りも「あり（審査マニュアルがある）」との回答が有意に多かった（χ2＝8.518，df＝2，

p=0.014）。また、短期再請求の際に意見聴取の有無に関して、《継続配置あり群》は《継続
配置なし群》よりも「あり（意見聴取を実施している）
」との回答が有意に多かった（χ2＝
（表 18）
。また、退院請求及び処遇改善請求受理から審査結果通知
6.488，df＝2，p=0.039）
《継続配置あり群》は《継続配置なし群》よりも有意に平均日数が少な
までの平均日数は、
（表 19）
いことも確認された（t＝2.128，p=0.038）。
表 18 事務局における精神保健福祉士の継続的配置の有無による２群間比較
（χ²検定の結果 p＜.05 で有意差の見られた項目のみ）

審査マニュアル
の有無

あり
なし

短期再請求時の
意見聴取
検定：χ²検定

あり
なし

n

全数

継続配置あり群

継続配置なし群

（n=62）

（n=19）

（n=41）

44

18

%
n
%

70.97

94.74

17
27.42

1
5.26

n

28
45.16
34
54.84

13
68.42
6
31.58

%
n
%

χ²

25
＋＋

－－

＋＋
－－

60.98
16
39.02
15
36.59
27
65.85

－－

8.518＊
＋＋

－－

6.488＊
＋＋

＊：p<0.05

＋＋（調整済み残差）＞1.96, －－（調整済み残差）＜1.96

表 19 事務局における精神保健福祉士の継続的配置の有無による２群間比較
（ｔ検定の結果 p＜.05 で有意差の見られた項目のみ）

４）審査会委員のうちの精神保健福祉士の割合の高群 vs 低群の自治体間での比較
審査会の委員のうち、精神保健福祉士の割合（問２）について、全体の平均値（16.98％）
よりも高い自治体（以下、高 MHSW 率群）と平均よりも低い自治体（以下、低 MHSW 率群）
の状況と、審査会の機能等に関する変数との比較を行った。
分析の結果、医療保護入院届等の事前審査に関して、
《高 MHSW 率群》は《低 MHSW 率群》

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