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2012年11月14日(水)
[材料価格] 次期材料価格改正、内外価格差是正とイノベーション評価が重点
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厚生労働省は11月14日に、中医協の保険医療材料専門部会を開催した。
この日は、平成26年度の次期材料価格制度改正に向けて重点検討項目やスケジュールを確認したほか、厚労省当局からフランスの医療材料制度(p47~p71参照)について報告を受けた。
26年度の材料価格制度改革に向けて、部会では、(1)内外価格差の是正(2)イノベーションの評価―の2点を重点的に検討していくことが確認された。
(1)の「内外価格差の・・・
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2012年11月13日(火)
[病院] 国立病院・労災病院、治験・臨床研究の活性化に向けた体制整備を
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厚生労働省は11月13日に、「国立病院及び労災病院の新しい法人制度に関する検討会」を開催した。この日は、「新法人の業務」「治験・臨床研究の推進」が議題となった。
日本再生戦略の重要な柱の1つに「我が国発の画期的な新薬等を開発する」ことが掲げられている。このため、厚労省や経済産業省では「治験・臨床研究の促進方策」を打ち出している。
そうした中、国立病院・労災病院の大規模なネットワークを活用し、まさに・・・
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2012年11月13日(火)
[がん検診] 子宮頸がん検診、30代女性対象にHPV検査実施へ
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- がん検診のあり方に関する検討会(第3回 11/13)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
厚労省当局は、前回9月3日の会合で、「今後は、子宮頸がん罹患率の高い年齢層(30代)を中心に、HPV(ヒトパピローマウイルス)検査を実施してはどうか」と提案している(p4参照)。
この日は、厚労省当局から、HPV検査について、次のような観点から検診を実施してはどうかとの提案が行われた(p16~p17参照)。
(1)早期発見による効果(浸・・・
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2012年11月12日(月)
[意見募集] 指定管理医療機器の認証にあたり、効能・効果等も報告を
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厚生労働省は11月12日に、「薬事法施行規則の一部を改正する省令」への意見募集を開始した。
薬事法では、指定管理医療機器(人体に及ぼす影響がやや高いもの)等を製造販売する事業者について、機器ごとに登録認証機関の認証を受けることを求めている(第23条の2)。そして、登録認証機関は、指定管理医療機器を認証した場合には、厚生労働大臣に対し、調査・監査結果などについて報告をしなければならない(第23条の5)・・・
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2012年11月12日(月)
[新型インフル] 新型インフル被害、1日入院患者10万1000~39万9000人と想定
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- 新型インフルエンザ等対策有識者会議 医療・公衆衛生に関する分科会(第4回 11/12)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 新型インフルエンザ対策推進室 カテゴリ: 新型インフル
新型インフルについては、急速な蔓延による国家機能・国民生活の危機に備え、平成24年4月に「新型インフルエンザ等対策特別措置法」が制定されている。この分科会では、新型インフルの予防接種体制や医療体制などについて専門的な検討を行っている。
予防接種体制については、厚労省当局からワクチンの「供給体制・・・
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2012年11月09日(金)
[臓器移植] 心臓移植希望者の選択基準、緊急度・血液型に加え、年齢を追加
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厚生労働省は11月9日に、「移植希望者(レシピエント)選択基準の一部改正」に関する通知を発出した。
今回は、心臓移植と膵臓移植の希望者(レシピエント)選択基準を改正している。
疾病により臓器移植を希望している人は多い。平成24年10月31日現在、心臓移植希望者は231名、膵臓移植希望者は47名となっている。
一方で、移植可能な心臓と膵臓は限られており、また、どの臓器でも移植可能なわけではない。
そこで、「・・・
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2012年11月09日(金)
[インフル] 24年10月末時点で抗インフルエンザウイルス薬6049万人分を確保
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厚生労働省は11月9日に、10月分の通常流通用抗インフルエンザウイルス薬の供給状況を公表した。
まず、「卸売業者から医療機関への供給量(10月1日~11月4日)」を見てみると、タミフル約4万9000人分、リレンザ約1万4000人分、ラピアクタ約1万5000人分、イナビル約2万8000人分となっている。
次に、「メーカー・卸売業者の保有量(11月4日時点)」を見てみると、タミフル約978万人分、リレンザ約743万人分、ラピアクタ約54万・・・
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2012年11月09日(金)
[医療提供体制] 東北厚生年金病院、東京北社会保険病院の譲渡先を選定
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三井厚生労働大臣は11月9日に、「厚生労働省における譲渡対象施設の選定」に関する通知を発出した。
公的年金資産の運用適正化の一環として、「厚生年金病院や社会保険病院を、地方公共団体や公営性のある法人へ譲渡する」ことが進められている。ただし、厚生年金等の運営や譲渡を行う年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)は、地域医療の確保に配慮することが求められる(p2~p4参照)。
今般、三井厚労相は、(1)東北・・・
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2012年11月08日(木)
[医療提供体制] 診療所の開設者、個人が最も多く4万5681施設 厚労省
