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参考資料4 「一体的実施・KDB活用支援ツール」抽出の考え方と保健事業への活⽤Ver.1 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28208.html
出典情報 データヘルス計画(国保・後期)の在り方に関する検討会 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ(第1回 9/28)《厚生労働省》
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フレイルの割合 (5-図表 3 参照)
フレイルの有症率は、65 歳以上の⾼齢者全体では 5.3%であり、加齢に伴い有症率の増加がみられる(n=7,010)6)
※フレイル有症率は、対象集団等によっても⼤きく異なるため、多くのコホート研究からの報告ではかなり幅がある。
5 -図表 2 フレイルによる負の影響

5-図表 3

術後合併症

フレイルの割合 6)

(%)

フレイルは多岐にわたり悪影響を及ぼす
要介護状態
⾃⽴性喪失
死亡

フレイルの割合

30
⼼⾎管疾患
⽣活習慣病

20

転倒・⾻折

10

17.0

フレイル
認知症

8.4
2.2

施設⼊所
⼊院

2.9

4.4

0

多剤服⽤

65-69歳 70-74歳 75-79歳 80-84歳 85-89歳
荒井秀典. 体⼒科学 第65巻 第3号 337-341(2016)

フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの関係 (5-図表 4 参照)
ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)は、運動器(特に、⾝体活動をするために必要な⾻・関節・筋⾁を中⼼とする筋
⾻格系)の障害のために移動機能の低下をきたした状態をいう。サルコペニアはこのロコモの要因の⼀つであり、また前述のよ
うに、フレイルはその⾝体的機能低下も含む多⾯的な概念である。7)
すなわち、ロコモはフレイル概念の中の⾝体的フレイルの代表格とも⾔える。
5-図表 4 フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの関係

フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームの関係
健常
(ロバスト)

プレフレイル

運動機能

記憶判断

社会的自立

健 脚

生活機能の自立

活発な社会活動

⾝体的フレイル
社会的フレイル

ロコモ
フレイル

脊柱
管狭
窄症

サルコ

変形
性関
節症

老年症
候群

ペニア
骨粗
鬆症

慢性
疾患

負の
スパイラル
抑うつ
軽度認知
機能障害

要介護

寝たきり

関節障害

認知症

(出典:国立 長寿医療研究センター 原田 敦先生 監修)

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