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2010年10月13日(水)
[介護] 介護福祉士によるたん吸引等、まず一般介護職員と同要件での実施か
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厚生労働省が10月12日に開催した、今後の介護人材養成の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、介護福祉士によるたんの吸引等について議論を行った。
介護福祉士によるたんの吸引等の実施に関する論点として、大きく(1)介護福祉士資格におけるたんの吸引等の位置づけ(2)介護福祉士が実施できるたんの吸引等の範囲・条件―の2点が示された。(1)では、養成カリキュラムの中にたんの吸引等を位置づけることや、有・・・
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2010年10月08日(金)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比195億円増の3547億円
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厚生労働省は10月8日に、平成22年6月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年6月の協会けんぽ加入者数は3493万人で、前月よりも1万人増加。一方、平均標準報酬月額は前月より540円減少し、27万4207円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より253億円増加して4613億円。内訳は入院1288億円、入院外1895億円、歯科537億円、調剤752億円、訪問看護5億円などとなっている。これを給付費ベースで見ると・・・
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2010年10月07日(木)
[看護] 看護学基礎カリキュラム(案)について最終議論、近く大学に周知
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文部科学省が10月7日に開催した、大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、「看護学基礎カリキュラム(案)」(p21~p31参照)が提示され、それに基づき議論を行った。
カリキュラム案では、看護実践能力について、大きく(1)ヒューマンケアの基本に関する実践能力(2)根拠に基づき看護を計画的に展開する実践能力(3)特定の健康課題に対応する実践能力(4)ケア環境とチーム体制整・・・
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2010年10月06日(水)
[チーム医療] チーム医療推進のための看護業務、当面の検討方針示す
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厚生労働省が10月6日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、当面の検討の進め方について議論した。
今後は、本年7月から9月にかけて実施した「看護業務実態調査」の結果を基礎資料として、チーム医療を推進するための看護業務の在り方を検討する。また、看護師の業務範囲については、「看護業務実態調査」において、「今後、看護師の実施が可能」との回答が一定程度得・・・
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2010年10月05日(火)
[看護] 在宅患者支援推進のため、看護外来相談開設に向けた研修 東京都
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東京都は10月5日に、看護師や医師を対象に、看護外来相談の開設に向けた研修事業を行うことを公表した。
看護外来とは、通常の外来を受診した後、医師の治療方針に基づき、患者の日常生活・治療・療養について生活全般のケアや情報提供を行う、看護師による専門相談のこと。地域における在宅療養患者の支援を推進するとともに、医師との効果的・機能的な役割分担を明確化したうえで、専門的な看護の実践による看護職員の資質向・・・
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2010年10月04日(月)
[医療費] 平成22年5月の医療費、対前年度比4.0%増
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厚生労働省はこのほど、最近の医療費の動向(概算医療費)の平成22年4月~5月号を発表した。
平成22年5月の医療費は、前年同月に比べて4.0%増加。これを制度別に見てみると、被用者保険全体では3.8%増(本人2.4%増、家族5.4%増)、国保では1.9%増、公費負担分は8.5%増となっている(p3参照)。
種類別に見ると、診療費は4.4%増(入院7.5%増、入院外1.9%増、歯科1.5%増)、調剤2.0%増、入院時食事1.4%増、訪・・・
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2010年10月04日(月)
[看護] 保健師教育WGなどが検討内容報告、指導要領改訂案など提示
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厚生労働省が10月4日に開催した、看護教育の内容と方法に関する検討会で配付された資料。この日は、検討会としての第一次報告書について、厚労省当局の示した骨子案に基づいて議論を行ったほか、保健師教育と助産師教育に関する各ワーキンググループから報告を受けた。
骨子案では、報告書を(1)保健師・助産師教育の現状と課題(2)保健師・助産師教育の改正(3)今後の課題―の3部構成とすることを提案。メインとなる(2)の・・・
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2010年10月01日(金)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比87億円減の3352億円
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厚生労働省は10月1日に、平成22年5月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年5月の協会けんぽ加入者数は3492万人で、前月よりも2万人減少。一方、平均標準報酬月額は前月より587円減少し、27万4747円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より123億円減少して4360億円。内訳は入院1239億円、入院外1786億円、歯科479億円、調剤721億円、訪問看護5億円などとなっている。これを給付費ベースで見ると・・・
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2010年09月30日(木)
