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【資料1】医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会 報告書(案) (30 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33461.html |
出典情報 | 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会(第13回 6/6)《厚生労働省》 |
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862
○
第1章に記載のとおり、長期収載品については、今なお諸外国と比べその使用比率が
863
高くなって いるこ と等 を踏 ま え、 長期収 載品 による 収益 への依 存か ら脱却 する ため、
864
原則として後発品への置換えを引き続き進めていくべきである。
865
○
その際、後発品への置換えが数量ベースで約8割、金額ベースでは約4割となるもの
866
の、近年は 横ばい の状 態が 続 いて いるこ とを 踏まえ ると 、更な る置 換え促 進に は、こ
867
れまでと異なるアプローチを検討することが必要である。
868
○
こうした点を踏まえ、新薬の研究開発に注力する環境を整備する観点や、長期収載品
869
の様々な使 用実態 (抗 てん か ん薬 等での 薬剤 変更リ スク を踏ま えた 処方、 薬剤 工夫に
870
よる付加価 値等へ の選 好等 ) に応 じた評 価を 行う観 点か ら、選 定療 養の活 用や 現行の
871
後発品への 置換え 率に 応じ た 薬価 上の措 置の 見直し を含 め、適 切な 対応に つい て、検
872
討すべきである。
873
874
(バイオシミラーの政府目標)
875
○
バイオシミラーの使用促進に係る数値目標については、令和 11 年度(2029 年度)末
876
までに、バイオシミラーに 80%以上置き換わった成分数が全体の成分数の 60%以上に
877
することと設定されたことを踏まえ、これを第4期医療費適正化計画(令和6~11 年
878
度)に 反映 す ると とも に、 各 品目の 特性 や状 況を踏 まえつ つ、 治療 の初回 からバ イオ
879
シミラ ーを 積 極的 に使 用す る ことを 促す 等の 置換え 推進策 を順 次検 討すべ きであ る。
880
また、市場での状況をモニタリングし、必要に応じて追加施策を検討すべきである。
881
882
2.2.2
883
○
ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消
医療上必要な医薬品が患者に対して迅速かつ安定的に届くことが重要であることは論
884
を待た ない が 、現 状で は、 希 少疾病 や小 児、 難病の 医薬品 を中 心と して、 ドラッ グ・
885
ラグ/ ドラ ッ グ・ ロス の懸 念 も生じ てお り、 必要な 医薬品 が迅 速に 利用で きない 患者
886
が存在している状況にある。
887
○
この背景には、第1章で述べたとおり、世界的なモダリティの変化やこれに伴う創薬
888
主体の 変 化 に 必 ず し も 現行 の 薬 事 制 度 や 薬 価 制 度 が 適 合 し て い な い と い う 現 状 が ある
889
と考え ら れ る 。 医 療 上 特に 必 要 な 革 新 的 医 薬 品 が 迅 速 に 患 者 に 届 く 環 境 を 整 備 す るた
890
めには 、 こ れ ら を 大 胆 に見 直 す こ と が 必 要 で あ り 、 ま た 、 現 に 患 者 に 届 い て い な い医
891
薬品に 対 し て も 、 現 行 制度 を 最 大 限 活 用 す る こ と で 、 少 し で も 早 く 患 者 の 元 に 届 くよ
892
う、速やかに対策を講ずるべきである。
893
894
(国際共同治験の推進や治験環境の整備)
895
○
第1章でも述べたとおり、医薬品の開発において、最もコストを要するのは臨床試験
896
の実施 であ り 、特 に日 本に お ける臨 床試 験の コスト は国際 的に 比較 的高い ことが 指摘
897
されている。
898
○
現在は、日本の治験パフォーマンスが海外に比べて低いという状況であり、特に、国
899
際共同 治験 に おい ては 、日 本 人症例 の組 入れ が遅い といっ た理 由で 、日本 を避け ると
900
いう意 見も あ る。 グロ ーバ ル から選 ばれ る国 になる ために も、 政府 が中心 となっ て国
29
○
第1章に記載のとおり、長期収載品については、今なお諸外国と比べその使用比率が
863
高くなって いるこ と等 を踏 ま え、 長期収 載品 による 収益 への依 存か ら脱却 する ため、
864
