よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料 認知症施策推進基本計画(案) (20 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ninchisho_kankeisha/dai6/gijisidai.html
出典情報 認知症施策推進関係者会議(第6回 9/2)《内閣官房》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

の職場環境整備を推進する。
➣ より幅広い企業が両立支援に取り組むことを促すため、企業経営におけ
る仕事と介護の両立支援が必要となる背景・意義や両立支援の進め方など
をまとめた企業経営層向けのガイドラインを周知することで、仕事をしな
がら家族の介護を行う者への支援を推進する。
7.研究等の推進等
【施策の目標】
共生社会の実現に資する認知症の研究を推進し、認知症の人をはじめ
とする国民がその成果を享受できるようにすることを目標として、以下
の施策を実施する。
(1) 予防・診断・治療、リハビリテーション・介護方法等の研究の推進・成果
の普及
➣ 共生社会の実現に資するため、認知症の本態解明等についての基礎研究
及び臨床研究を推進するとともに、基礎研究の成果を臨床研究に、臨床研
究の知見を基礎研究に活用するなど、基礎研究・臨床研究間で連携して研
究を推進する。
➣ 産官学連携、学会間連携、研究への認知症の人、家族等及び市民の参画
等を進め、画期的な診断・治療・創薬等シーズの研究開発を推進する。
➣ アルツハイマー病に加えて、レビー小体型認知症36や前頭側頭型認知症37、
脳小血管病38や高齢者タウオパチー 39等病態未解明である認知症の病態解
明・診断法・治療法・介護方法の開発につながる研究を推進する。
➣ 研究成果について、認知症の人や家族等を含む国民が広く享受できる環
境を整備する。
➣ プレクリニカル(前臨床期)から重度認知症までの全ステージに対して、
予防・診断・治療法・リハビリテーション・介護方法の開発等、様々な背
景疾患を有する認知症の病態解明に向けた研究も含め、幅広い研究を推進
する。
(2) 社会参加のあり方、共生のための社会環境整備その他の調査研究、検証、
成果の活用
➣ 若年性認知症の人等の社会参加・就労支援を促進する体制の社会実装に
向けた研究を推進するとともに、就労支援や居場所確保など診断後支援策
に関する認知症の人や家族等の希望についての地域毎の実態調査等を推進
36

脳内にレビー小体等のタンパク凝集が蓄積し、神経細胞の変性をともなう疾患

37

前頭葉と側頭葉の萎縮を認める疾患

38

脳小血管の梗塞等を伴って認知機能低下をきたす疾患

39

脳内に神経原線維変化の沈着をともなう、高齢者発症の疾患
20