[チーム医療] 特定看護師養成調査試行事業に、11大学院1研修機関を指定
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厚生労働省は9月30日に、「平成22年度特定看護師(仮称)養成調査試行事業」の指定について公表した。特定看護師(仮称)とは、「チーム医療の推進に関する検討会」報告書において、専門的な臨床実践能力を有する看護師が、医師の指示(場面によっては「包括的指示」)を受けて、従来一般的には看護師が実施できないと理解されてきた医行為を幅広く実施できるようにするために構築する新たな枠組みである(p1参照)。
今般・・・
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2010年09月28日(火)
[在宅医療] 大田区など3地域で「在宅医療連携調整窓口」モデル事業実施
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東京都は9月28日に、「病院と在宅医療を円滑に繋ぐための新たな取組」として、都内3地域で「在宅医療連携調整窓口」設置のモデル事業を新たに展開することを明らかにした。これは、都民が退院時に病院から在宅医療へ円滑に移行することができ、安心して在宅医療を継続することができるようにするためのもの(p1参照)。
東京都では、これまで在宅医療ネットワーク推進事業、在宅医療拠点病院モデル事業等のモデル事業を行・・・
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2010年09月27日(月)
[介護] 平成24年4月オープンの都内初の介護保険施設整備へ 日赤
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日本赤十字社は9月27日に、(仮称)日本赤十字社総合福祉センターの起工式を行うことを明らかにした。このセンターは、日赤が、東京都渋谷区広尾地区に建設する都内初の介護保険施設。総事業費約53億円で、平成24年4月からの開設・オープンを目指している。
具体的には、(1)介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)110床等(2)認知症高齢者グループホーム18床(3)障害者生活支援施設11床(4)介護老人保健施設90床等(5)・・・
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2010年09月27日(月)
[チーム医療] 看護師・医師とも、動脈ライン採血等は看護師の業務と考える
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厚生労働省が9月27日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、看護業務実態調査の結果が報告された。
看護業務実態調査は、特定看護師(仮称)が実施できる医行為の範囲を確定するために、(1)現在、看護師が実態に行っている医行為(2)将来的に、一般の看護師が実施可能と考えられる医行為(3)特定看護師(仮称)が実施可能と考えられる医行為―についてアンケート調・・・
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2010年09月22日(水)
[医療施設] 施設総数は増加するも、病院数・病床数は減少 医療施設調査
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厚生労働省は9月22日に、平成21年度の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」を公表した。
平成21年10月1日現在、全国の医療施設は17万8675施設で、そのうち活動中の施設は17万6471施設で昨年より815施設増加している。このうち、一般病院は7655施設で前年に比べ59施設減少、うち療養病床を有する病院は4021施設で46施設減少していた(p6参照)。
一般病院において小児科を標榜する施設は2853施設(一般病院総・・・
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2010年09月21日(火)
[介護] 一部ユニット型廃止、特養では看護職員も従来・ユニットの兼務不可
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厚生労働省が9月21日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日も、前回に引き続き一部ユニット型施設について議論を行った。
一部ユニット型施設については、「平成15年4月以降の建築は認められていないが、一部で指定が行われていた」「介護報酬の過払いが行われていた」という問題が発覚し、前回の分科会で厚労省当局から(1)一部ユニット型を廃止し、従来型とユニット型で別個に指定する(2・・・
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2010年09月15日(水)
[医療安全] 清拭用タオルによる熱傷、防止策を報告 医療機能評価機構
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報(9/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
2007年からこれまで、清拭の際、ビニール袋に準備した熱いタオルが患者の身体にあたり、熱傷をきたした事例が4件報告されている。資料では、具体的な事例として、看護師が、患者の右大腿部付近にビニール袋に入れた清拭用タオルを置き、背部清拭のため患者を右側臥位にしたところ、清拭中、患者から・・・
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2010年09月13日(月)
[痛み] 痛みによる患者の精神的負担や社会的損失を軽減する医療体制整備を
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厚生労働省は9月13日に、今後の慢性の痛み対策について(提言)を公表した。これは、平成21年12月より「慢性の痛みに関する検討会」において行ってきた議論をとりまとめたもの。
提言は、(1)慢性の痛みに関する現状(p3参照)(2)慢性の痛みの医療をとりまく課題(p3~p5参照)(3)今後、必要とされる対策(p5~p7参照)(4)まとめ(p7参照)―という構成。
特に、今後、必要とされる対策については、(1)・・・
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2010年09月10日(金)
[経済対策] 訪看ステーションの人員基準等、22年度中に見直しも 内閣府
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内閣府は9月10日に、新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策~円高、デフレへの緊急対応~を発表した。
