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【資料1】医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会 報告書(案) (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33461.html |
出典情報 | 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会(第13回 6/6)《厚生労働省》 |
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753
○
このような問題に対応するために、2.3の医薬品流通における対応に加え、後発品
754
以外の 医 薬 品 を 含 め 、 医療 上 の 必 要 性 が 高 い 医 薬 品 の 薬 価 を 下 支 え し つ つ 、 安 定 供給
755
が可能 と な る よ う 、 最 低薬 価 、 不 採 算 品 再 算 定 、 基 礎 的 医 薬 品 と い っ た 制 度 や そ の運
756
用の改 善 を 検 討 す る と とも に 、 中 長 期 的 に は 、 採 算 性 を 維 持 す る た め の 新 た な 仕 組み
757
の検討 を 進 め る べ き で ある 。 そ の 際 、 最 低 薬 価 、 不 採 算 品 再 算 定 、 基 礎 的 医 薬 品 の制
758
度の改 善 等 の 検 討 に 当 たっ て は 、 企 業 努 力 を 促 す 観 点 や 医 療 保 険 財 政 の バ ラ ン ス を確
759
保する観点から、他の制度改善等との優先順位を考慮すべきである。
760
761
2.1.3
762
○
763
764
サプライチェーンの強靱化
医療提供の持続可能性にも関わる医薬品供給リスクに対処するため、医薬品製造に係
るサプライチェーンの強靱化を着実に図るべきである。
○
原薬や原材料の調達段階を中心としたグローバルサプライチェーンの断絶や災害等の
765
様々な 供給 リ スク に対 処す る ため、 各企 業に おける 安定供 給に 向け た取組 を支援 する
766
ととも に、 原 薬等 の共 同調 達 等の取 組を 促す べきで ある。 これ らに 加えて 、供給 不安
767
に係る リス ク シナ リオ の整 理 やそれ を踏 まえ た行動 計画の 整備 等、 医薬品 のサプ ライ
768
チェーン強靭化に向けた体制を構築することが必要である。
769
○
また、それらの対応に当たっては、供給情報等の共有が重要となることから、上述の
770
とおり 、 安 定 供 給 等 の 企業 情 報 の 可 視 化 を 推 進 す る こ と に 加 え 、 政 府 自 ら が 主 導 して、
771
特に医 療 上 必 要 な 医 薬 品に つ い て は 、 需 要 側 と の マ ッ チ ン グ も 見 据 え 、 一 連 の サ プラ
772
イチェ ー ン 上 の 供 給 状 況を 関 係 者 が よ り 迅 速 に 把 握 す る こ と が 可 能 な 仕 組 み の 構 築を
773
検討すべきである。
774
○
775
さらに、緊急時には、政府のイニシアチブの下、医薬品の適正な供給が可能となるよ
う、予め関係者間でその方策を検討しておく必要がある。
776
777
2.2
778
2.2.1
779
○
780
781
創薬力の強化、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消
創薬力の強化
製薬産業は日本の基幹産業であり、革新的新薬を海外に展開することで外貨を獲得し、
日本経済を牽引する成長ドライバーとしての役割が期待されている。
○
世界中で広く使われる革新的新薬を創出し続けることが先発品企業に求められるとこ
782
ろ、第 1章 で 記載 した とお り 、日本 の製 薬産 業の現 状とし ては その ような 創薬力 を有
783
しているとは言えない状況にある。
784
○
今後の日本経済の成長を牽引することが期待される製薬産業の成長を後押しする観点
785
から、 今後 の 大き な政 策の 方 向性と して 、先 発品企 業がリ スク を取 って最 新技術 を活
786
用した革新的医薬品の創出に挑戦することを促進していく必要がある。
787
○
また、昨今の環境変化を踏まえると、モダリティの移行に伴って高まる創薬の難化に
788
対応するため、ベンチャー企業やアカデミアに加え医薬品開発業務受託機関(CRO)や
789
医薬品製造受託機関 (CMO)、医薬品製造 開発受託機関(CDMO)といった各プレイヤー
26
○
このような問題に対応するために、2.3の医薬品流通における対応に加え、後発品
