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(資料5-2)「精神医療審査会について」(田村構成員提出資料) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24234.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第6回 3/3)《厚生労働省》
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よりも「あり(事前審査を行っている)
」とする回答が有意に多いことが確認された(χ2=

(表 20)
5.226,df=1,p=0.022)
表 20 審査会委員のうちの精神保健福祉士の割合の高低による2群間比較
(検定の結果 p<.05 で有意差の見られた項目のみ)

医療保護入院届等
の事前審査の有無

n

あり

%
n
%

なし
検定:χ²検定
++(調整済み残差)>1.96,

全数

高MHSW率群

低MHSW率群

(n=62)

(n=31)

(n=31)

31

20

50.00

64.52

31
50.00

11
35.48

χ²

11
++

--

35.48
20
64.52

--

5.226*
++

*:p<0.05
--(調整済み残差)<1.96

3.自由記載内容の分類結果
1)入院者の権利擁護のための取り組み・工夫【問 14】
入院者の権利擁護のために取り組んでいること・工夫していることに関する自由記述で
は 27 自治体から記入があり、そのうち、「特になし」などの具体的な記述のない回答を除
き、分類の対象となった回答は 20 自治体(記入率:32.26%)であった。
記述内容をふまえた分析結果より、26 の小項目、9の中項目、4つの大項目に整理され
。抽出された4つの大項目は以下のとおりである。
た(表 21)
①ハード面での工夫
退院請求・処遇改善請求専用の電話を設置していることや、時間外に留守電の設定をし
ていること、各病院に人権擁護の相談機関、退院等請求機関の電話番号が掲示されている
かを確認していること、退院請求に係る請求書を所管内精神科医療機関に常時配架してい
ることなどのハード面での工夫が挙げられた。
②審査前の工夫
審査前における工夫としては、数年間請求が上がっていない病院を注視したり、課題のあ
る病院からの請求案件では診療録等の提出命令が可能なことを審査委員に改めて伝えてい
るなどの医療機関情報の共有における工夫などが記述されていた。また、電話ができない入
院者の場合に医療機関を訪問し聴取していることや、切手が買えない人の場合に請求書を
取りに行くこと、日本語の会話や読み書きが困難な入院者による請求への対応方法などに
ついても検討していることなどの対象者の個別の状況に応じてアウトリーチ等も行いなが
ら工夫をしているとの記述も複数見られた。また、書類審査にあたって、記載漏れの際に医

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