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06参考資料2_令和6年度以降の新型コロナワクチン接種について(第55回予防接種基本方針部会資料1) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36490.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第57回 11/22)《厚生労働省》
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【2】新たな知見等について

(1)新型コロナウイルス感染症の疫学的状況

新型コロナウイルスの変異の状況
厚生科学審議会感染症部会の議論では、オミクロンXBB系統については、「感染者増加の優位性や免疫逃避に関する知見があるが、
重症度の上昇の兆候は見られず、現時点で他のオミクロンの亜系統と比較して公衆衛生上のリスク増加につながる証拠はない」とさ
れている。
また、EG.5.1について、国立感染症研究所による評価では、「EG.5.1系統とXBB.1系統の抗原性の差を調べたこれまでの報告でも、
確認できた差はわずかである」とされている。
○ XBB系統に関する感染症部会における評価(令和5年4月27日 第75回厚生科学審議会感染症部会 資料1-1)(抜粋)

○ EG.5.1系統に関する国立感染症研究所における評価(令和5年9月7日)
『新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 EG.5.1系統について』(抜粋、下線は事務局において追加)
✓ 発生状況 (前略)EG.5.1系統は55の国と地域から登録されており、中国、米国、日本、韓国、カナダ等のアジアと北米から多く登録
されているほか、欧州でも登録数が増加しており、各国において感染者数増加の優位性がみられている。一方で、これらの国における
SARS-CoV-2感染者数、重症者数、死亡者数の推移は国によって異なり、EG.5.1系統の割合の上昇は感染者数や重症者数の増加には直結
していない。(後略)

✓ 新型コロナウイルスワクチンに関する知見 (前略)XBB.1.5系統対応1価ワクチンを生産、販売しているファイザー社、モデルナ社は
いずれも現在準備中のワクチンにおいて、EG.5系統に対する中和活性を確認したとの報道発表を行った。XBB.1.5系統対応1価ワクチン
による中和抗体は、EG.5.1に対してもXBB.1.5と同程度に効果があることも確認されている。EG.5.1系統とXBB.1系統の抗原性の差を調べ
たこれまでの報告でも、確認できた差は2倍程度とわずかである。(後略)

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