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ヒアリング資料7 一般社団法人 全国重症心身障害日中活動支援協議会 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34279.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第31回 7/25)《厚生労働省》
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現場で工夫している事例(アンケートより抜粋)
視点4
業務の負担軽減・効率化に向けた課題及び対処方策(ICT活用など)
事務作業(毎月の支援の個人記録)への負担が大きく、課題となっていた。それらの書類が、監査対象となる欠
かせないものなのか上司に助言をもらい、見直しを図る。また、様式や提出時期を変更し、効率的かつ計画の内
容が現場職員にも理解できる内容とした。「記録が楽になった」との声が多く聞かれている。ICTの導入は行って
いないが、職場内でコミュニケーションをとり意見を取り入れながら見直しを図れたことで、記録への負担感は大
きく軽減されている。
電子管理システムをまだ導入できていない。様々なシステムを検討したがどこのシステムがよいか決めるのが難
しい。それぞれに良し悪しがある。またご家族との連絡システムも導入したいがご家族がスマートフォンを持って
いない方もいるので導入が難しい事情もある。ある程度のもので妥協したらよいと考えるが導入・継続使用も経
費がかかるため、ほとんどの業務を電子管理に移行できるものを求めてしまう。 LINEなどSNSが容易ではある
がセキュリティの問題で使用できない。可能な限り安価で使用しやすいシステムがあればと考えてしまう。厚労省
などで統一システムを提供してもらえると有難い。請求手続きなども楽になると考える。また各自治体によっても
事務手続きに差異があるものが多く、各自治体に合わせるのが大変。内容は大差ないがサービス受給者証にし
ても各自治体で違いがある。統一できるものは統一して欲しい。運転免許証や保険証などは統一されているのに
なぜなのかと思ってしまう。
事業所内の全ての居室、浴室、トイレ、廊下に天井走行リフトを設置し、職員の負担軽減を図っている。約3割の
ベッドにベッドサイドモニター、発信機を設置し、健康管理の合理化を図っている。電子カルテシステムを導入する
ことで、利用者情報の共有を図り、多職種の相互連携を推進している。ポータブル運用が可能な臥位式の全脊
髄X線撮影機を導入し、ベッドサイドでの撮影を容易にしている。
活動の内容から準備・当日の役割までをマネージメントする人を一人作ることによって、業務の分担がはっきりし、
結果的には効率が良くなっていると思う。
各種研修について、配信型の研修を多く利用したことにより、遠方の出張に行くことが難しい子育て世代の職員
の参加が可能となり、職員の支援力向上に役立った。

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