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厚生労働省は11月8日に、医療施設動態調査に関する「再集計による平成24年6月末概数」を発表した。
厚労省では、23年医療施設(動態・静態)調査の取りまとめに伴って、23年9月以降の状況を再集計した。その結果、医療施設動態調査(24年6月末概数)の数値が一部変更されている。
それによると、病院数は全体で8569施設、病床数は157万8222床、一般診療所の施設数は9万9974施設、病床数は12万6506床、歯科診療所は6万8403施・・・
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2012年11月07日(水)
[医療機器] 放射線療法等行った場合、消化管用ステント留置で穿孔の恐れ
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厚生労働省は11月7日に、消化管用ステントに係る使用上の注意の改訂について通知を発出した。
これまでに、消化管用ステント(食道用ステント、胃十二指腸用ステントおよび大腸用ステントの総称)を留置した患者において、消化管穿孔を生じた事例が報告されている。また、一部の事例では、ステント留置前に実施した、がんの放射線療法や化学療法で組織が脆弱な状態にあり、ステント拡張により消化管穿孔に至った可能性も報告さ・・・
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2012年11月07日(水)
[健康] 第2次健康日本21に向け、運動基準・運動指針改定の議論スタート
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- 運動基準・運動指針の改定に関する検討会(第1回 11/7)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
これまで厚労省は、「健康日本21」(p11参照)の一環として、「健康づくりのための運動基準2006~身体活動・運動・体力~報告書」(以下、運動基準2006)(p12参照)等を策定。さらに、安全で有効な運動を広く国民に普及させることを目的として「健康づくりのための運動指針2006~生活習慣病予防のために~<エクササイズガイ・・・
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2012年11月07日(水)
[診療報酬] 研究者等へのレセプトデータ提供、運用手続きの改善などを検討
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厚生労働省は11月7日に、レセプト情報等の提供に関する有識者会議を開催した。この日は、厚労省当局から、現行の運用を踏まえた主な論点案が示され、これに基づいた議論などを行った。
まず、現行の運用状況を見てみよう。
レセプト情報は、本来、厚労省や都道府県が医療費適正化計画を作成するために利活用される。
ただし、レセプト情報は、厚労省等による医療サービスの質向上計画策定や、研究機関等による学術研究の資・・・
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2012年11月07日(水)
[医療保険] 協会けんぽ保険料率、国庫負担20%等でも28年度には10%超過
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厚生労働省は11月7日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日の議題は、「協会けんぽの財政健全化」と「産科医療補償制度の運営改善」の2点。
医療保険改革の最大のテーマともいえる「後期高齢者医療制度」改革をめぐっては、大本の議論をする「社会保障制度改革国民会議」の創設が難航しており、本格的な議論が行われるまでにはしばらく時間がかかりそうだ。
そこで、医療保険部会では、当面の課題として(1)・・・
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2012年11月06日(火)
[看護] 特定行為、特定看護師が行う場合と医師自ら行う場合が混在
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厚生労働省は11月6日に、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」を開催した。
この日も、前回に続き医行為分類案について、パブリックコメント結果をベースに検討を重ねた。
パブリックコメントでは、さまざまな意見が寄せられており、「患者の状態などで医療行為の難易度は変わるので、『特定行為』等に分類することは困難」「指定研修を受けた看護師(特定看護師)にも具体的指示をすることがあり、『・・・
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2012年11月06日(火)
[がん対策] がん計画の実施状況を的確に評価し、継続的な改善を
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- がん対策推進協議会(第36回 11/6)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、がん対策の評価指標や相談支援について議論したほか、有識者からヒアリングを行った。
まず、がん対策の評価指標については、東京大学大学院医学系研究科の宮田准教授(医療品質評価学講座)から「がん計画における評価の活用」について意見発表が行われた(p9~p27参照)。
宮田准教授は、がん計画を評価することによって、(1)患者・市民の視点に立・・・
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2012年11月05日(月)
[小児難病] 小児難病患者への医療費助成、対象疾患の選定方法等を検討
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- 小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会(第2回 11/5)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 医療提供体制
小児慢性特定疾患(以下、小慢)の医療費は増加傾向にあるため、小児慢性特定疾患治療研究事業(以下、小慢事業)の安定的な制度運営が求められている(p16参照)。
こうした状況をふまえ、本委員会では、小児慢性特定疾患児への支援策が検討されている。
この日は、医療費助成の在り方に関して、他の公費負担医療制度・・・
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2012年11月05日(月)
[地域医療] 地域医療再生計画、S「高く評価」~D「中止すべき」5段階で評価
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厚生労働省は11月5日に、地域医療再生計画に係る有識者会議を開催した。この日は、地域医療再生計画の進捗状況を確認したほか、現地調査、計画の評価などについて議論を行った。
