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資料 認知症施策推進基本計画(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ninchisho_kankeisha/dai6/gijisidai.html
出典情報 認知症施策推進関係者会議(第6回 9/2)《内閣官房》
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(1) 専門的又は良質かつ適切な医療提供体制の整備
➣ 認知症の人が住み慣れた地域で希望に沿った生活ができ、自らの意向が
十分に尊重されるよう、居宅、介護事業所・施設、医療機関において、必
要な医療・介護の提供が可能となる体制整備を推進する。また、併存する
身体疾患や精神疾患について、かかりつけ医や地域包括支援センター等が
必要な医療機関につなぐことができるよう必要な取組を推進する。
➣ 認知症疾患医療センター25について、地域の実情に応じて、認知症の専門
相談、鑑別診断、薬物療法・非薬物療法、地域連携、認知症の人や家族に対
する診断後支援までの一貫した支援を実施するため、アルツハイマー病26を
はじめ、他の様々な認知症の背景疾患に対応できるよう専門職への啓発を実
施するなど、相談機能の充実を含めた認知症疾患医療センターの機能の在り
方を検討し、必要な対応を行う。
➣ 尊厳あるケアと適切な医療を提供することを目指し、行動・心理症状
(BPSD) 27に対する理解及び対応向上を図るための研修を実施すること等に
より、チームケアを推進する。
➣ ポリファーマシー28対策を推進するため、かかりつけ薬剤師としての役割
を発揮できる薬剤師の配置を促進する。また、認知症の人の口腔機能等の維
持・向上のため、専門職による口腔管理等を推進する。
➣ 高齢者の介護予防や生活の質の維持、日常生活・社会生活の活発化のため
に重要な難聴の早期の気づきと対応の取組を促進する。
(2) 保健医療福祉の有機的な連携の確保
➣ 独居など認知症の人を取り巻く課題を踏まえ、かかりつけ医、地域包括支
援センター、認知症地域支援推進員、認知症サポート医29、認知症初期集中
支援チーム30、居宅介護支援事業所、認知症疾患医療センターを含む専門医
25

認知症疾患に関する鑑別診断とその初期対応、身体合併症の急性期治療を行うほか、退院する

患者が必要とする介護サービスの提供、地域における見守り等の日常生活面の支援や、家族を対
象とした相談支援等に適切につながるよう、地域包括支援センターや介護支援専門員等への連絡
調整を含め、個々の患者に対する相談を行う機能を有する、地域での認知症医療提供体制の拠点
26

脳内に老人斑と神経原線維変化等のタンパク凝集が蓄積し、神経細胞の変性をともなう疾患

27

認知機能の低下を基盤に、身体的要因、環境的要因、心理的要因などの影響を受けて出現した

行動面の症状と心理症状。焦燥性興奮や不安・抑うつ等
28

単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連して薬物有害事象のリスク増加、服薬過

誤、服薬アドヒアランス低下等の問題につながる状態を「ポリファーマシー」という。
29

かかりつけ医を対象とした認知症対応力向上を図るための研修の企画立案・講師役、かかりつ

け医等への認知症診断等に関する相談・アドバイザー役や各地域医師会や各地域医師会と地域包
括支援センターとの連携推進役等、地域連携推進を期待される医師
30

複数の専門家が、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、観察・評価を行っ

た上で、家族支援等の初期の支援を行うチーム
17