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(資料5-2)「精神医療審査会について」(田村構成員提出資料) (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24234.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第6回 3/3)《厚生労働省》
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表 21 入院者の権利擁護のために取り組んでいること・工夫していること
大項目

中項目

小項目
退院請求・処遇改善請求専用の電話を設置している
時間外は留守電の設定をして、内容が聞き取れれば折り返し架電

ハード面での
工夫

ハード面での工夫

各病院に人権擁護の相談機関、退院等請求機関の電話番号が掲示されているか
を確認
退院請求に係る請求書を市内精神科医療機関に常時配架している

時間外は留守番電話で対応できるようにしている
数年間請求が上がっていない病院を注視している
医療機関情報の共有

課題がある病院からの請求案件については、診療録等の提出命令が可能
なことを審査委員に改めて伝えている
退院等の請求で、電話ができない入院者の場合、事務局が医療機関を訪
問し、請求内容を聴取し受理している

審査前の工夫

日本語の会話や読み書きが困難な入院者による請求への対応方法などを
検討中
個別対応・アウトリーチ 切手が買えない人の場合請求を取りに行く、電話をかけられない人には病
院まで聞きに行く
入院患者や家族から相談があったら制度説明など情報提供をしている
入院患者の訴えについて、病院にも確認を取り、患者への説明(面談)を依
頼している、その結果も確認し、合議体に報告している
記載漏れ等の補記

書類審査にあたっては、事務局が事前に記載漏れなどを医療機関に問い
合わせ、その回答内容を補記して委員による審査を実施している
退院請求の審査結果を早く通知できるように審査委員と協力して対応

審査後の
フォロー

任意入院者から退院請求の入電があった際は病院に報告し、その後の処
遇を確認している。
審査後のフォロー

電話にて相談のあったケース、審査終了したケースはその後の経過を追っ
ている
請求件数が多いが、請求があった場合は迅速に意見聴取を調整し国が定
める1ヶ月以内に処理をしている

丁寧・公正な立場

退院等請求に該当しない相談であってもできる限り丁寧に聞き取り、適切
な相談機関を提示したり、医療機関に対応を依頼したりしている
電話を受けた際、丁寧に話を伺い相談の趣旨を聞き取ること、中立・公正
な立場であることを意識して対応するように心掛けている
意見陳述の機会等、請求者の権利について口頭だけではなく文書でも伝
えている

審査以外での
工夫

積極的に関わる

請求書に記載されていない請求内容についても聞き取りを行い審査に付し
ている
処遇改善請求の範囲を拡大して、あらゆる請求を受理している
退院等請求とは別に「請求に係る意見調書」の提出を持って、追加の意見
を述べる機会を設けている

請求内容以外への対応

処遇改善請求に当たらない内容に関しては、病院のPSWに伝え対応を検
討してもらっている
退院、処遇改善請求以外の相談は病院のPSWに連絡し対応するように伝
える

虐待疑いの事案への対 虐待の疑いがある事案の対応は、国からの事務連絡に基づいて対応して

いる
※小項目は、元データの該当箇所の抜粋(記述が長文となる場合は一部内容を要約)を示している

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