本対策は、8月30日に発表された経済対策の基本方針を肉付け、具体化したもので、(1)「円高・デフレに対する緊急的な対応」「今後の景気・雇用動向を踏まえた機動的対応」「平成23年度の新成長戦略本格実施」という時間軸を考慮した3段構えの対応(2)雇用を機軸とした経済成長の実現(3)財政と規制・制度改革の両面の・・・
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2010年09月09日(木)
[看護] 看護大学へのモデル・コア・カリ導入で、調査班が進捗状況報告
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文部科学省が9月9日に開催した、大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会で配付された資料。この日も前回に引き続き、新たな看護学基礎カリキュラムについて議論が行われた。
資料では、(1)看護大学におけるモデル・コア・カリキュラム導入に関する調査研究班の進捗状況報告(p3~p19参照)(2)大学院における看護系高度専門職業人養成の在り方に関する論点・意見(p21~p24参照)(3)修士課程における高度・・・
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2010年09月09日(木)
[医療サービス] 国際医療交流で、10月にも医療滞在ビザ設置へ 内閣官房
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内閣官房が9月9日に開催した、新成長戦略実現会議の初会合で配付された資料。本会議は、新成長戦略の実現を推進・加速するために開催され、内閣総理大臣が議長を務める。
この日は、新成長戦略の目標・スケジュールを確認するとともに、経済対策について議論を行った。
平成22年度における新成長戦略施策のスケジュールを見てみると、「医療の実用化促進のための医療機関の選定制度等」については、10月下旬から10前後のコン・・・
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2010年09月08日(水)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比230億円減の3439億円
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厚生労働省は9月8日に、平成22年4月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年4月の協会けんぽ加入者数は3494万人で、前月よりも11万人増加。一方、平均標準報酬月額は前月より1558円減少し、27万5334円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より290億円減少して4483億円。内訳は入院1205億円、入院外1847億円、歯科510億円、調剤786億円、訪問看護4億円などとなっている。これを給付費ベースで見る・・・
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2010年09月08日(水)
[診療報酬] 既存薬配合剤の投薬期間制限、個別判断の方向へ 中医協総会
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厚生労働省が9月8日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、今後の議論の進め方や、新薬の収載等などについて議論を行った。
今後の進め方については、(1)初再診料や外来管理加算、入院基本料等(2)医療と介護の連携、訪問看護、慢性期入院医療(3)勤務医の負担軽減―の3項目を優先的に議論していくことが確認された。ただし、(1)の初再診料等の基本料については、支払(1号)側と診療(2号)側で議論の方向・・・
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2010年09月06日(月)
[介護保険] 一部ユニット型廃止し、従来型部分とユニット型部分を別施設に
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厚生労働省が9月6日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日も前回に引き続き、一部ユニット型施設について議論を行った。
一部ユニット型施設とは、従来型(相部屋)とユニット型(個室)が混在している介護施設だ。厚労省では、平成15年4月1日以降に建築された施設については一部ユニット型を認めていない。したがってユニット型部分についても低い介護報酬算定しかできないが、一部ではこれ・・・
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2010年08月31日(火)
[チーム医療] 特定看護師(仮称)調査試行事業、新たに1大学指定 厚労省
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厚生労働省は8月31日に、平成22年度特定看護師(仮称)養成調査試行事業(修士課程)の指定について公表した。
厚労省は、平成22年6月から8月末日まで、当該調査試行事業の申請を受付けていた。今回、8月11日に申請があった、熊本大学大学院保健学教育部(熊本県熊本市)の1件を指定したと報告している(p2参照)。なお、修士および研修課程の調査施行事業の実施期間は、平成23年3月までとされているが、実施状況などによ・・・
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2010年08月30日(月)
[介護保険] 要介護認定の簡素化や有効期間延長を論点として提示 厚労省
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厚生労働省が8月30日に開催した、社会保障審議会の介護保険部会で配付された資料。この日は、前回に引き続き、在宅・地域密着サービスにおける給付の在り方、とくに、認知症高齢者への支援、要介護認定、ケアマネジャーについて集中的な議論を行った。
認知症高齢者は増加の一途をたどっており、平成20年にはアルツハイマー病患者24万人、血管性および詳細不明の認知症患者14万3000人の合計34万3000人が認知症であると推計され・・・
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2010年08月26日(木)
[23年度予算] 看護職員対策、チーム医療の総合的な推進に17億5千万円を計上
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厚生労働省は8月26日に、平成23年度看護職員確保対策予算(概算要求)の概要を公表した。
それによると、平成23年度の看護職員確保対策予算は、対前年度比99.9%の101.0億円となっている。資質の向上では、チーム医療の総合的な推進のため、17億5000万円を計上。このうち、元気な日本復活特別枠で「チーム医療実証事業」を行うという。また、新人看護職員研修事業については、13億300万円を投じ拡充を図る考えだ。このほか、離・・・
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