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ヒアリング資料7 一般社団法人 全国重症心身障害日中活動支援協議会 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34279.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第31回 7/25)《厚生労働省》
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現場で工夫している事例(アンケートより抜粋)
視点1
より質の高いサービスを提供していく上での課題及び対処方策・評価方法(現場の事業所等にお
ける支援の実態や効果を踏まえて)
活動の提供時間自体が少なくなっている(医療対応・入浴など)状況にあり、活動項目(運動、制作、心安、
生活、音楽、遊楽)を決めて、月案を立てて、コマごとに提供してきたが、現状できなくなり、職員数や利用
者の登園数や体調に合わせて提供するようにしている。職員離職など安定しない状況ではあるが利用者
の体調・心情に合わせた提供はできるようになった。ただ、活動自体がほぼ提供できない日も増えている。
リフト機器、ミスト浴槽、特殊浴槽などの介護機器や、電子カルテシステム、セントラルモニター、CTやX線
透視機などの医療機器は、業務の効率化に資するとともに、安全で快適なサービスを提供するうえで、不
可欠な機材であるが、いずれも高額であり、導入のハードルは高い。
他事業所や保育・活動の最近の動向を知らなければ、今の時代に合った支援に繋がりにくいと考える。当
施設では、外部施設への研修を実施しているとともに、多職種(リハ職など)とともに、利用者の評価をし
ている。
居宅介護事業所、訪問看護事業所が閉鎖や撤退となり、事業所内での生活介護事業利用者の入浴の深
刻なニーズが高まるという課題があったが、通園センターでは日課の見直しや浴槽の購入を行ない、入
浴サービスの提供数が増えた。(逆に、活動の充実という面で難しいことも増えた)
個々の利用者の問題点(咀嚼嚥下の機能低下・車椅子座位時の姿勢・側弯の進行防止・立位時の支持
力低下・自発的動作の促しによる過剰介助の見直し・児童の性の芽生えに対する性教育)等についてス
タッフ間で情報交換を行いながら、個々の利用者に合った介助・支援方法を考え、工夫し、評価を行い改
善に繋がった。また新型コロナウイルス感染拡大の対策として送迎車内人数調整等の見直しを行った。
重症児の意思決定支援についての基本的な研修を受けたり、重症児のポジショニング呼吸器ケア、口腔
ケアについてのオンライン研修なども充実しているため研修の受講を勧め、支援の質の向上を図っている。

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