まず、地域医療再生基金の執行状況(進捗状況)を見てみよう。
計画額全体4450億円(平成21年度補正予算2350億円、22年度補正予算2100億円)に対し、24年度時点で2250億6000万円が執行され、執行率は50.6%となっている。ちなみに25年度には2210・・・
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2012年11月05日(月)
[診療報酬] データ提出加算が算定可能な出来高病院、新たに3施設を公表
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厚生労働省は11月5日に、「データ提出加算の取扱い」に関する通知を発出した。
平成24年度の診療報酬改定において、DPC病院・出来高病院のいずれもが算定できるA245【データ提出加算】が新設された。これは、DPCデータフォーマットに基づいて、診療データを的確に提出することを評価するもので、厚労省は集積されたデータを分析することで診療内容の向上に結び付けたい考えだ。
DPC対象病院・準備病院では、このデータ提出が・・・
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2012年11月05日(月)
[DPC] データ提出遅れた16のDPC病院で、24年12月のデータ提出加算不可
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厚生労働省は11月5日に、「DPC対象病院におけるデータ提出加算の取扱い」に関する通知を発出した。
平成24年度の診療報酬改定において、病院がDPCフォーマットに基づくデータ提出を行った場合の評価として、A245【データ提出加算】が新設された。この加算は、DPC対象病院でも算定できるが、データ提出に遅延があると解析・分析に支障が出るため、ある月のデータ提出が遅れた病院については、その翌々月には加算の算定ができな・・・
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2012年11月02日(金)
[医療提供体制] 北海道の医療施設、支障のない範囲で節電の自主目標設定を
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厚生労働省は11月2日に、「医療施設における今冬の電力需給対策」について事務連絡を行った。
今冬においては、予備率3%を確保できるなど、電力供給に若干の余裕があるが、計画外の停電リスクもあるため、政府は「数値目標を伴わない節電」を要請している(p1参照)(p3~p4参照)。
ただし、北海道においては、冬期の電力需要が増加するため、「平成22年度比マイナス7%以上の節電」が要請されている(p4参照)・・・
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2012年11月02日(金)
[社会保障] 医療保険の財政基盤安定化や、地域医師不足へ対応を 厚労相
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三井厚生労働大臣は11月2日に、衆議院厚生労働委員会で挨拶を行った。
まず、野田内閣が最大限の力を傾注している『社会保障・税一体改革』については、「社会保障制度改革国民会議の早期設置が望まれる」としたが、残された課題について検討を進め、各分野における制度改革を具体化していくと、やや慎重な物言いにとどめている(p3参照)。
社会保障制度のうち『医療・健康対策』については、(1)医療保険制度の財政基・・・
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2012年11月01日(木)
[ポリオ] 24年4~8月生ポリオワクチン接種率、切替え待ちで67.2%と低水準
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厚生労働省は11月1日に、平成24年度春における「急性灰白髄炎(ポリオ)予防接種率」の調査結果を公表した。
これは、24年4月~8月(24年度春シーズン)のポリオ予防接種の状況を調べたもので、不活化ワクチンへの切替え直前の「生ワクチン接種」の状況が明らかになっている。
それによると、24年度春シーズンの生ポリオワクチン接種対象者は105万4000人で、うち接種者は70万8000人。接種率は67.2%となった(p1参照)。・・・
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2012年11月01日(木)
[診療報酬] 超急性期脳卒中加算、脳卒中発症後4.5時間まで算定可に
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厚生労働省は11月1日に、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」の一部改正に関する通知を発出した。
これは、平成24年度診療報酬改定の、いわゆる解釈通知「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(24年3月5日付、保医発0305第1号)の一部を改正するもの。
まず、A205-2【超急性期脳卒中加算】の算定要件のうち、これまで「(脳卒中)発症後3時間以内に、組織プラスミノ・・・
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2012年11月01日(木)
[診療報酬] 診療終了後の業務では、病理診断を専ら担当する医師に該当せず
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厚生労働省は11月1日に、疑義解釈資料の送付(その10)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)病理診断(2)障害者施設における給付調整(3)歯科報酬―についてQ&Aを掲載している。
まず(1)の病理診断では、「病理診断を専ら担当する医師」に「細胞診を専ら担当する医師」は含まれるが、「日中は診療を行い、診療終了後に病理診断や細胞診を行う医師」は含まない、ことを明らかにしている(p2参照)。
また、医師・・・
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2012年10月31日(水)
[材料価格] 医療機器の保険適用通知、製品コードなどを一部訂正
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厚生労働省は10月31日に、「医療機器の保険適用について」の一部訂正に関する事務連絡を行った。
今回は、9月28日付の通知「医療機器の保険適用について」(保医発0928第2号)の一部を訂正している。
この通知で区分B(個別評価:個別の材料価格を評価している)に区分された、日本ストライカー社の『ドールマイルズ ケーブルシステム』の製品コード訂正と、テルモ・クリニカルサプライ社の『ファンサックIV』の償還価格の訂・・・
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