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資料1 後発医薬品産業の現状等について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34511.html
出典情報 後発医薬品の安定供給等の実現に向けた 産業構造のあり方に関する検討会(第1回 7/31)《厚生労働省》
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令和5年2月15日 第9回「医薬
品の迅速・安定供給実現に向けた総
合対策に関する有識者検討会」資料

①企業・品目数過多

• 後発品を巡る諸課題については、制度特性や流通慣行等による要因が絡み合い品目の多さや低収益を導くという
構造になっていると考えられる。
• また、低収益を補うため新規収載品を上市することで、さらなる品目数増加等を生むという負の循環(スパイラ
ル)が発生していると見込まれる。

要因





• 新規収載時の薬価は一定程
度利益を確保できる水準
• 共同開発が可能となり、参
入障壁が低下
• 医療上の必要性の高いもの
は安定供給継続義務有り






• 先発企業の価格戦略により、
特許品は値下げ幅が比較的
小さい
• 医療機関・薬局からの
値引圧力が強い傾向






• 後発品同士は主に価格
による差別化が図られ
ている

発生していると見込まれる事象
• 多くの企業が新規
収載品を上市し、
1社当たりの製造
が多品目となる
• 安定供給義務があ
るため、少量でも
生産しなければな
らない

• 後発品の価格(納
入価)が著しく引
き下がる

• 低価格品目
を多品目・
少量生産と
いった非効
率な生産を
行うことで、
低収益の
経営体制と
なる
• コスト低減
のため、
製造能力の
限界に近い
稼働状態と
なる

• 低収益を補
うために、
新規収載品
を上市する



• その結果、
多品目・
少量生産に
つながる

※以上の図は後発品のビジネスモデルについて議論するために、後発品にまつわる主な事象と当該事象間の因果関係を簡単にまとめたものであり、記載した以外の事象
を要因とするものもある点に留意

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