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ヒアリング資料7 一般社団法人 全国重症心身障害日中活動支援協議会 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34279.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第31回 7/25)《厚生労働省》
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現場で工夫している事例(アンケートより抜粋)
視点2
地域において、利用者が個々のニーズに応じたサービスの提供を受けられるようにするための、
質の高い人材の確保を含めたサービス提供体制の確保に向けた課題及び対処方法(質の高い
人材を確保するための工夫など)
資格に関係なく、ご家族が行う、利用者個々の特殊的な支援を行える人材を育成していくシステムを構築していく
必要性がある。例として、医療的ケア(経管栄養、サクション、浣腸等)には医療従事者の支援が責務であるが、
在宅の利用者は、無資格のご家族が日常の医療的支援を担っている現状を踏まえ、福祉関係の場においても、
利用者との関係が密な場合に特化した柔軟に支援が行える方法を考えていく事で、隠れた人材の確保もできる
のではないかと考えている。(無資格だが、自分の子供で医療的ケアの支援を担っていたなど)
質の高い人材を計画的に確保する方法はわかりかねる。また働く理由も千差万別で、利用所の生活の質の向上
を目指して働く人材もマイノリティになってきているように感じる。それでも何らかの縁で一緒に働くことができてい
るので、この仕事のやりがいや、楽しさを伝える努力をすることで、少しでも高い意識をもって働けるように成長し
てもらいたいと思っている。
質の高い人材を確保したいが希望者がいない。福祉を志す学生だけでなく幅広くPRして知ってもらう取り組みを
行ない法人として安定して人材を確保出来るようになると良い。
丁寧な引継ぎと事前に計画を立て、やりたいことを現状の職員数でどうすれば取り組めるのかを創意工夫し検討
する。また必要に応じて専門職にも相談する。しかし定められている人員配置通りの職員数では限界があり、引
継ぎを行いながら現場に入ることが難しい現状もある。
質の高い人材を確保することはとても大きな課題で、知恵を絞っても解決に至らず苦慮している。次世代のスタッ
フ集めが急務である。SNS等を活用しながら楽しい職場やりがいのある職場をアピール中。
在宅で生活する重症心身障害の方が、自らのニーズに合ったサービスの提供を受けるには、事業所不足という課題があ
る。しかし、中には居宅介護付き障がい者向け賃貸住宅に移り、自分の時間でサービスを活用し、豊かな暮らしを地域で
楽しむ方もいる。このことは、障がい者の自立に必要な制度と運営する人材、福祉資源が整ったためである。このような利
用者のニーズに応える喜びは、質の高いサービスと人材確保に繋がると思う。

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