般財団法人日本医療教育財団や、渡航受診者の受入れ
に意欲と取組みのある病院を Japan International Hospitals(JIH)として推奨する一般社団法人 Medical
Excellence JAPAN(MEJ)

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2025 年4月、国立感染症研究所と NCGM の統合により、JIHS が設立予定。

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