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資料 1 - 2 前回の議論を受けて修正した個票(疾病名及び疾病の対象範囲の変更に ついて研究班から情報提供のあった疾病) (30 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31825.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第51回 3/22)《厚生労働省》 |
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<DYT28 ジストニア>
1. 病因遺伝子と概要
下肢ジストニアで発症し、上肢、頸部、口、顔面に拡大する。面長で、小頭症、団子鼻と特徴的な顔貌と低身
長を示す。半数で精神運動発達遅滞を認める。
(1) 遺伝様式:常染色体顕性遺伝(優性遺伝)(遺伝子座 19q13、病因遺伝子 KMT2B、遺伝子産物
KMT2B、MIM 1#617284)
(2) 発症年齢:幼児期
(3) 頻度:不明。我が国で比較的頻度が高い
2. 臨床症状
ジストニア下肢に始まり、歩行困難を来す。その後、上肢、首、口腔顔面領域に拡大する。重症度は様々で
車椅子生活となることもある。多くの患者は球根状の鼻(団子鼻)を伴う細長い顔貌を示す。上肢ではジスト
ニア姿勢とジストニア性振戦が起こり、書字困難となる。斜頸および頸部後屈、顔面ジストニア、構音障害、
咀嚼・嚥下の困難を認める。一部の患者で乱視、異常眼球運動を示す。約半数で軽度の精神運動発達遅滞
を認める。軽度の小頭症、低身長を伴うこともある。
3. 特記すべき検査所見
特になし。脳画像で淡蒼球に病変を認めることがある。
4. 遺伝子診断
KMT2B 遺伝子の病的変異を認める。
5. 鑑別診断
ウィルソン Wilson 病、脊髄小脳変性症、パーキンソン Parkinson 病、パーキンソン症候群、家族性痙性対麻
痺、ハンチントン Huntington 病、神経有棘赤血球症、GM2 ガングリオシドーシス、GM1 ガングリオシドーシ
ス、ニーマン・ピック Niemann-Pick 病、レット Rett 症候群、脳血管障害、抗精神薬投与に伴う遅発性ジスト
ニア。他の孤立性ジストニア。
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1. 病因遺伝子と概要
下肢ジストニアで発症し、上肢、頸部、口、顔面に拡大する。面長で、小頭症、団子鼻と特徴的な顔貌と低身
長を示す。半数で精神運動発達遅滞を認める。
(1) 遺伝様式:常染色体顕性遺伝(優性遺伝)(遺伝子座 19q13、病因遺伝子 KMT2B、遺伝子産物
KMT2B、MIM 1#617284)
(2) 発症年齢:幼児期
(3) 頻度:不明。我が国で比較的頻度が高い
2. 臨床症状
ジストニア下肢に始まり、歩行困難を来す。その後、上肢、首、口腔顔面領域に拡大する。重症度は様々で
車椅子生活となることもある。多くの患者は球根状の鼻(団子鼻)を伴う細長い顔貌を示す。上肢ではジスト
ニア姿勢とジストニア性振戦が起こり、書字困難となる。斜頸および頸部後屈、顔面ジストニア、構音障害、
咀嚼・嚥下の困難を認める。一部の患者で乱視、異常眼球運動を示す。約半数で軽度の精神運動発達遅滞
を認める。軽度の小頭症、低身長を伴うこともある。
3. 特記すべき検査所見
特になし。脳画像で淡蒼球に病変を認めることがある。
4. 遺伝子診断
KMT2B 遺伝子の病的変異を認める。
5. 鑑別診断
ウィルソン Wilson 病、脊髄小脳変性症、パーキンソン Parkinson 病、パーキンソン症候群、家族性痙性対麻
痺、ハンチントン Huntington 病、神経有棘赤血球症、GM2 ガングリオシドーシス、GM1 ガングリオシドーシ
ス、ニーマン・ピック Niemann-Pick 病、レット Rett 症候群、脳血管障害、抗精神薬投与に伴う遅発性ジスト
ニア。他の孤立性ジストニア。
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