（２）雇用管理改善は「働きやすい働きがいのある職場づくり」がポイント
○ 雇用管理改善の最終目的は、「労働者の意欲向上」「労働者の定着率向上」を通じ
た「人材確保」「企業業績向上」「生産性向上」にあると考えることができるが、雇
用管理施策の改善をすれば、それらが直ちに実現するというものではない。
○ 厚生労働省の調査（H25）により、働きやすい働きがいのある職場は、「従業員の
意欲」「従業員の職場定着」「会社の業績」が高いことが明らかとなっている。
【ｐ13～14参照】
○ 雇用管理改善は、労働者が自分の職場を「働きやすい」「働きがいがある」と感じ
られるかという労働者の意識に着目し、
雇用管理施策の改善

⇒

労働環境の改善

⇒

労働者の意識の変化

というモデルで考えることができる。【ｐ15参照】
○ その意味で、雇用管理改善を推進しその成果を評価する場合、労働者の満足度、エ
ンゲージメントなどの観点からの労働者の意識を把握する各種のアンケート・チェッ
クリストが用いられている。

12