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以外の 医 薬 品 を 含 め 、 医療 上 の 必 要 性 が 高 い 医 薬 品 の 薬 価 を 下 支 え し つ つ 、 安 定 供給
755
が可能 と な る よ う 、 最 低薬 価 、 不 採 算 品 再 算 定 、 基 礎 的 医 薬 品 と い っ た 制 度 や そ の運
756
用の改 善 を 検 討 す る と とも に 、 中 長 期 的 に は 、 採 算 性 を 維 持 す る た め の 新 た な 仕 組み
757
の検討 を 進 め る べ き で ある 。 そ の 際 、 最 低 薬 価 、 不 採 算 品 再 算 定 、 基 礎 的 医 薬 品 の制
758
度の改 善 等 の 検 討 に 当 たっ て は 、 企 業 努 力 を 促 す 観 点 や 医 療 保 険 財 政 の バ ラ ン ス を確
759
保する観点から、他の制度改善等との優先順位を考慮すべきである。
760
761
2.1.3
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サプライチェーンの強靱化
医療提供の持続可能性にも関わる医薬品供給リスクに対処するため、医薬品製造に係
るサプライチェーンの強靱化を着実に図るべきである。
○
原薬や原材料の調達段階を中心としたグローバルサプライチェーンの断絶や災害等の
765
様々な 供給 リ スク に対 処す る ため、 各企 業に おける 安定供 給に 向け た取組 を支援 する
766
ととも に、 原 薬等 の共 同調 達 等の取 組を 促す べきで ある。 これ らに 加えて 、供給 不安
767
に係る リス ク シナ リオ の整 理 やそれ を踏 まえ た行動 計画の 整備 等、 医薬品 のサプ ライ
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チェーン強靭化に向けた体制を構築することが必要である。
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また、それらの対応に当たっては、供給情報等の共有が重要となることから、上述の
770
とおり 、 安 定 供 給 等 の 企業 情 報 の 可 視 化 を 推 進 す る こ と に 加 え 、 政 府 自 ら が 主 導 して、
771
特に医 療 上 必 要 な 医 薬 品に つ い て は 、 需 要 側 と の マ ッ チ ン グ も 見 据 え 、 一 連 の サ プラ
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イチェ ー ン 上 の 供 給 状 況を 関 係 者 が よ り 迅 速 に 把 握 す る こ と が 可 能 な 仕 組 み の 構 築を
773
検討すべきである。
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○
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さらに、緊急時には、政府のイニシアチブの下、医薬品の適正な供給が可能となるよ
う、予め関係者間でその方策を検討しておく必要がある。
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2.2.1
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創薬力の強化、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消
創薬力の強化
製薬産業は日本の基幹産業であり、革新的新薬を海外に展開することで外貨を獲得し、
日本経済を牽引する成長ドライバーとしての役割が期待されている。
○
世界中で広く使われる革新的新薬を創出し続けることが先発品企業に求められるとこ
782
ろ、第 1章 で 記載 した とお り 、日本 の製 薬産 業の現 状とし ては その ような 創薬力 を有
783
しているとは言えない状況にある。
784
○
今後の日本経済の成長を牽引することが期待される製薬産業の成長を後押しする観点
785
から、 今後 の 大き な政 策の 方 向性と して 、先 発品企 業がリ スク を取 って最 新技術 を活
786
用した革新的医薬品の創出に挑戦することを促進していく必要がある。
787
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また、昨今の環境変化を踏まえると、モダリティの移行に伴って高まる創薬の難化に
788
対応するため、ベンチャー企業やアカデミアに加え医薬品開発業務受託機関(CRO)や
789
医薬品製造受託機関 (CMO)、医薬品製造 開発受託機関(CDMO)といった各プレイヤー
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