原則として後発品への置換えを引き続き進めていくべきである。
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○
その際、後発品への置換えが数量ベースで約8割、金額ベースでは約4割となるもの
866
の、近年は 横ばい の状 態が 続 いて いるこ とを 踏まえ ると 、更な る置 換え促 進に は、こ
867
れまでと異なるアプローチを検討することが必要である。
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こうした点を踏まえ、新薬の研究開発に注力する環境を整備する観点や、長期収載品
869
の様々な使 用実態 (抗 てん か ん薬 等での 薬剤 変更リ スク を踏ま えた 処方、 薬剤 工夫に
870
よる付加価 値等へ の選 好等 ) に応 じた評 価を 行う観 点か ら、選 定療 養の活 用や 現行の
871
後発品への 置換え 率に 応じ た 薬価 上の措 置の 見直し を含 め、適 切な 対応に つい て、検
872
討すべきである。
873
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(バイオシミラーの政府目標)
875
○
バイオシミラーの使用促進に係る数値目標については、令和 11 年度(2029 年度)末
876
までに、バイオシミラーに 80%以上置き換わった成分数が全体の成分数の 60%以上に
877
することと設定されたことを踏まえ、これを第4期医療費適正化計画(令和6~11 年
878
度)に 反映 す ると とも に、 各 品目の 特性 や状 況を踏 まえつ つ、 治療 の初回 からバ イオ
879
シミラ ーを 積 極的 に使 用す る ことを 促す 等の 置換え 推進策 を順 次検 討すべ きであ る。
880
また、市場での状況をモニタリングし、必要に応じて追加施策を検討すべきである。
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2.2.2
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○
ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消
医療上必要な医薬品が患者に対して迅速かつ安定的に届くことが重要であることは論
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を待た ない が 、現 状で は、 希 少疾病 や小 児、 難病の 医薬品 を中 心と して、 ドラッ グ・
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ラグ/ ドラ ッ グ・ ロス の懸 念 も生じ てお り、 必要な 医薬品 が迅 速に 利用で きない 患者
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が存在している状況にある。
887
○
この背景には、第1章で述べたとおり、世界的なモダリティの変化やこれに伴う創薬
888
主体の 変 化 に 必 ず し も 現行 の 薬 事 制 度 や 薬 価 制 度 が 適 合 し て い な い と い う 現 状 が ある
889
と考え ら れ る 。 医 療 上 特に 必 要 な 革 新 的 医 薬 品 が 迅 速 に 患 者 に 届 く 環 境 を 整 備 す るた
890
めには 、 こ れ ら を 大 胆 に見 直 す こ と が 必 要 で あ り 、 ま た 、 現 に 患 者 に 届 い て い な い医
891
薬品に 対 し て も 、 現 行 制度 を 最 大 限 活 用 す る こ と で 、 少 し で も 早 く 患 者 の 元 に 届 くよ
892
う、速やかに対策を講ずるべきである。
893
894
(国際共同治験の推進や治験環境の整備)
895
○
第1章でも述べたとおり、医薬品の開発において、最もコストを要するのは臨床試験
896
の実施 であ り 、特 に日 本に お ける臨 床試 験の コスト は国際 的に 比較 的高い ことが 指摘
897
されている。
898
○
現在は、日本の治験パフォーマンスが海外に比べて低いという状況であり、特に、国
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際共同 治験 に おい ては 、日 本 人症例 の組 入れ が遅い といっ た理 由で 、日本 を避け ると
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いう意 見も あ る。 グロ ーバ ル から選 ばれ る国 になる ために も、 政府 が中心 となっ て国
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