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資料1-2-7診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
アイザックス症候群の診断基準
A.主要症状・所見
1. ニューロミオトニア(末梢神経由来のミオトニア現象で、臨床的には把握ミオトニアはあるが、叩打ミオトニ
アを認めないもの)、睡眠時も持続する四肢・躯幹の持続性筋けいれん又は筋硬直(必須)
2. Myokymic discharges、neuromyotonic discharges など筋電図で末梢神経の過剰興奮を示す所見
3. 抗 VGKC 複合体抗体が陽性(72pM 以上)
4. ステロイド療法やその他の免疫療法、血漿交換などで症状の軽減が認められる。
B.支持症状・所見
1. 発汗過多
2. 四肢の痛み・異常感覚
3. 胸腺腫の存在
4. 皮膚色調の変化
5. その他の自己抗体の存在(抗アセチルコリン受容体抗体、抗核抗体、抗甲状腺抗体)
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
スティッフ・パーソン症候群や筋原性のミオトニア症候群、糖原病 V 型(McArdle 病)などを筋電図で除外す
る。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aのうち全てを満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Probable:Aのうち1に加えて、その他2項目以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Possible:Aのうち1を満たし、Bのうち1項目以上
<診断のポイント>
自己免疫的機序で、末梢神経の過剰興奮による運動単位電位(MUP)の自動反復発火が起こり、持続性筋収
縮に起因する筋けいれんや筋硬直が起こる。末梢神経起源なので叩打ミオトニアは生じないが、把握ミオトニア
様に見える手指の開排制限は起こりうる。
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Definite、Probable を対象とする。
アイザックス症候群の診断基準
A.主要症状・所見
1. ニューロミオトニア(末梢神経由来のミオトニア現象で、臨床的には把握ミオトニアはあるが、叩打ミオトニ
アを認めないもの)、睡眠時も持続する四肢・躯幹の持続性筋けいれん又は筋硬直(必須)
2. Myokymic discharges、neuromyotonic discharges など筋電図で末梢神経の過剰興奮を示す所見
3. 抗 VGKC 複合体抗体が陽性(72pM 以上)
4. ステロイド療法やその他の免疫療法、血漿交換などで症状の軽減が認められる。
B.支持症状・所見
1. 発汗過多
2. 四肢の痛み・異常感覚
3. 胸腺腫の存在
4. 皮膚色調の変化
5. その他の自己抗体の存在(抗アセチルコリン受容体抗体、抗核抗体、抗甲状腺抗体)
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
スティッフ・パーソン症候群や筋原性のミオトニア症候群、糖原病 V 型(McArdle 病)などを筋電図で除外す
る。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aのうち全てを満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Probable:Aのうち1に加えて、その他2項目以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Possible:Aのうち1を満たし、Bのうち1項目以上
<診断のポイント>
自己免疫的機序で、末梢神経の過剰興奮による運動単位電位(MUP)の自動反復発火が起こり、持続性筋収
縮に起因する筋けいれんや筋硬直が起こる。末梢神経起源なので叩打ミオトニアは生じないが、把握ミオトニア
様に見える手指の開排制限は起こりうる。
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