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ヒアリング資料7 一般社団法人 全国重症心身障害日中活動支援協議会 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34279.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第31回 7/25)《厚生労働省》
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現場で工夫している事例(アンケートより抜粋)
視点1
より質の高いサービスを提供していく上での課題及び対処方策・評価方法(現場の事業所等にお
ける支援の実態や効果を踏まえて)
虐待防止や人権尊重という観点から職場内のでの定期的な委員会の開催や会議内での話し合いを実施
している。具体的な事例を取り上げ、一つひとつディスカッションし、職員それぞれの意見を汲み取って行
くことが重要であると考えている。そして、利用者に還元できるように実際の支援を提供していくことが目
標であり課題である。
現場は、マンパワーの不足が常態化しつつある。業務効率化の話し合いをくりかえして行い、利用者への
処遇を落とさずに、業務効率化する方法を話し合い、業務改善に取り組んでいる。その日、その日の出勤
者数に合わせて、療育活動の内容ややり方を調整し、安全な関わりが維持できるようにしている。
送迎も入浴もほぼ全員に提供しているため、高い人件費とイニシアルコスト・ランニングコストがかかって
いる。昨年度から光熱費を一部負担(入浴1回につき150円)していただいているが、10年目で特浴の部
品交換や修理費が発生しはじめ、全体的には大きな赤字となってる。保護者の希望は入浴が最優先、次
に送迎である。入浴は利用者さんが最もリラックスできる時間であり、全身の観察には欠かせないケアで
ある。制度として生活介護における特浴の入浴に関して考えていただきたい。
職場の雰囲気が良くなることで各職員の意欲や自発性が発揮され、楽しく支援にあたることが、結果とし
て質の向上につながると考えている。新年度で新たな職員体制になったことを機会と捉え、一定の期間を
設け支援内容や居室環境等を職員の意見を基に見直しを図った。期間終了時に各職員から話を聞くと、
「事業所を良くしようと、全員が1つのことに向かって検討でき良かった」 との声が聞かれ、職場内の雰囲
気が改善された。スキルアップに直結する、研修等への参加も自発的に聞かれるようになり、意欲の向上
を感じている。

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