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【先進医療会議】議題3 別紙4先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50847.html |
出典情報 | 先進医療合同会議(第140回先進医療会議、第171回先進医療技術審査部会 2/6)《厚生労働省》 |
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【別添6】「脊髄髄膜瘤胎児手術」の治療計画(申請書類より抜粋)
6.治療計画
【脊髄髄膜瘤胎児手術の実施方法】
・従来生後に行われて来た髄膜瘤閉鎖術を妊娠中期に母体開腹・子宮切開を介して行う。手術手順は
MOMS 試験を参考に以下の通りとし、可能な限り、この手順に従う。
・手術前、子宮収縮予防のために、子宮収縮抑制剤を投与する。
①
母体(被験者)に硬膜外麻酔・全身麻酔
②
母体下腹部横切開もしくは腹部正中縦切開による開腹
③
子宮を露出、必要あれば子宮脱転
④
超音波による胎盤位置確認
⑤
胎盤辺縁から離れた場所で子宮切開
⑥
子宮切開創直下に胎児脊髄髄膜瘤が位置するように胎児をポジショニング
⑦
胎児への超音波診断装置によるモニタリング開始
⑧
胎児への鎮痛剤・筋弛緩薬投与
⑨
胎児髄膜瘤閉鎖
⑩
温乳酸化リンゲル液を用いて子宮内羊水置換
⑪
母体抗生剤投与
⑫
子宮壁閉鎖
⑬
子宮収縮抑制剤を開始する。
⑭
母体腹壁閉鎖
・手術中、胎児心拍の異常を認めた場合には胎児蘇生を行い、胎盤剥離等、必要あれば速やかに児を娩
出し、子宮外で蘇生を行う。急変時は、胎児・母体両方の全身管理・蘇生を行うが、困難な場合には母体
の生命・安全を優先する。
・周術期では、胎児状態の確認及び子宮収縮抑制のため、胎児モニタリングや子宮収縮抑制剤を適宜使
用しながら、入院管理を行う。
術後安定し、退院した場合の外来フォローアップでは、子宮収縮抑制剤で切迫早産の予防をしながら、
適宜超音波診断装置によって評価を行う。
【脊髄髄膜瘤胎児手術後】
術後管理は原則以下の通り。
・手術終了後、治療実施施設で分娩、また出生後の観察を行う。
・術後〜妊娠 36 週 胎児脊髄髄膜瘤胎児手術周術期管理プロトコールに従って子宮収縮抑制などのコ
ントロールを行う。超音波検査などによる胎児モニターを行う。
・術後 30 日くらいを目処に退院とする。以後外来にて母体及び胎児評価を行う。
・必要があれば適宜入院の延長や入院管理も考慮する。
・妊娠 37 週以降もしくは分娩時 帝王切開により児を娩出する。
・生後、乳児の状況に応じた管理を行う。
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6.治療計画
【脊髄髄膜瘤胎児手術の実施方法】
・従来生後に行われて来た髄膜瘤閉鎖術を妊娠中期に母体開腹・子宮切開を介して行う。手術手順は
MOMS 試験を参考に以下の通りとし、可能な限り、この手順に従う。
・手術前、子宮収縮予防のために、子宮収縮抑制剤を投与する。
①
母体(被験者)に硬膜外麻酔・全身麻酔
②
母体下腹部横切開もしくは腹部正中縦切開による開腹
③
子宮を露出、必要あれば子宮脱転
④
超音波による胎盤位置確認
⑤
胎盤辺縁から離れた場所で子宮切開
⑥
子宮切開創直下に胎児脊髄髄膜瘤が位置するように胎児をポジショニング
⑦
胎児への超音波診断装置によるモニタリング開始
⑧
胎児への鎮痛剤・筋弛緩薬投与
⑨
胎児髄膜瘤閉鎖
⑩
温乳酸化リンゲル液を用いて子宮内羊水置換
⑪
母体抗生剤投与
⑫
子宮壁閉鎖
⑬
子宮収縮抑制剤を開始する。
⑭
母体腹壁閉鎖
・手術中、胎児心拍の異常を認めた場合には胎児蘇生を行い、胎盤剥離等、必要あれば速やかに児を娩
出し、子宮外で蘇生を行う。急変時は、胎児・母体両方の全身管理・蘇生を行うが、困難な場合には母体
の生命・安全を優先する。
・周術期では、胎児状態の確認及び子宮収縮抑制のため、胎児モニタリングや子宮収縮抑制剤を適宜使
用しながら、入院管理を行う。
術後安定し、退院した場合の外来フォローアップでは、子宮収縮抑制剤で切迫早産の予防をしながら、
適宜超音波診断装置によって評価を行う。
【脊髄髄膜瘤胎児手術後】
術後管理は原則以下の通り。
・手術終了後、治療実施施設で分娩、また出生後の観察を行う。
・術後〜妊娠 36 週 胎児脊髄髄膜瘤胎児手術周術期管理プロトコールに従って子宮収縮抑制などのコ
ントロールを行う。超音波検査などによる胎児モニターを行う。
・術後 30 日くらいを目処に退院とする。以後外来にて母体及び胎児評価を行う。
・必要があれば適宜入院の延長や入院管理も考慮する。
・妊娠 37 週以降もしくは分娩時 帝王切開により児を娩出する。
・生後、乳児の状況に応じた管理を行う。
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