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参考資料2 成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針(本文) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28090.html
出典情報 成育医療等協議会(第9回 9/21)《厚生労働省》
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記録の収集等に関する体制等
(1)予防接種、乳幼児健康診査、学校における健康診断に関する記録の収集、管
理・活用等に関する体制、データベースその他の必要な施策
・ 個人の健康等情報を本人や家族が一元的に把握し、日常生活改善や必要に応じ
た受診等に役立てるため、乳幼児期・学童期の健診・予防接種等の健康等情報の
電子化及び標準化(Personal Health Record)を推進する。
(2)成育過程にある者が死亡した場合におけるその死亡原因に関する情報の収集、
管理・活用等に関する体制、データベースその他の必要な施策
・ 子どもの死亡時に、複数の機関や専門家(医療機関、警察、消防、行政関係者等)
が、子どもの既往歴や家族背景、死に至る直接の経緯、解剖結果等に関する様々な
情報を基に死因調査を行うことにより、効果的な予防対策を導き出し予防可能な子
どもの死亡を減らすことを目的とした Child Death Review(CDR)について、
予防のための子どもの死亡検証体制整備モデル事業の実施等を通じ、その体制を整
備する。
・ 子どもの事故の未然・再発防止及び安全性の向上を図るための子どもの事故検証
に関する取組やその情報発信の推進を図る。
・ これらの取組の実施に当たっては、必要に応じてICTの活用を図るとともに、
成育過程にある者のみならず、学校等の関係機関も含めた社会全体の意識を高める
ための普及啓発を推進する。
(3)ICTの活用による成育医療等の施策の推進
・ 子育て世帯や関係行政機関等における手続負担の軽減や利便性向上等に向けて、
関連情報の発信に努め、ICT等の活用による成育医療等の各種施策を推進する。



調査研究
・ 社会的要因が子どもの健康に及ぼす影響も含め、妊娠・出産・育児に関する問題
や成育過程の各段階において生ずる心身の健康に関する問題に対する調査研究を通
じて、成育医療等の状況、施策の実施状況やその根拠となるエビデンス、科学的知
見等を収集し、その結果を公表・情報発信することにより、政策的対応に向けた検
討を行う。
・ 「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の実施を通じ、子ども
の成長・発達に影響を与える環境要因(環境中の化学物質のばく露、生活環境等)
を解明し、子どもが健やかに育つ環境の実現を目指す。

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